鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1306回】 バランスが大事

2014年07月29日 | 住宅コンサルタントとして
2014年4月1日に消費税が上がりました。

2014年4月1日以降に引き渡された住宅は、
2013年9月30日以前に契約したものを除き、消費税を8%納める必要があります。

住宅業界は、2013年9月まで、怒涛の受注ラッシュで、
大手ハウスメーカー、地場の工務店共に各社、業績は非常に良かったです。

しかしながら、2013年10月以降、住宅業界を全体的にみると、
受注状況は右肩下がりなのです。

大手ハウスメーカーの多くは、2013年10月から2014年6月まで、
9か月連続で前年実績を割っていたりします。

でもそんな中、昨年よりも受注が伸びている住宅会社もあるんですね。

で、今年、業績が絶好調の会社を分析してみると、共通するポイントがあるのです。

そのポイントとは、極めて基本どおりなのですが、

・洗練された、イケてる家を建てている
・家の性能・デザインに対し、価格の割安感がある
・接客の際、おもてなしの心がお客様に伝わっている
・自社の世界観・ブランドイメージが伝わっている

という、超・基本的なことが出来ている感じです。

商売の基本はつくづく、商品・価格・接客・ブランドのバランスだなぁ、と思う今日この頃。

逆に価格は安いだけで、見どころある家をつくれていない会社は、受注が苦戦している模様です。

価格の訴求をとにかく一所懸命やっているだけのローコスト大手、
更には小手先の集客手法に頼っている会社は、おそらく相当しんどいと思います。

今、動いているお客様が、価格だけで動く層ではない、ということが要因なのですが・・・。

商品力(性能+デザイン+素材)・価格力・接客力・ブランドイメージのバランス、
皆さんの会社は取れていますか?
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