今日、オウム真理教の一連の事件で、
死刑判決を受けていた13人の内6人の死刑が執行されました。
今月6日に7人が執行されていて、時間の問題かと思っていましたが、
前回の執行で国際的な批判があった事位では、
次の執行を停める訳にはいかなかったのでしょうね。
改めて日本が野蛮な国だと世界的に宣伝したようなものかも知れません。
現在の死刑制度では、死刑囚に執行が告げられるのは、当日の朝です。
午前7時の起床後、7時25分頃の朝食後各房に戻ります。
そして執行を告げられるのは午前9時で、そこで刑場に連行されます。
従って、朝食は何も分からずに摂る事になります。
執行を告げられると、荷物の片づけや整理なども許されず、
その場で強制的に連行されてしまいます。
執行は、概ね10時位ですから、
執行を告げられて1時間ほどでこの世を去る事になります。
死刑囚にとっては、この午前9時頃の時間帯は極度に緊張を強いられる事になります。
特に各房の通路に刑務官の足音が聞こえるだけで、その極致に至ると言われています。
死刑の執行は、日曜日と祝日、年末年始には行われませんので、
この日だけは、緊張せずに済みます。
かつて、昭和40年代までは、死刑囚が執行を告げられるのは、前日か前々日でした。
死への準備の期間と考えられ、死刑囚の希望する食事をできる限りの範囲で与え、
特別の入浴や親族との面会を許可し、
同囚や宗教教誨師や担当刑務官らを交え「お別れ会」を行うこともあったとの事です。
しかし、1975年10月3日に福岡拘置所で死刑執行当日の朝に、
前日死刑執行を通知されていた死刑囚が
左手首を剃刀で切り付け自殺する事件が発生したため、
それ以降は死刑囚への執行を前日に通知しなくなったと言われています。
予告なしで、執行の1時間前にいきなり通達というこの方法は、
非人道的だとの批判が根強くあります。
今回の6人の死刑囚は、同罪の7人が執行されました。
本来は、同じ罪の執行は同時に行われるのが通例ですが、
物理的な問題もあって、分散されたのだと思います。
6人の死刑囚は前の執行から20日間、どのように過ごしたのでしょう。
当然、自分も執行される事は理解していたでしょうから、
普通の死刑囚よりも緊張を強いられていたような気がします。
今回の執行に関する報道の中には、
「松本元死刑囚の執行がされてから、残された死刑囚のなかには
精神的に不安定だった者もいた」と関係者が語っているとの事もありました。
今回の執行では、林泰男死刑囚が仙台拘置所で、
端本悟死刑囚、豊田亨死刑囚、広瀬健一死刑囚が東京拘置所で、
岡崎一明死刑囚と横山真人死刑囚が名古屋拘置所で執行されています。
多分、それぞれの拘置所の処刑施設は1か所のはずです。
特に東京拘置所では、どのように執行したのか気になります。
執行された後、30分は遺体をそのまま宙釣りして置くと言います。
その後の検視処置等で相当の時間を要すると思います。
それまで、次の死刑囚を待たせていたのでしょうか?
2番目以降の死刑囚に処刑を告げるのはどのようにしたのでしょうか?
更に、執行の床板を落とすボタンは3もしくは5個あって、
それぞれ刑務官が一斉に押す事になっていますが、
どの刑務官が押したボタンが実際に作動したのか分からないようになっています。
それで実際に執行する刑務官の心理的な負担を減らすためです。
担当する刑務官は通院中の者や新婚の者、
妻が妊娠中の者、親族に重篤患者がいる者などは除外されます。
執行担当の刑務官も当日の朝命令されるとの事です。
今日は多くの刑務官も大変だったと思います。
いずれにしても、今回の一連の大量処刑によって、
死刑制度の非人道性が明らかになったような気がします。
改めて、国民的な議論がなされると良いと思っています。
死刑判決を受けていた13人の内6人の死刑が執行されました。
今月6日に7人が執行されていて、時間の問題かと思っていましたが、
前回の執行で国際的な批判があった事位では、
次の執行を停める訳にはいかなかったのでしょうね。
改めて日本が野蛮な国だと世界的に宣伝したようなものかも知れません。
現在の死刑制度では、死刑囚に執行が告げられるのは、当日の朝です。
午前7時の起床後、7時25分頃の朝食後各房に戻ります。
そして執行を告げられるのは午前9時で、そこで刑場に連行されます。
従って、朝食は何も分からずに摂る事になります。
執行を告げられると、荷物の片づけや整理なども許されず、
その場で強制的に連行されてしまいます。
執行は、概ね10時位ですから、
執行を告げられて1時間ほどでこの世を去る事になります。
死刑囚にとっては、この午前9時頃の時間帯は極度に緊張を強いられる事になります。
特に各房の通路に刑務官の足音が聞こえるだけで、その極致に至ると言われています。
死刑の執行は、日曜日と祝日、年末年始には行われませんので、
この日だけは、緊張せずに済みます。
かつて、昭和40年代までは、死刑囚が執行を告げられるのは、前日か前々日でした。
死への準備の期間と考えられ、死刑囚の希望する食事をできる限りの範囲で与え、
特別の入浴や親族との面会を許可し、
同囚や宗教教誨師や担当刑務官らを交え「お別れ会」を行うこともあったとの事です。
しかし、1975年10月3日に福岡拘置所で死刑執行当日の朝に、
前日死刑執行を通知されていた死刑囚が
左手首を剃刀で切り付け自殺する事件が発生したため、
それ以降は死刑囚への執行を前日に通知しなくなったと言われています。
予告なしで、執行の1時間前にいきなり通達というこの方法は、
非人道的だとの批判が根強くあります。
今回の6人の死刑囚は、同罪の7人が執行されました。
本来は、同じ罪の執行は同時に行われるのが通例ですが、
物理的な問題もあって、分散されたのだと思います。
6人の死刑囚は前の執行から20日間、どのように過ごしたのでしょう。
当然、自分も執行される事は理解していたでしょうから、
普通の死刑囚よりも緊張を強いられていたような気がします。
今回の執行に関する報道の中には、
「松本元死刑囚の執行がされてから、残された死刑囚のなかには
精神的に不安定だった者もいた」と関係者が語っているとの事もありました。
今回の執行では、林泰男死刑囚が仙台拘置所で、
端本悟死刑囚、豊田亨死刑囚、広瀬健一死刑囚が東京拘置所で、
岡崎一明死刑囚と横山真人死刑囚が名古屋拘置所で執行されています。
多分、それぞれの拘置所の処刑施設は1か所のはずです。
特に東京拘置所では、どのように執行したのか気になります。
執行された後、30分は遺体をそのまま宙釣りして置くと言います。
その後の検視処置等で相当の時間を要すると思います。
それまで、次の死刑囚を待たせていたのでしょうか?
2番目以降の死刑囚に処刑を告げるのはどのようにしたのでしょうか?
更に、執行の床板を落とすボタンは3もしくは5個あって、
それぞれ刑務官が一斉に押す事になっていますが、
どの刑務官が押したボタンが実際に作動したのか分からないようになっています。
それで実際に執行する刑務官の心理的な負担を減らすためです。
担当する刑務官は通院中の者や新婚の者、
妻が妊娠中の者、親族に重篤患者がいる者などは除外されます。
執行担当の刑務官も当日の朝命令されるとの事です。
今日は多くの刑務官も大変だったと思います。
いずれにしても、今回の一連の大量処刑によって、
死刑制度の非人道性が明らかになったような気がします。
改めて、国民的な議論がなされると良いと思っています。