企業経営において、最もまずいのは、
会社(中小企業の場合、それは経営者そのもの)が
スタッフさんから信頼されなくなることです。
自分の会社を信じられなくなれば、
日々の仕事に気持ちは入らず、
お客様や働く仲間のことを考えられず、
仕事そのものが非常につらくなります。
商売の成否は、お客様が選んで下さるか否かで決まりますが、
お客様が企業やお店を選ぶのは、商品だけを見てではありません。
そこで働くスタッフさんの対応、
おもてなしのウエイトが非常に上がっています。
ですから、企業のトップは社員さんに信頼されるような言動を
常に心がけなくてはなりません。
約束は守る。
有言実行。
会社がどこに向かっているのかというビジョンを明確に発信する。
会社がどこに向かっているのか分からないことは、
社員さんにとって不安の元です。
特に業績が順調ではない時こそ、
トップとしての考えを発信し、
どこを目指すのか、そのために何をやめ、何を変えるのかなど、
社員さんに伝えていかなくてはなりません。
その逆に、言ったことはやらない。
ビジョンや自分の考えを言わない。
どれだけ優しい人間性を有していても、
そういう行動をとっていては社員さんの信頼を失います。
有言実行。
そして具体的なビジョンを示す。
年末年始は、自社のビジョンをしっかりと考えるのに最適な時間。
私自身もしっかりと考えたいと思います。