鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4641回】 ようやく、実力通りの結果となってきた

2023年09月14日 | 住宅コンサルタントとして

日本全国のいろんな住宅会社の調査を

10年以上にわたり、コツコツとやっています。

 

そんな中、個人的に「この住宅会社、クソやん」と思っていた、

とある県のナンバー1会社。

 

営業マンの対応、見学会場のひどさ、

更には上司が部下の接客を監視していて、

こちらの接客中に担当営業マンを呼び、

お客様の目の前で注意するという、

もう最低な上司(おそらく営業の偉いさん)もいたりと、

まあ接客面は本当にひどかったのです。

 

更にHPに「全てコミコミ」と書かれているのに、

実際に見学会場に行って価格を訊くと

その金額では無理、という嘘八百の発信をしている、

というひどさ。

 

更にはいろんなルートから入ってくる情報は、

とにかく現場がひどすぎるというもの。

 

基礎断熱を採用し、基礎の中の空気を室内と循環させるのに、

防蟻剤を一般的な薬品系の防蟻剤を使っていた、ということも

耳にしたこともありますし、

とにかく施工がひどい、監督が定着しないなど、

住宅会社としてクズのレベル。

 

でもとある県内でナンバー1の棟数だったのです。

 

あんなひどい会社に家づくりを託す、

その県にお住いの人たちの感性を疑ってしまうくらい、

それはまあひどい会社でした。

 

でもその会社、ここに来てようやく大幅に業績を落としました。

 

あり得ないくらい、受注を下げていました。

 

こういう会社、一旦落ち目になると

おそらく這い上がるのは難しいでしょう。

 

家づくりは責任ある仕事です。

 

家とはお客様が人生の大半を過ごす場所であり、

住む人の人生を左右するのです。

 

その家づくりにおいて、しっかりと学び続け、

施工品質も高く、チェックもしっかりとしている、

誠実な会社もあれば、

目先のコストを下げるためにひどい施工をしたり、

価格を下げて無理な受注を繰り返す会社もあったりします。

 

ただ、不誠実な会社がここに来て

受注できなくなってきているのも見受けられます。

 

ようやく、実力通りの結果となる時代になったのかもしれません。

 

ひどい会社がドンドン退場し、

誠実で技術力の高い会社の比率が

着実に上昇していくことを願っています。


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