鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4825回】 各セクションのリーダーが全体最適で決断できる組織

2024年03月16日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

1~3月の第1Qにおける受注が、過去最高。

 

ロケットスタートをきることができました。

 

その要因はいくつかありますが、

まずは一昨年から昨年の前半に浮き彫りになった課題を

昨年の秋までに手を打つことができた、ということ。

 

時代のトレンドを押さえたモデルハウスを用意していただくと同時に、

競合対策のために商品の見直しやグレードアップをしていただき、

更には若手営業さんの底上げのためのロープレ強化や

営業・設計・工事・積算の各リーダーの成長など、

全方位的に手を打っていただいたことがこの結果となっています。

 

この地域で、過去地域一番店であった会社数社は、

非常に苦しい戦いを強いられることでしょう。

 

住宅業界で今、勝ち残っている会社は

どこも商品はそれなりに洗練されています。

 

店舗の洗練度も、激戦区では差がつかない。

 

営業マンや設計担当の人としてのレベルも

ある一定の水準以上になってきています。

 

商品でも人でも差がつかなくなってきている中、

どうすれば良いのか?

 

これは営業・設計・工事・積算・コーディネーター・アフターと

全ての部署のスタッフさんのベクトルを一つに出来るか、ということが

非常に重要になってきていると思います。

 

皆がお客様の方を向いて、

各部署が協力し合って良い家づくりに向き合っている。

 

そういう会社は、スタッフさんから良い波動が出てくるので、

室の高いお客様は敏感に感じ取るのだと思います。

 

一方、値引きだ、駆け引きだ、で受注を獲得してくるメーカーには、

質の悪いお客様が集まってくるのですが、

こういう戦い方には未来が無いな、と思います。

 

全スタッフのベクトルが一つの方向を向いている会社が

これから先の戦いを制するようになるでしょう。

 

そういう会社のリーダーは全員が全体最適で判断できるのです。

 

逆に結果が出ていない会社は、なぜか部分最適というか、

自分の部署の立場を良くすることが最優先で、

縦割り感が非常に強く、お客様を見ていないし

社内協力体制が取れていなかったりします。

 

リーダーが全体最適で判断し、仕事ができる会社をつくっていきましょう。


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