2日目の6月29日は、下諏訪町に行って来ました。
諏訪地方は行った事がなく、宇都宮から下諏訪まで、
4時間位掛かりますが、是非行ってみたいと思っていました。
諏訪と言えば諏訪大社です。
ご承知の方も多いかと思いますが、
諏訪大社は4つの神社に分かれていて、まとめて諏訪大社になっています。
4つを1日で回る方法も考えたのですが、
レンタカーでも借りないと難しそうなので、2回に分ける事にして、
今回は取り合えず諏訪大社の下社の2つの神社に行く事にしました。
残りの上社の2社は茅野市にあります。
下諏訪駅に着いたのが午前11時半過ぎです。
天気は快晴で、日差しが強かったのですが、
湿度が低く、爽やかな風が吹いていました。
諏訪大社と言えば、勇壮な木落しで知られた御柱祭が有名です。
下社に行く途中に見掛けた小さな神社では、
社を4本の柱が取り囲んでいました。
諏訪地方独特の形式なのかも知れません。
最初に行ったのが、室町時代に建設されたと言われている下馬橋です。
下社では、最も古い建造物との事です。
更に下社春宮に行きました。
諏訪大社には本殿がなく、幣殿と拝殿が一体となった構造になっています。
とても立派な建物だと思いました。
更に、大水でも絶対に流されないとの言い伝えのある浮島神社を見て、
万治の石仏に行きました。
岡本太郎が絶賛したとの石仏で、独特の形をしています。
下諏訪では、これをマスコットにしているようで、
駅にもオブジェがありました。
春宮から秋宮に向かいました。
途中、武田信玄が矢に当たらないと信じていたとの言い伝えのある
矢除け石を見ました。
信玄の側室が諏訪氏の娘で勝頼の母親です。
信玄が死亡した後3年間諏訪湖に遺骸を隠したとの話もありますので、
諏訪は信玄の所縁の土地なのでしょう。
歩いていて、途中で諏訪湖のビューポイントがありました。
この辺りで空腹を感じました。
午後1時を回っていましたので、7時間以上食事を摂っていません。
丁度見掛けたカフェに入って、美味しいオムライスを食べました。
更に、諏訪の水が美味しく、
水出しコーヒーも好評との事なのでそれを飲みながら、
ママさんが一人で他にお客もいなかった事もあり、色々話をしました。
窓から心地よい風が入って来て、とてもゆったりとした食事が出来ました。
カフェから春宮に向かいました。
通った道は旧中山道との事で、宿場の雰囲気を残しで整備されていました。
春宮は、秋宮と同じ図面に基づき、
宮大工の2つの流派が競って建設したとの事です。
ほぼ同じデザインでしたが、秋宮の彫刻の方が良いかなぁと思いました。
宿場の中で、本陣の岩波家が公開していました。
入場料800円は、チョッと躊躇ったのですが、思い切って入りました。
そうすると、ジーパン姿の若い女性が出て来ました。
とても綺麗な女性で、諏訪の風のような爽やかな印象の人でした。
建物内を順路に従って見て回り、
座敷に出るととても素晴らしい庭園でした。
そこに、先ほどの女性が抹茶を点てて持って来てくれました。
お菓子は、本当に小さな金平糖です。
噛んでみたら芳醇な果物の味がして、とても美味しかったです。
800円は、決して高くはなかったです。
下諏訪に来て本当に良かったと感じました。
その後、町でやっている宿場街道資料館を覗いて下諏訪駅に戻りました。
中央線が遅れているとの事で、少しハラハラしましたが、
最後は予定した東北新幹線に間に合い予定通り帰って来る事が出来ました。
写真をアップしましたので、宜しければご覧下さい。
https://photozou.jp/photo/album/2882708