天然居士の独り言

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ビリー・ザ・キッド・・・

2021年08月30日 18時22分35秒 | 日記
 昨夜、ネットのニュースを見ていたら、
 「ビリー・ザ・キッドを撃った拳銃、6億円で落札 銃器で史上最高額」との
 AFP=時事の記事がありました。

 ビリー・ザ・キッドはご存知の方も多いかと思いますが、
 西部開拓時代の無法者で、本名はウィリアム・H・ボニーと言われています。
 しかし、これは彼の使っていた偽名の1つで、ヘンリー・アントリムが本当のようです。
 よく21歳で死ぬまでに21人の人を殺害したと言われていますが、
 これはどうも伝説のような感じです。
 1880年12月に友人だった保安官のパット・ギャレットに逮捕されますが、
 1881年4月18日、キッドが刑務所から脱走したため、
 再びギャレットがキッドを追跡して、同年7月14日、射殺されました。
 1882年に保安官の任期を終えたギャレットは牧場を経営しながら、
 キッドの誕生から射殺に至るまでを書いた伝記
 『ビリー・ザ・キッド、真実の生涯』を発刊しています。

 今回のオークションに出品されたのは
 ギャレットがキッドを射殺した銃で、44口径のコルトのリボルバーです。
 落札価格は603万ドル(約6億6000万円)でした。
 これまで、銃器の落札価格としては、
 2002年にイギリスのクリスティーズで落札された、
 ジョージ・ワシントンが独立戦争で携帯していた銃2丁の
 198万ドル(約2億1700万円)だったとの事です。
 今回のオークションには、キッドが脱獄した際に
 保安官補から奪ったショットガンも出品され、
 こちらは約98万ドル(約1億800万円)だったとの事です。

 キッドは、後世に、弱きを助け、強きをくじく義賊として描かれ、
 映画では、1958年のポール・ニューマン主演の「左ききの拳銃」や、
 1988年のエミリオ・エステべス主演の「ヤングガン」など多数あります。
 こうした事や、やはり21歳の若さで死亡した事などから人気があるのでしょう。

 ビリー・ザ・キッドで検索すると、彼の写真が出て来ます。
 右手にウィンチェスター銃を持ち、左に拳銃があるので左ききと言われていますが、
 この写真は裏焼きされていて左右逆だとの説もあるようです。
 射殺された時、キッドは銃を持っていなかったとの説もありますが、
 ギャレットの上記著作では、当然ですが銃を持っていたとされています。
 ニューメキシコ州知事のルー・ウォレスに
 恩赦を求めて送った自筆の手紙等が現存するとの事ですが、
 達筆であり、文体からも一般的な教養は備えていたことが分かるとの事です。
 ちなみに、ルー・ウォレスは、南北戦争当時の北軍の将軍で、
 州知事当時に、後に映画化された「ベン・ハー」を著しています。

 久しぶりにビリー・ザ・キッドの名前を見て、
 昔の映画などを思い出しながら、調べてみました。

コメント
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