鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3362回】 求めすぎず、愛情をかけられ続けるか?

2020年03月14日 | 住宅コンサルタントとして

社員さんの育成も、子どもの成長も、

個人的にはとても似ていると思っています。

 

子育ての成功のポイントは、

子どもの良いところを褒めてあげること。

 

そして良い環境を用意してあげて、

子どもの模範となるような行動を

親自身がやっていくことです。

 

親の目からみれば、子どもは幼いですから、

当然ながら、至らない点やダメな部分も

自然と目に入ってくるでしょう。

 

でも、そもそも子どもはそういうものですし、

子どもの完壁ではない部分にも愛情を持って

温かく見守っていると、いつの間にか克服していたり、

もっと別の良い部分が伸びて着たりします。

 

ところが、親が子どものいないところで、

 

「あいつのああいう部分、ダメだよね・・・」

 

と子どものダメな部分を声に出して批判したりている親は、

うまく子どもを育てられないと思うのです。

 

そしてこれは、親だけでなく、

経営者やマネージャーにも当てはまります。

 

かなり優秀なスタッフさんでも、完璧な方はいない。

人は必ず欠点があるものです。

 

優秀なスタッフさんのダメな部分を

しょっちゅう口に出す経営者や上司は、

個人的に人を育てることは出来ないと思います。

 

自分のことは横に置いて、

部下や社員さんに求めるハードルがかなり高いのです。

 

そういう見方をしていることは、必ず相手(部下やスタッフさん)に伝わるもの。

 

逆に社員さんがよく育つ会社は、

トップや上司が愛に溢れ、

人は完璧じゃない、ということもちゃんとわかっていて、

部下やスタッフさんの良いところに自然と目が行っている感じがします。

 

自分の子どもや部下、スタッフさんに

あまり高いハードルを設けない。

 

長所に自然と目が行く親や上司が

育つ環境づくりが上手なのです。


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