鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2755回】 素敵な空間でさまざまなサービスを受けることをお客様は望んでいる

2018年07月16日 | 住宅コンサルタントとして
今年はなかなか時間をつくることが出来ていないのですが、
それでも可能な限り時間をつくって全国のいろんな街に行って、
住宅会社やそれ以外の業種のお店もたくさん見るようにしています。

今回、函館に来ていた訳ですが、
そもそも以前からテレビや本で興味を持っていた、ラッキーピエロさんに行き、
実際に食べてみるということをしました。

また、自分なりに研究しているいくつかの業種のお店にも足を運び、
実際に購入もしてみました。

自分なりの勉強方法は、何かで知ったことを実際に体感してみるということ。

今回もさまざまな発見がありました。

私が思ったのは、やっぱりそうだったのか、ということですが、
人は素敵な空間でサービスを受けたいと思っているということ。

函館から松前まで移動したのですが、
松前でたまたま入ったカフェレストラン。

松前は過疎の街であり、松前城という素晴らしい観光資源を持っているのにもかかわらず、
桜の季節以外、観光客もまばらで、マーケティング的にいうと全くもってもったいない街。

人も観光客ですらまばらで、地元の人はほとんど見ない状況なのですが、
たまたま入ったカフェレストランには、人がかなり入っていたのです。

しかも私たち以外、地元の方ばかり。

その外観はイマイチなのですが、内観はそれなりのクオリティーで、
松前では他にない店舗だと思われます。

そこには、女性グループや同級生が集まっての集会なのでしょうか、
とにかくものすごい人で溢れていたのです。

私たちはそんな中で冷製のカッペリーニとベリーパフェを頼んだのですが、
ものすごいボリューム、しかもおいしいのに1280円という安さ。

お洒落な空間と美味しい料理、そしてオーナー夫婦の温かい接客。

地元の方が皆、ここを利用しているのを見ると、
人はお洒落な空間でサービスを受けたい、時間を過ごしたいと思っているのでしょう。

もし皆さんの地域がそれなりにお洒落なお店が少ない、ということであれば、
実は圧倒的に多くのお客様に足を運んでいただく施設をつくるのは、
難しくないかもしれません。

東京や名古屋、京都はお洒落なお店が多々あって、
なかなか難しいかもしれませんが、
地方都市にはお洒落なお店がまだまだ少ない。

デザインで圧倒的な来場を実現する施設は、つくれるんだろうなと実感。

いろんなところにいって、お客様の動きを見ることが、
自分にとっては最高の勉強法だと個人的に思っています。

また8月は北海道に来るのですが、今度は道北、道東メインで、
1週間かけてじっくりといろんな業態を調査したいと思います。
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