鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1224回】 B2Cのビジネスに携わっていて、よかった・・・

2014年05月08日 | 住宅コンサルタントとして
私は元々、住宅会社さんのコンサルティングをしたくてこの世界に飛び込みました。

ですから、新築事業の研究をこれまでずっとしてきましたし、
大半のクライアント様は新築事業に携わっている企業です。

ただ、住宅業界という流れの中で、住宅会社さんだけではなく、
建築資材販売会社さん、それから製造メーカーさんともご縁をいただけるようになりました。

通常、B2Bビジネスの場合、商品開発の際は
顧客である法人が求めているもの、困っていることを解決する商品やサービスを考えます。
そして、その先のエンドユーザーの困っていることや求めていることまで見ていないケースが多いのです。
(仮に見ていたとしても、調査会社のアンケートデータなどが多かったりします)

だからどうしてもメーカーが企画・制作するパンフレットや資料は、
エンドユーザーが見ても理解出来ないないようになっているのですね。
自分達の直接の顧客である法人対象に、ツールをつくってしまうのです。

その結果、顧客である法人がエンドユーザー対象に使うツールが手薄、
というか全く用意されていないケースが多いのです。

私自身はエンドユーザーに対し、住宅業界における情報をどう加工すれば最も伝わるのか、
ということをずっと研究してきました。
この経験が、製造メーカーさんのツールを作る際、メチャメチャ役に立っています。

また、住宅会社さんのコンサルティングを長年させていただく中で、
どういう住宅会社が伸びるのか、ということがすぐに分かります。

その経験が建築資材販売会社さんをコンサルティングさせていただく際にとても役立つのです。

B2Cのコンサルティングをずっとやってきて、本当に良かったと思う今日この頃。
と同時に、どの業界のビジネスでも、結局、エンドユーザーの変化に適応していくことが、
これから生き残っていく上で欠かせない要素なのでしょう。

エンドユーザーの嗜好、潜在的ニーズ。
皆さんは掴むことが出来ていますか?
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