我が家の子どもたちも、長男は23歳、
スペインでの留学を終え帰国した次男は21歳と、
もう二人とも成人しました。
実質、子育ては終了しているのですが、
子離れ出来ていないバカ親の私たちは、
子どもたちに絡む機会をつくっては絡むのですが、
まあ、それはご愛嬌で、
二人とも結構、ちゃんとした成人になっていると思います。
子育てに関して、もう98%は、
母性愛に溢れている家内に任せっぱなしでしたが、
私の子育ての基本方針は、
「自分の人生を自分で決断できる人間になる」
「人様にご迷惑をおかけしない人間になる」
の2つくらいで、それ以外の方針はありません。
そしてその2つを実現するために、
子どもたちが5歳を迎えるまでに、
お風呂に一緒に入る度に言い続けていたことがあります。
それは、
「なぜ勉強ができるようになった方が良いか?」
ということ。
勉強する人生を過ごすのも、
勉強せずに遊び呆ける人生を過ごすのも、
それは自分で決めなさい、
でも勉強した方が良い理由はこうだよ、
ということをまだ2~3歳の頃から、繰り返し言ってきました。
で、結論を申し上げますと、
我が家の子どもたちに勉強しろとか宿題やったか、
ということは一度も言わずとも、
うちの子どもたちは勝手に勉強し、
勝手に宿題をやり遂げるようになっていきました。
なので、勉強のことで、子どもたちとぶつかったことは、
私も家内も一度もないです。
で、子ども達に、私はどんなことを言っていたか?
それは、
「人間、本当にやりたいことは、いつ見つかるか、分からない」
「やりたいことが見つかった時、
大学を卒業をしている方だと受験資格があるが、
中学卒業の方の場合、選択肢が限られる場合がある。
また、一流大学を卒業している方と、
お父さんのように三流大学出の場合でも、
選択肢が限られる。
もし、本当にやりたいことが見つかった時に、
一流大学を出ていた方が、チャレンジする資格が
与えてもらえることが多いのが、日本という国なんだよ」
ということでした。
今の日本は、2005年頃に私が言っていたこととは
ちょっと違ってきていますが、
当時はまだ学歴重視の社会だったので、
こうしたことを繰り返し伝えておきました。
結果、我が家の子ども達は、
なぜ勉強した方が良いのか、という問いに、
「選択肢が増えるから」
という、幼稚園児らしからぬ回答をするようになりました。
で、子どもたちが小学生になる前に、
コンサルの世界に私が入り、
たまに帰宅しても、食後すぐに
ダイニングテーブルでに仕事をする父親と、
それを文句ひとつ言わずサポートする母親を見て、
ダイニングテーブルで勉強したり本を読むことが、
子ども達にとって当たり前になった、
という感じです。
結果、中学受験をする、と自分で決め、
志望する中学も自ら調べて決定し、
長男に至っては警察官になる、ということも
自分で決めましたし、
次男もスペイン留学から、
留学する学校、更には1年滞在するアパートも、
全て自分で決めて行動ができるようになりました。
まあ、親がいい加減で頭が悪い分、
自分で決めるようになったかもしれません。
私と家内の子どもにしては、
本当にいい感じで育ってくれました。
そんな子どもたちと、ワンコと過ごせる時間が、
本当に幸せで、何ものにも代えがたいくらいありがたい。
子ども達を見守り、
何かあった時にサポートできる親であるために、
私自身、まだまだ頑張っていきたいと思っています。