鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1527回】 準備を万全に

2015年03月07日 | 住宅コンサルタントとして
ちょっと頭の回転が良く、ちょっと口が立つタイプのビジネスパーソンは、
いろんなことがあっても、その口のうまさでその場を乗り越えることができるかもしれません。

ただ、これはかなり危険な状況で、
お客様のレベルが上がり、本質を見抜く目をお持ちのお客様だと
こういう小手先のビジネスパーソンは相手にされなくなります。

基本的に自分よりレベルの高いお客様は、
一瞬にして全てを見抜くと思っておいた方が良いかと思います。

いつも準備不足で、その至らなさを小手先のトークで交わすような、
小者の人間が行なうことを若いうちからやらない方が、将来大成します。

一組のお客様に対し、どこまで万全な準備ができるか?

今回の商談で、我が社が提案したことに対し、
お客様はどんな部分に疑問や不安を感じ、
どういう資料を用意しておけば、それらの疑問や不安を解消することができるか?

そこが非常に大切なのではないかと思います。

不器用だけれども真面目なビジネスパーソンほど、口が上手ではありませんから
しっかりとした準備をされるケースが多いような気がします。

そうした姿勢が、レベルの高いお客様のハートを掴むのでしょう。

逆に器用で頭の回転が早いタイプの営業マンは、
口の上手さで何とでもその場を乗り切るのですが、
それはあくまでもレベルが自分より下のお客様にしか通用しないのです。

こういうタイプはいつか、必ず頭打ちになります。

ちょっと鈍臭いけれども、商談前に真面目にコツコツと準備をする。
こういう営業さんが、結局のところ大成するのです。

口が上手で頭の回転がちょっと早い、小利口なビジネスパーソンほど、
注意しなくてはなりません。

商談前の準備。
万全にしたいものですね。
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