お気に入り

毎日の暮らしの中にある大好きなもの、こと、出合(会)いなどについての気まま日記

ボンヌママン

2010-04-30 08:40:46 | おいしいモノ
赤いチェックが目印のボンヌママン。
あの可愛いボトルが欲しいためにジャムを買う場合もあるのですが、タルトも出ていました。
最初にラズベリー。
これがおいしかったので、次はレモン。

万人受けのラズベリータルト、ちょっと大人のレモンタルトという感じでしょうか。
酸っぱいレモンは、CCレモン
でも、新緑の気持ちのいい季節にはこの酸っぱさがあってます。
買ったことも作ったこともないけれど、レモンジャムもおいしそうです。
無消毒のレモンを見つけたら、今度作ってみようかな。

誰かのブログに北森鴻に似ているとあった、門井慶喜「天才たちの値段」「天才たちの距離」を読み終える。
本物を見たとき舌に甘みを感じるという天才美術探偵、神永美有。
今では美術大学准教授の佐々木と、突如出現する全身前衛アートの塊イヴォンヌ。
素養がないとこんな謎解き書けないだろうな。
お宝鑑定での知識ほどしか持ち合わせてない私、画集でも開いてみようか。

1Q84

2010-04-28 09:37:20 | 読書
1Q84 BOOK3を読み終わる。
その存在すら忘れていた牛河の自問自答、いわゆるつぶやきは「1Q84をどう読むか」に書かれていた疑問へのまさに答えのようだった。
「海辺のカフカ」読後に感じたもやもやっとした感覚。
分からない世界があるものの、なんとなく理解できるような。
そんな時、誰かの本に村上春樹は理解しようと読んではいけないというようなことが書かれてあり、自分の感じたままでいいのだといたく納得したものだった。
それがBOOK3で・・・変わった。
だから、ストーリーを追っかけ一気に読んだ1・2と違い、前半部分に時間がかかる。

この看護婦さんは、多分天吾のお母さんの生まれ変わりだと思う。
殺したのはNHK集金人のお父さん。
勝手な想像と共に、後半はストーリーが大きく動いていくのでここからはピッチが上がる。
非常におもしろい。
おもしろいんだけど、新たな欲求不満も湧き上がる。
前半明快だった分、それが解消されなかったことにちょっと不満が残る。
あのリトルピープルが作った空気さなぎって?
ともかく、ある程度予想された結果となったよこしまなパラレルワールド1Q84は終わりを告げた。
(BOOK3 終わり)
しかし、この言葉に余韻が残されている気がする。
いつか天吾の小説が作品になるかもしれない。

「1Q84」 村上 春樹




Fire fox

2010-04-26 10:19:40 | Weblog

相変わらずgooメールが表示されない。
IE8をダウンロードしてインストールすれば、「エントリポイントが見つかりません プロシジャエントリポイント・・・」のエラーメッセージが出る。
ならばと、FireFox3.6をインストールして試してみた。が、やっぱり同じだ。
たまる一方のメールで必要なものは、とりあえず他のアドレスに変更。
同じ症状だったYちゃんは、IE7からIE8にバージョンアップして受信できるようになったっていうのに。
使わなきゃいいんだと思いながらも、問題が解決していないからなんかモヤモヤっとした気分だ。
IE6バージョンアップ計画は中止にして、これからはFireFoxを使うことにしよう。
しかし、これもまた問題が。

今書いてるブログのTEXTエディターのどこにも文字を選択するところがない!
デカ文字が変更できない。
そして記事内にリンクの上、□の数が少ない。
・・・使えないなぁ。
どこかで私が間違っているんでしょうか




八畳岩

2010-04-24 18:42:20 | よさこい




柴巻にある巨大岩は、畳み八畳ほどの広さがあるから八畳岩と呼ばれています。
ここで龍馬は田中良助と酒を酌み交わし、何を語らったのだろう。
天気がいいので眺望は素晴らしく、こんな景色を見ていたら気持ちが大らかになるというものだ。



座るのにちょうどいいくぼみ・・・もしかしてここに座っていたかも。
以前はなかった小さな桜の苗木が植えられていました。
名前は、やっぱり「りょうま桜」
昔、遠くから目印になるほどの樹齢何百年の松の木があったそうですが、かわりに大きく育てよ。



ちょうど開館日だったため、田中良助旧邸に上がることができました。



雨漏りがひどく改修されきれいになっていましたが、家紋をあしらった欄間は維新のころのまま。
二両という大金を龍馬に貸した借用証文を形見のつもりで保存していたのか、襖の下張りから偶然見つかった時は、保証人担保なしだったため、真偽の論争が起こったそうです。

周りの景色ものんびりしていて、豊かな気持ちになった一日だった。







¥880

2010-04-22 15:10:51 | 暮らしのモノ
去年出た時、試着して「あら、意外とカッコイイ」
近くにいた女性客からも「シルエットもきれいで似合ってますよ」って言われたのに、後回しにしたばっかりに店頭から消えていました。
入荷予定もないし、サイズが揃わないので中央に集められたとか。
あー、買っておけば良かったイオンの880円ジーンズ・・・
それが、なんと今年復活していました。
ずらっと並んでいる中で、一本だけ見つけたぴったりサイズ。
これがもう履きやすくって、サティになかったサイズがイオンにはあったので、青いほうも追加購入。
最近こればっかり。
ストレッチ素材だから、近場のサイクリングパンツにも使えそうです。

順番がまわってくるまでに「アンダーグランド」「約束された場所で」を読んでみようかと探していたら「1Q84」をどう読むかという本を見つける。
35人それぞれの観点での感想は、村上ワールドを知ることと細かい内容を思い出す手助けとなる。
昨夜読み終え、多数の人が指摘しているこれまでとは明らかに違う(らしい)「1Q84」BOOK3はどう展開するのかと、お昼うだうだ話す。
なんと、予想より一ヶ月も早く「1Q84」BOOK3の順番ですよメールが届いていた。
雨の中、取りに行く




アールグレイ

2010-04-19 14:22:42 | おいしいモノ

誰の本だったかは忘れちゃいましたが、アールグレイで一番のお気に入りはトワイニングのLADY GREYとありました。
フレーバーティーは本来苦手な私ですが、アールグレイは意外と好き。
だからさっそく買ってきたものの、他に色々買い込んでいたため、すっかり存在を忘れていました。
数年はたっている・・・はず。
賞味期限は過ぎちゃった・・・かも。

オレンジとレモンの果皮、そして矢車草の入ったファイン
レディグレイ。
開封すると、ふわっと豊かな香りが。
一口飲んでみると、あー、まだ大丈夫のようです



先日の寒さは和らいでいますが、お天気は下り坂。
雨がしとしと降ってきました。
今日のティータイムは、レディグレイ。

毎週見るテレビ番組「龍馬伝」に、東野圭吾「新参者」が加わった。
弥太郎、ここでも頑張ってます。
おもしろく、加賀恭介の昔の作品「眠れる森」も続けて読んだのに、おぼろげな記憶。
「おもしろいものほど忘れるでぇ。読んでる途中で、これ前に読んだと思い出すも。」
「そ、そう!?」
ま、途中でずるずると記憶がよみがえってくるからよしとしよう







晩夏に捧ぐ

2010-04-17 16:32:29 | 読書
成風堂書店事件メモ、出張編。
「配達あかずきん」「平台がお待ちかね」「サイン会はいかが」は短編集だったが、これは名探偵ぶりをかわれて、信州「宇津木書店」まで出張の長編作品だ。

宇津木書店、通称まるう堂は創業大正十一年の老舗書店だ。そこに幽霊が出る!
しかもその幽霊は、二十七年前に人気作家喜多山成治を斬殺した犯人、住み込みで作家修行していた青年らしい。
彼は服役中二年後に病死している。
幽霊出没と同じ頃、当時の関係者周辺で小さな事件が多発していた。
今、なぜ。

うーむ???
最後までミステリアスなのに、なぜか暖かい空気を感じるのは本屋にまつわる謎だからでしょうか。
現役法学部生と頭はいいのに、信じられないくらい不器用な多絵ちゃんが今回も名探偵ぶりを披露してくれます。
本が大好きな書店員杏子さんの本に対する熱い思いは、一人でお留守番のご褒美が本だったこと、町の図書館の伝記物の棚を全て読んだこと、学校帰りにいつも寄る本屋さん、そんなことを思いださせる。
本って今でもワクワクさせてくれるものだけど、出版業界・本屋さんを取り巻く環境はとても大変な状況にあるのですよね。
全ての業種にいえることだけど、小さな店もみんな仲良く商売が出来ていた時代があったのはほんの少し前のことなのに。
嫌な時代です。

「晩夏に捧ぐ」 大崎 梢





1Q84 BOOK3

2010-04-16 09:33:46 | 読書
日付の変わった午前0時からすごい騒ぎになっていたようだ。
この発売のこと、つい先日Yちゃんから教えてもらった。
やっぱり出るのか「1Q84BOOK3」
さっそく図書館に予約を入れる。
意外にすんなり3番目

これで完結なのかと思っていたら、10-12・・・ということは、BOOK4が年末あたりに出るのかも。
昨年の発売には内容の告知が一切されなかったけれど、今回は色んなところであらすじや人物紹介などされていた。
ウィキペディアには執筆の動機と背景などが出ていた。
うーむ、ちゃんとメッゼージ受け取っていたのか、なかったのか。
どちらかといえば先入観を持って読みたくないほうだから、詳しくは読まないでおこう。
来月末あたりには順番がまわってくるかな。

東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」を早々に読み終えたので返却する。
私の後ろに181人の人たちが待っていると思うと。
今日も寒い。もういらないだろうと思っていたセーターを着込む。


和霊神社

2010-04-14 13:49:21 | よさこい

恥ずかしながら、和霊神社の存在を知ったのはツイッターからでした。
Y氏も、名前は知っているけど場所は知らないという。
近いうちに訪ねてみようと思っていたところ、先月行なわれた脱藩祭の模様が昨夕の地元ニュース枠の「龍馬伝がゆく」でやっていた。
昭和60年3月24日龍馬生誕150年記念行事から行われているという脱藩祭。
ツイッターで尾崎知事が盛り上げたいとつぶやいていましたっけ。
おおよその見当が付いたので、下見にぶらっと出かけてみることにしました。
目指せ神田小学校・・・学校はどこだ。
適当に路地を曲がり、見かけた人に尋ね、山道を間違え



かなり急な石段を登っていくと



1762年に才谷屋先祖が建立した神社がありました。
1862年3月24日、28歳で脱藩を決意した龍馬が坂本家守護神を詣で、ここで水杯をして沢村惣之丞と共に梼原から伊予長浜を目指したのでした。
周りに聳え立つ樹木は、その姿を見ていたのだろうか。
そんなことを考えると、同じ場所に立っていることに感動を覚えます。

高知県立坂本竜馬記念館による龍馬ゆかりの場所によると
「拝殿前の崩れこわれた石籠炉の、嘉永5(1852)年壬子奉納の文字だけが江戸の歴史を今に語っている。」とありました。

両脇にチラッと写っているあれ!
気になりはしたけれど、良く見なかった。
今度はしっかり見てこよう。


狂乱廿四孝

2010-04-13 08:56:53 | 読書
第六回鮎川哲也賞受賞作品。
ずっと気になりながらも時代物はちょっと、と後回しになっていた。
しかし、最後の作品「うさぎ幻化行」を読み終えた後、同じことを考える人がいるものだからと、あわてて図書館へ借りに行く。
書庫の中から出してもらう。
いつ行っても見かけることがなかったはずだ。

明治初期の悲運の女形「田之助」という実在の人物を題材に書かれた梨園ミステリーだ。
一枚の幽霊が語る、長く思い出すだけで憂鬱になる事件。
これが北森さんのデビュー作となるのだけれど、後の作品に続くまさに原点がここにあった。

八丁堀の料亭「八百膳」の献立は、先付けに鯉の肝を薄く煮立てて柚子醤油をかけまわした小鉢、子付に大根おろしに糸のように細く切った沢庵を・・・
シズル感あふれる料理の描写はこの頃からだったのだ。
歌舞伎の知識は皆無、そして特別興味もなかったのに、読んでいくうちに一度は見て見たいものだと思えてくるから、引きずり込み方が上手いねぇ。
選評によると編集者の前歴があるとのことだった。
なるほど。
明治初期の江戸から東京へと激変した混沌とした時代の有様が、ちょうど「龍馬伝」と重なり興味深い。
「新しい時代がどうの、新政府がどうのと高飛車にかまえたところで、結局は強いものが弱いものにとって替わっただけじゃありませんか」
今も何ひとつ変わってないな。

「狂乱廿四孝」 北森 鴻