弊社のクライアント様の中には、
多店舗展開している住宅会社がかなりあります。
同じ商品を同じ価格で販売しているのに、
店舗によっては業績が素晴らしい店もあれば、
問題を抱えている店もあるのです。
昨日、お伺いしていたクライアント様の、
ある店舗が昨年の後半から問題だったのですが、
昨日、業績報告をしていただくと、見事に改善していました。
3月、4月の業績は、一昨年の数字に戻っていたのです。
年明けからその店舗を管理している役員さんに、
なぜこの店舗の業績が回復したのかを質問すると、
以下のような回答を頂戴しました。
・自分たちが伝えたいことがちゃんと伝わるよう、
モデルハウス内や店舗内のPOPを全て見直し、改善する
・お客様の滞在時間を長くするよう、
店舗内の案内のパターンを変える
・営業ツールをちゃんと使えるよう、
商品や会社の説明ができるよう、
ロープレを徹底する
・商談中の顧客進捗を一組ずつチェックし、
アドバイスをおこなう
・店のクレームを全て自分が対応し、
営業メンバーが営業に集中できる環境をつくる
そうなんです、
当たり前のことを店として徹底しただけなんです。
でもこれが多くの店長ができなかったりするのですね。
自分がやるべきことはしっかりとできるのに、
店全体がやるべきことをできていない時に、
店の業績は下がっていくのです。
優秀なマネージャーは、何が違うのかというと、
「組織としてやるべき当たり前のことを
組織でちゃんとできるようにする指導力がある」
ということです。
組織として凡事徹底ができる、ということです。
こういう役員がいる会社は強い。
心底、思います。