鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1325回】 中期的なことを考える

2014年08月17日 | 住宅コンサルタントとして
個人的な話ですが、毎年、この時期から来年度のことを具体的に考えます。

構想を練り、それを年末に我が社の経営計画書に落とし込む感じです。

まあ、我が社の経営計画書といっても、
その8割は各クライアント様に中期的に取り組んでいただきたいこと、
更には現状の問題点の整理とその解消法などをまとめているのですが・・・。

2015年10月には、消費税は10%に上がるでしょうし、
エネルギーや食品の調達コストは上がり続けるでしょう。
更に社会保険料も上がります。

また、毎年日本を離れ、海外に行っているおかげで分かるのですが、
世界的に物価は上がり続けています。

日本だけ、ここ20年くらい、物価が上がっていないのです。

この世界の物価との乖離を埋める動きは出てくるでしょうから、
物価はやはり上がらざるを得ない訳です。

日本の人口は減り続け、空家は増え続けるでしょう。

そんな時代に、住宅会社として、また住宅資材を扱う会社としてどうあるべきか?
どんな家を世の中に提供していけば、世間は良くなっていくのか?

そんなことを考えている時間が楽しくもあり、苦しくもあります。

苦しいのは、自分の力不足もあり、
こちらの提案を素直に受け入れていただけないクライアント様もいるからです。

来年以降も変化のスピードを上げていただけなければ・・・。
年々、勝ち残れる住宅会社の数は減っていきます。

サッシ店・建材店・木材店など、建築資材を販売しているだけの企業は
間違いなく10年後、存続し得ないでしょう。

考えるだけなら誰にでも出来ますが、
実際に経営を通して実行していただき、成果に結びつけていただくことが私の使命。

そのために、私自身がもっと力をつけなければ・・・。
人間性を磨かなければ・・・。

課題、満載です(笑)。
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