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外国語の110番に備え 県警が訓練 通報件数 10年前の3.8倍

2010-08-30 10:22:05 | 多文化共生
(以下、東京新聞【千葉】から転載)
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外国語の110番に備え 県警が訓練 通報件数 10年前の3.8倍

2010年8月29日

外国人による110番通報の対応訓練で、現場に駆けつけた警察官に被害の様子を伝える女性(中)=浦安市で
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 十年前の四倍近くに増えた外国人からの一一〇番に素早く対応するため、県警通信指令課と浦安署は合同で、浦安市のJR舞浜駅などで通報対応訓練を実施、外国語の通報に通訳を介して対処した。

 東京ディズニーリゾート(TDR)に隣接する同駅は外国人の利用客も多い。TDR内に専用劇場があるサーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメンバー二人が、被害者役として訓練に協力した。

 駅前を歩いていた外国人の女性が、後ろから来た自転車の男に、かばんをひったくられ、男はそのまま逃走した-との想定。女性は、すぐに携帯電話で一一〇番。英語で被害を訴えると、県警本部の通訳員が対応した。現場に駆けつけた警察官も英語で、「犯人の服装は」「盗まれたものは何ですか」などと女性から詳しい状況を聴き取った。中国語での通報訓練も行われた。

 県警通信指令課によると、外国語による一一〇番は昨年、千七百六十件に上り、一九九九年と比べ三・八倍に増えている。県警は外国人からの一一〇番に備え、国際捜査課の通訳センターに常駐する通訳員と三者通話ができるシステムを整備しており、今回も、このシステムを駆使した。

 被害者役を務めたメキシコ出身のアラ・オチョアさん(36)は「相手の言っていることも分かりやすかったし、自分の言葉もちゃんと理解してもらえた。これなら、外国人も安心して一一〇番できると思う」と話していた。 (宇田薫)

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