多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

自動翻訳システム、HPに導入 広島・三原市

2010-08-30 10:23:51 | 多文化共生
(以下、産経新聞から転載)
========================================================
自動翻訳システム、HPに導入 広島・三原市
2010.8.30 03:07

 広島県三原市は、市のホームページ(HP)に自動翻訳システムを導入した。市内在住外国人が母国語のHPを閲覧できるようになった。翻訳言語は英語、中国語、韓国語、ポルトガル語の4カ国語。外国人観光客や市内に住む外国人に、市の情報発信のツールとして導入した。

 対象のページは、市のHPのほか、水道部、教育委員会(市立小、中学校)、防災気象情報、三原観光協会などで、リアルタイムで自動的に翻訳される。

 県内で同様のシステムを導入している自治体で4カ国語は三原市が初めて。

「災害時語学サポーター育成講座 in のと」

2010-08-30 10:22:58 | 多文化共生
(以下、石川県国際交流協会から転載)
========================================================
昨日、「災害時語学サポーター育成講座 in のと」を開催しました。
来週(9月5日)は、石川県中能登町で、県の総合防災訓練に合わせて、実地訓練を開催します。
柴垣もお手伝いしています。ぜひ、ご参加ください。

*********************************************
「災害時語学サポーター育成講座 in のと」開催のお知らせ
* 2010年8月 5日(木) 09:00

言語や文化の違い、また災害経験の少なさから、災害時要援護者となる在住外国人を支援するボランティア育成のため、災害時語学サポーター育成講座を開催します。

日 時
8月29日(日) 10:00 ~ 15:15
9月5日(日) 8:30 ~ 12:00

会 場
8月29日(日) 七尾サンライフプラザ 第24会議室
9月5日(日) 中能登町 鹿西小学校 体育館・グラウンド

講 師
NPO 法人 多文化共生マネージャー全国協議会
柴垣 禎氏

内 容
8月29日(日) 災害時語学サポーター概論、ケーススタディ
        (多言語情報提供訓練(翻訳))
9月5日(日) 災害多言語支援センター設置・運営訓練
        避難所巡回訓練(通訳)
        ※炊き出しも体験できます!

参加対象者
① 日本語のほか外国語で日常会話程度の語学力のある方
② 災害時の外国人支援に関心がある方
※ 両日ともご参加いただける方を優先します。

持ち物
筆記用具 ※動きやすい服装でご参加ください。

詳 細
詳細はちらしをご覧ください。

参加費
無料

予定人数
20名

申込方法
申込書を下記までFAX 又は郵送してください。

申込先
(財) 石川県国際交流協会 事業企画班
〒920-0853 金沢市本町1-5-3
リファーレ3階
FAX:(076)222-5932
TEL:(076)262-5932

主 催
石川県・財団法人石川県国際交流協会

共 催
七尾市・中能登町

協 力
NPO法人 多文化共生マネージャー全国協議会

介護福祉士の資格目指し研修 比人候補生、笑顔で奮闘

2010-08-30 10:22:31 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【北海道】から転載)
========================================================
フォトスクランブル:介護福祉士の資格目指し研修 比人候補生、笑顔で奮闘 /北海道
 ◇余市で研修

 車椅子に乗る入所者を手伝ったり、食事やトイレの介助をしたり……。余市町の介護老人福祉施設「フルーツ・シャトーよいち」では、3年後の介護福祉士の国家試験を目指して奮闘する2人のフィリピン人女性の姿があった。

 2人はシェリル・サンチェズさん(29)とシェラリン・メンドーザさん(24)。介護に携わる人材が将来不足することを想定し、同町の社会福祉法人「よいち福祉会」が昨年、道内で初めて日本とフィリピンによる経済連携協定(EPA)に基づき介護福祉士候補生として受け入れた。

 2人は同法人が運営する「フルーツ・シャトーよいち」の別々の部署で、他のスタッフとともにそれぞれ20人の入所者の面倒を見ている。そんな彼女たちの来日前の最大の心配事は日本語によるコミュニケーションだった。仕事を終えてから毎日4時間の猛勉強を続けた結果、今では入所者にも流ちょうな日本語で話しかけられるようになったが、施設で2人に日本語を教えている阿部珠恵さん(33)は「問題は漢字」と指摘する。

 確かにテキストには「冠状動脈」「虚血性心疾患」など難解な医学用語が並ぶ。今年の看護師の国家試験ではEPAによる初の合格者が出たものの、合格は254人中わずか3人という狭き門だった。9割近い日本人の合格率を考えると、漢字が並ぶ試験問題は外国人受験者にとっていかに難しいかが分かる。

 さらに受験資格に3年の実務経験が必要な介護福祉士の試験では、4年間しか滞在が認められていない彼女たちにとって受験のチャンスは1回のみ。日本人でも合格率が50%程度と、さらなる難関が待ち構えている。

 施設の夏祭りでフィリピンのカキ氷屋台を出したり、一緒に盆踊りをしたりと周囲にすっかり溶け込んでいる2人。入所して2年目になる藤門政子さん(94)は「彼女たちは日本人も見習うべき介護者としての大切な面を持っている。試験に合格してこれからも働いてほしい」と期待を寄せている。【写真・文、木葉健二】

外国語の110番に備え 県警が訓練 通報件数 10年前の3.8倍

2010-08-30 10:22:05 | 多文化共生
(以下、東京新聞【千葉】から転載)
========================================================
外国語の110番に備え 県警が訓練 通報件数 10年前の3.8倍

2010年8月29日

外国人による110番通報の対応訓練で、現場に駆けつけた警察官に被害の様子を伝える女性(中)=浦安市で
写真

 十年前の四倍近くに増えた外国人からの一一〇番に素早く対応するため、県警通信指令課と浦安署は合同で、浦安市のJR舞浜駅などで通報対応訓練を実施、外国語の通報に通訳を介して対処した。

 東京ディズニーリゾート(TDR)に隣接する同駅は外国人の利用客も多い。TDR内に専用劇場があるサーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメンバー二人が、被害者役として訓練に協力した。

 駅前を歩いていた外国人の女性が、後ろから来た自転車の男に、かばんをひったくられ、男はそのまま逃走した-との想定。女性は、すぐに携帯電話で一一〇番。英語で被害を訴えると、県警本部の通訳員が対応した。現場に駆けつけた警察官も英語で、「犯人の服装は」「盗まれたものは何ですか」などと女性から詳しい状況を聴き取った。中国語での通報訓練も行われた。

 県警通信指令課によると、外国語による一一〇番は昨年、千七百六十件に上り、一九九九年と比べ三・八倍に増えている。県警は外国人からの一一〇番に備え、国際捜査課の通訳センターに常駐する通訳員と三者通話ができるシステムを整備しており、今回も、このシステムを駆使した。

 被害者役を務めたメキシコ出身のアラ・オチョアさん(36)は「相手の言っていることも分かりやすかったし、自分の言葉もちゃんと理解してもらえた。これなら、外国人も安心して一一〇番できると思う」と話していた。 (宇田薫)

多文化共生推進センター開設へ 大田区

2010-08-30 10:21:43 | 多文化共生
(以下、産経新聞から転載)
========================================================
多文化共生推進センター開設へ 大田区
2010.8.28 20:10

 113カ国、1万8000人以上の外国人が暮らす東京都大田区は9月1日、同区蒲田の消費者生活センター内に、外国人の生活を支援する拠点「多文化共生推進センター」を開設する。

 英語や中国語が話せる相談員が駐在。子ども手当の申請方法など、生活で分からないことは何でも聞ける相談窓口のほか、日本語教室や通訳派遣などの業務も行う。ほかにも、さまざまな国籍の外国人や区民が楽しく交流できる企画などを実施する。

 また、区は同日、同じ場所に、区内で活動を行う市民団体やNPOなどを総合的に支援する「区民活動支援施設蒲田」もオープンさせる。多文化共生推進センターとあわせて、両施設の愛称は「mics(ミックス)おおた」となる。

通訳ボランティア研修会:「外国人の困らない社会をめざそう」

2010-08-30 10:21:16 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【香川】から転載)
========================================================
通訳ボランティア研修会:「外国人の困らない社会をめざそう」 /香川

 日本語でコミュニケーションをとることが難しい外国人のサポートなどを目的に「通訳等ボランティア研修会」(県国際交流協会主催)が、高松市番町1のアイパル香川であり、ボランティアに新規登録した36人が参加した。

 95年の阪神大震災を機に、災害時の外国人支援の必要性が指摘された。県内でも4年前から通訳ボランティアなどの登録を始め、現在約310人が活動している。

 全体会では多文化共生センター大阪代表理事、田村太郎さん(39)が、災害時のボランティア活動について講演。田村さんは「完ぺきな通訳ではなくても、まず相手を安心させることが大事。多くの経験を通じて外国人の困らない社会を目指してほしい」と話した。

 参加者はこの後、それぞれ登録した通訳、日本語指導、日本文化等理解、国際理解の四つのボランティアに分かれて研修を受けた。

 通訳ボランティアに登録した三木町の消防士、飯田智志さん(30)は「災害救助などで少しでも外国人の不安を取り除きたい」と話していた。【鈴木理之】

不況下に日系人の子どもたち支える 伊那日本語教室 長野

2010-08-30 10:20:50 | 多文化共生
(以下、朝日新聞から転載)
========================================================
不況下に日系人の子どもたち支える 伊那日本語教室 長野

2010年8月28日

写真・不況下に日系人の子どもたち支える 伊那日本語教室 長野生徒の中に入って教える伊那日本語教室の先生=伊那市のデサフィーオ校

 扇風機は二つ回るが、エアコンはない。暑さ厳しい三つの教室に、生徒が着席している。他に幼児の教室もある。

 手描きのイラストを手に、峯岸雅子先生が一人ひとりに尋ねる。「これは?」

 「(切手を)集めます」、「(手を)洗います」。

 語尾がますの「ます形」動詞の次は、語尾を「辞書形」(終止形)に変える練習をする。「うたいます」は「うたう」、「はしります」は「はしる」になると説明すると、「なんで?」と女子生徒。

 峯岸先生はひらがなを白板に書き出し、このグループの動詞の語尾変化を「一つ次の言葉に移します」と説明する。女子生徒はそうか、という表情で納得する。

 菅るみ子先生の教室では、可能の「できます」を教えていた。「アマンダは料理ことができます」と別の女子。「そうかな。ことはverbo(動詞)につけるんだよ」と菅先生。今度は「料理ができます」と正しく答えた。

 ブラジル人学校コレージョ・デサフィーオの伊那市の校舎で、小中学生に相当する生徒に45分2コマの日本語の授業が毎日行われている。生徒は同校と長野日伯学園(箕輪町)の計40人。彼らの日常語はポルトガル語だ。

 上伊那は日系人労働者が多い。だが2008年秋からの世界不況で雇用契約を解除され、帰国や他県に移った日系人が多い。生徒の激減はブラジル人学校の経営を直撃した。デサフィーオ校は日本語授業の休止に追い込まれた。大手ブラジル人学校が撤退した校舎に、残る教員が設立した日伯学園も、経営は不安定だ。

 そこでNPO法人の伊那国際交流協会は、文部科学省が国際移住機関に委託した「定住外国人の子どもの就学支援事業」に目をつけ、受託した。事業の要は日本語教室の運営だ。指導者10人のうち9人が女性で、日本語をボランティアで教えた経歴を持つ。

 教室はまだ4カ月。デ校のユキさん(13)に感想を尋ねると、「漢字と、話すことが難しい。でも教室は楽しい」。ゆっくり答えた。(田中洋一)

 <メモ> 定住外国人の子どもの就学支援事業 元々は不況で学校に通えなくなった外国籍児の支援。孤立を防ぎ、公立校で学べるようにする目的だが、柔軟に運用できる。指導者の謝金などが賄われる。県内では上田市のブラジル人学校も受託している。

日赤千葉支社 海外からの研修生を受け入れ

2010-08-30 10:20:27 | 多文化共生
(以下、産経新聞から転載)
========================================================
日赤千葉支社 海外からの研修生を受け入れ
2010.8.27 21:14
「快適な義足をつくるためには、コミュニケーションが重要」と流暢な日本語で利用者と談笑する金さん(左)=20日、千葉市「快適な義足をつくるためには、コミュニケーションが重要」と流暢な日本語で利用者と談笑する金さん(左)=20日、千葉市

 日本赤十字社千葉県支部(千葉市中央区千葉港)にある義肢製作所ではこの夏、海外からの研修生を長期間受け入れた。製作所がこのような試みを行うのは、昭和27年の開設以来初めて。今回のケースを参考に、今後も機会があれば外国人研修生を受け入れていきたいとしている。

 今回、受け入れたのは韓国の国費研修生、金(キム)知恩(ジウン)さん(20)。韓国再活福祉大学で医療捕装具科を専攻し、障害者福祉論や義肢などの製作技術を学ぶ2年生だ。金さんは家族が交通事故に遭ったことをきっかけに、「福祉の勉強をして、多くの人の役に立ちたいと思うようになった」と5月に来日。6月から製作所で研修を始めた。

 独学で日本語を勉強し、すでに日本語能力試験にも合格している金さんは、製作所を訪れる義肢利用者との会話もスムーズだ。来日するまでは、高い技術を学びたいと思っていた金さんだが、研修で得たものは「利用者の方と十分コミュニケーションをとることが、ぴったりの義肢を作るために欠かせないと知った」と話す。

 義肢を調整する際は、シュッ、シュッと靴が床に擦れる音も聞き漏らさず、装着時の高さや向きなど調節を行う。金さんは「本当に難しい。腰骨の位置の測り方など覚えることは多い」と試行錯誤しながら、注意点などをノートに書き込む。

 身体の一部として使う義肢だからこそ、どこに痛みや違和感があるのか、義肢装具士に遠慮なく伝えられることが重要だが、金さんは「韓国では女性の義肢装具士の数は、男性の3分の1以下と少ない」と説明。「女性利用者の不便をなくして、自分の作った装具や義肢で健康的な生活を送ってもらいたい」と願う。

 金さんはすでに韓国に帰国し、9月から始まる実習に向けて準備を進めている。「製作所で出会った利用者の方の笑顔を忘れずに、初心に戻って勉強します」と決意を語った。

川崎・多文化フィールドワーク 「もっと在日の世界知りたい」

2010-08-30 10:19:58 | 多文化共生
(以下、朝鮮日報から転載)
========================================================
川崎・多文化フィールドワーク 「もっと在日の世界知りたい」

民族教育の歴史について話す金校長

 川崎市の日本学校の学生が夏季の集中授業の一環で行う「多文化フィールドワーク」が10~12日までの3日間にかけて同市内で行われた(主催=相模原青陵高等学校、相模女子大学高等部、横浜修悠館高等学校)。

 今年で3年目になる同講座の今回のテーマは、「朝鮮の文化に触れ、ルーツを知り国際理解を深めていく」ことだ。3校各担当教員(7人)、東京外国語大学学生(4人)、高校生ら(17人)合わせて28人が参加し、東京外国語大学多言語・多文化教育研究センターの木下理仁国際理解教育専門員が指導を行った。

 初日は相模女子大の1室に会場を設け、自己紹介から始まり大学生によるプレゼン「朝鮮半島の歴史」や、映画「まとう」上映会、同映画監督の朴英二さんとのフリーディスカッションが行われた。

 2日目は、川崎朝鮮初級学校を訪れた。夏休み中であいにく児童は不在だったが、教室を見て周った後に金龍権校長の話を聞いた。

 金校長は今年が「韓国併合」100年の年であることに触れ、当時から今日までの在日朝鮮人の歴史について話し、解放後、日本政府の不当な差別と弾圧をはね返しながら、朝鮮学校を自らの手で創立して、民族心を守り抜いた過程について分かりやすく説明した。

説明を聞く高校生たち

 また、「朝鮮人に対する差別撤廃運動に多くの日本の人たちが支援を寄せてくれた。これからも互いにもっと協力し合っていこう」と呼びかけた。

 その後、おおひん地区まちなか交流センターで、川崎ふれあい館の職員・金迅野さんと館長の三浦知人さんがそれぞれ、在日1世のハルモニたちが日本で受けた差別と抑圧の悲惨さについて説明した。

 最終日は2日間で学んだこと、感じたことについてグループ別と全体討論が行われた。

 相模原女子大高等部2年の中込茜さんは「今日まで在日の人たちに関してまったく知らなかったことを、この2日間で少しだが知ることができた。日本学校となんら変わらない学習内容なのにも関わらず、朝鮮学校だけ『無償化』から除外されるのはおかしい」と述べ、さらに在日同胞に対する理解を深めていこうと話し合った。

 東京外国語大学外国語学部で朝鮮語を専攻している2年の宇野洋明さんは、「今回のフィールドワークを通じて初めて知ることが多かった。金校長の話や館長の話などを聞いて、朝鮮人に対する差別がいまだに根強く残っていることを、実感した」と話した。(文と写真・尹梨奈)

[朝鮮新報 2010.8.27]