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たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

魂の螺旋ダンス(ISBN:4807404164)

2005-01-13 06:45:55 | 書評
本屋で見つけたとかじゃなくて実は知り合いに奨められて読んだ 本なのですが…読んでみて…,すごくおもしろかったです。 この本はこれまで人間が(歴史的に)経験してた宗教に関する 考察の本です。

わたしは宗教の本,歴史だったり,思想解説だったり,その他諸々 だったり,とっても好きなのですが,なぜかというとそれは 宗教は人もしくは人々の思考の癖を反映したものだと思うからです。 この本は従来よくあるような宗教の思想解説だったり歴史ではなく もっと根本的な話,かって歴史上に登場した(そして 現存している)宗教が人にとってどういうものであったか?…,を 考察し,それを受けれ我々がどうそれに直面していくか?を提案している ものです。

本によると宗教はかっての部族社会の信仰から国家宗教,超越性宗教, そして絶対性宗教へ変化していく時,それは個と教えの関わりという在り方と, 集団と教えの関わりである間を螺旋のようにいったり来たりしながら 上昇しているとしている(単純ですが,これだけじゃわかりにくいので 本を読んでいただけるとわかります)。このモデルを元に今後どういう 次元に行くべきか?…という提案がされている。

さて,この本,当初「なんでこんなおもしろい本が,マイナーな 出版社から出ているのだろう?」…と思ったのですが,読んでいくうちに 実は結構過激な内容であることがわかり,ちょっと納得しました。 それはこの本はあらゆる既存の宗教を相対化する恐れがある…というか むしろそれを推奨しているからです。中には現行の宗教も解説しているため, そういう意味での過激さがあります。もっとも著者はあくまでも「一つの 考え方」というスタンスで論を展開しており,決して押し付けがましいところは ありません。

もう一つこの本のユニークなところは,宗教を神秘体験という側面から 論じているところです。これまでの宗教を解説した本は,主に教えの 内容,論理性,そして歴史だったりするのですが,神秘体験は言葉では 表現しにくいためか,ほとんど語られていなかった気がします。しかし この本ではそれを主軸に論じてます。考えてみたら宗教というのは 神秘体験がかなり重要なものなわけで,なぜ人がそれを信じるのか, 帰依するのか…というのを考えるときに,それを抜きに考えることは 出来ないかと思います。そういう意味では,それについてほとんど 扱っていない これまでの宗教解説書はある意味片手落ちだったとこの本を 読んで思いました。

著者のスタンスは,もともと根元的な神秘体験を少年自体に 体験しており,それが何かを知るためにいろいろな宗教を勉強し 自ら体験してきたというもの。それはある意味,なりたいものが 先にあって,そのために道を探す行為であり, 本質的なものだと感じました。

ところで,わたしは「科学」も宗教の一種だと思ってますが, この本では科学については扱っておりません。もっともそれについては 実際に自然科学の分野で生きているわたしなどが考察すべきことなのかな, と思いました。
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嫌がる相手に無理やり聞かせるのが表現の自由なの?

2005-01-12 12:36:23 | 時事
住民が嫌だったつーのに無理やり住居侵入しビラを配ろうとした男を起訴。「政党ビラ配布の共産党支持者男性を起訴 東京地検」これね。
こういう状況でも「表現手段を抹殺する不当な」とかいうのですね。じゃぁポストにはいっているエロビラも住民は拒むことが出来ないのでしょうか?。あれ紙ゴミが大量に出るので嫌なんですが…。
こういうのって「行き過ぎがあった」とか素直に認めた方が好印象なのになぁ…。これじゃ当人が嫌がっていても無理やり話を聞かせようとする事が正当だ…と言ってるようなものだし。
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発明対価

2005-01-12 09:16:00 | 時事
社員の特許により会社が巨額の利益を得た場合,どうやら利益の5%をもらえる…というのが相場らしい。青色LEDの訴訟もその辺で和解
「%」…ってことで金額的には天井知らずなんですよね。個人的には会社にとって特許って投資みたいなもんだと思うので,どっかに上限を設けてもいいかとは思ってます。もし社員への対価も天井知らずにするなら,特許申請費用の一部を社員が持つっていうのもありかなとか…(ちょっと論点がずれてますが)…。
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これもディジタルデバイドなのか?…。

2005-01-11 13:16:24 | 時事
奈良の幼女殺人事件から受けた衝撃の矛先は,性犯罪者に対する監視の強化で片付くのかと思っていたら,性的表現のマンガ等…に対して規制強化の声もまだ残っているらしい。「奈良女児誘拐殺人事件-オタクバッシングまとめサイト-」ところをみると,これだけネット(といっても確かに片寄った界隈だとは思うけど)で盛り上がっていても,いうことを変えないというのは,こういう声が挙がっていることを知らないって事でしょうか?。
まぁ,一つの事件で全ての事件の原因をそれ一つに集約してそれに何らかの対策をして安心…というのも,ちょっと気持ち悪い気がするので,同種の他の事件の要因になるものを探る事自体は悪いとは思わないんですが…,相変わらず根拠のない数字で論じられてもなぁ…と思います。
数字無しで印象でいわれても困るし,でも恣意的な数字を挙げられても困るし…。でもこの手の数字で恣意的でない数字って可能なのか良くわかりませんが…。

どうも,この前のエントリーにいてもこの話にしても,TVの出演者が,自分達がTVや公の場で発言した内容が,Webで話題沸騰している…って事を知っているのか?…という疑問が出てきました。もちろん知っていて無視している可能性が高いのですが,そうだとすれば,それは他のメディアから突っ込まれたり,一般に知られたりする恐れは無いと思っているのでしょうか?。
Webで実際に情報を得る人なんてほとんどおらず,TVの視聴者は特にそうだ…と出演者や局は思っているのでしょうか?。まぁ実際そうなのかそうじゃないのかはわかりませんが…。

それにしても確かにネットで情報を得ている人は,この手の矛盾にすぐ気づきますが,TVに出ているジャーナリストとかはお忙しいのでネットなんかみてる暇無いのかも知れません(皮肉)。少ない情報でそれらしいことを書くのがプロなのかも知れません(皮肉)…。でもそうであるなら他のTVで,「その意見はおかしい」という話が出てくるべきです。でもだいたいにおいてTVはネットで議論が沸騰していることを無視する傾向があるように思います。

…とはいえTVで世論が形成されたり行政が動くことがあるので…なんとも…。どうしてこういう対立構造になっちゃうのかなぁ…。
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得体の知れないものによる合意

2005-01-11 12:36:07 | 時事
現在日本でもミーガン法に準ずるものの制定が論議されていますが,ちょっと前にWebをうろついていたときに,「報道で用いられている再犯率というのには誤りがある」というような記述をどこかで読んで気になってました。
そう思っていたら,ちょうど,羊堂本舗さんのエントリに同じような事を調べてらしたので,リンクします。
そうそう,わたしが以前読んだのも,性犯罪者の再犯率というが,実際には性犯罪者が別の犯罪で以前起訴されている場合も含んでいるようだ…という様なものです。リンクの更に先の文を読むと,どうもメディアが伝えている数字にはもっと根拠がないものもあるようです。
ところで,今朝東京FMで常磐大学大学院教授の諸澤英道さんという人が,インタビューでその話題について答えてましたが,そもそも日本ではそういう再犯率をきちんと定義してきちんと統計を取っていないとのこと。結構幾つかの数字があって,その辺から割り出しているとのことで,かなりいい加減な感じはしました。まぁ大学の先生ですから,いい加減な事はいいたくないので正直にそう答えたのでしょうが,ただいずれにせよ,日本での性犯罪に対する意識の低さが海外から指摘されているという話と,一般の人の権利より受刑者の権利が制限されるのは仕方がない…ということで,性犯罪の前歴がある人に何かしらのものを処するのには賛成の様子でした。
わたしも個人的には,同じような意見なんですが,ただやっぱりきちんと定義されてない,出どころがはっきりしない数字で,論じられ決定されていくのには,気持ちの悪さを感じます。こういうのは法案をつくるところ(官庁でしょうけど)がきちんと定義して調査して出して欲しいとは思いますが,以前音楽著作権の法案の時に官庁が出してきた統計データも結構いい加減(というかユーザとして同意しがたい)だったという経験もあり,官庁が出すから信用に足りる…というか?というと難しいと思います。それでもマスメディアが眉唾で出す数字よりは責任の所在がはっきりしてる分いいんですが…。
わたしが危惧しているのは,以前書いた通り,「冤罪が発生しないか?」ということと「他の犯罪も同様に扱われないか?」ということ。あとやって欲しいのは受役中のカウンセリングあたりです。この辺に意識をしっかりもってやらないと,アメリカでおかしな事が起きたように,日本でもおかしな事が起きるように思います。
それにしても,やっぱり得体の知らない数字で,世論がコントロールされていく事自体は,その世論の内容に関わらず気持ち悪くて仕方ない(だって,そういうのから「みんなで戦争をしよう」とかいう意識が生まれるので)。物事,そんなに綺麗に割りきれるわけじゃない…と思いつつ,でも選択しなければいけない…っていう風には,みんなが思う事って無理なんですかね?。嘘でも数字をでっち上げないとダメなんですかね?。
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違和感

2005-01-10 12:50:23 | 時事
この週末の報道系バラエティを見て思ったこと。例によって天の邪鬼なので,
いろいろ違和感感じました:-p。メモがわり。

まずNHK批判。海老沢会長批難というか「辞めれコール」になってる気がするんですが,なにか本質からずれてませんか?…。辞めればすべてが解決するかのようにすらとれるような報道に見えます。NHK内での不正の洗い出し,そしてそう言うのが起きやすい体制の見直し…とかが本質だと思うんだけど…。まぁ会長が辞めた方が無難だとは思うけど,そこばっかり追求するのが非常に気持ち悪いです。思考停止してるよなぁ…。

あと,スマトラ沖地震の件…。まぁ「やらない善よりやる偽善」というのはそうだと思うので,みんなが寄付するのはいいんですが,明らかに過熱しているように思います。寄付金額の競争とかやっているのを見ると,かなり萎えます。あとインドが寄付を受けるのを拒否したとかいう話も聞いたのですが,理由が常任理事国入りを目指しているから…とかいう話で,なんだかなぁ…と。
あと,自分がファンのスターが寄付したから寄付する…とかいう人もいるし…。

…とこういう風に津波の寄付に妙に萎えちゃったのは,一つは極東ブログさんで津波の被害より新潟地震の被害総額が遥かに大きいという話を読んだから…というのもあります。まぁもちろん死者の数は津波の方が多いし,被害を金額でカウントするだけじゃ表現できないのはわかるけど,この文を読んで新潟地震を過去のものにしている自分を発見してしまったのです。

そう考えると去年はいろいろと災害があったりして,原状回復してないものがたくさんあるはずです。なんか棚卸しじゃないけど,そういうのを定期的に忘れないようにしないといけないなぁ…と思うのでした。
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受刑者前歴情報公開について思うこと

2005-01-07 16:33:08 | 時事
かえでちゃん殺人事件の容疑で逮捕された男が二度の同種の前科があったことから,性犯罪前歴者の情報提供が話題になっている。といってもリンクは法務省が慎重…って話ですが。この手の議論は慎重にやるべきだとは思います。なんとなくいまは安易にそういう風潮になっている気がして,あまり賛同している人は,あまり深く考えないで言っているのではないか?…とも思います。もし犯人が他の属性(例えばオタクとか,精神異常者とか)を持っていたら,そっちを何とかしろ…という議論が沸き上がっていた気がするので…。
とはいえ,わたしは何度も同じ罪で有罪判決を受けている受刑者に対して監視の力を強める事自体には賛成です。別に今回の事件が起きたからではありません。以前宅間のこれまでの履歴について書いたときもそう思いましたが,更正しない人間っていうのはいるのだな…という実感を感じております。
…とはいえ,だからといって安易に受刑者の個人情報を公開しろというつもりはありません。個人情報の公開は法務省が持っている情報を,まず警察だけが入手できるようにする…,というものと一般に公開する…という二段階があると思います。しかし前者では犯人の逮捕の助けになっても,一般の地域住民が予防するという事にはならず(交番の警察が普段から目を光らせていたら別ですが),おそらく世間的には一般への公開を望む声が強くなるでしょう。
そういうレベルの話もあるのですが,もう一つこのことを考える上で,では受刑者の情報を公開することに関して,どういうリスクがあるか?…についても明らかにしておかなければなりません。わたしが一番危惧するのは,「完全に更正した受刑者に対して差別が発生する」事。このことはそもそも犯罪を起すリスクとして前歴の無い人間が意識すべき事なので,ある意味犯罪抑止力になるかも知れません。なので,そこまでは仕方のない事だ…と思うこともできます。しかし更に進むと,「更正した犯罪を起してない受刑者が冤罪を受ける」可能性が発生します。これは現在の警察の捜査方法を鑑みるとあり得ないことではありません。実際前科がなくても警察の思い込みで犯人扱いされた人が最近いく例か挙がってます。これは犯罪抑止力になるから仕方ない…とは言えません。そしてもう一つの危惧は「更正してもまっとうに生活できないことを知った受刑者が更正することを諦める」ということです。一度悪の道に落ちたということでますます犯罪にはまっていく…ということです。これも例え情報が公開されているとはいえ,良い状況ではありません。
わたしが思いつくリスクは以上ですが,なので単純に公開すればいいというものではないと思います。幾つか慎重になって欲しい部分もあります。一つは「公開する犯罪種別をかなり限定する」事。今回は「性的犯罪」について議論されているのでこれについては賛成です。しかし単純に「凶悪犯罪」とかいう括りになると,日本にはあまり他人には迷惑がかからないのに一般に凶悪犯罪と言われている罪状があるので,あまり賛同できません。再犯率で括るのも手ですが,軽犯罪とか再犯率が高い気がするので,それもちょっと…と思います。もう一つ「一度目の再犯は公開しない」というのはどうでしょうか?。わたしは二度以上同種の犯罪を起こす人は,もうすでにそういう業を持っていると思いますが,一度だけなら事の重要さを認識できずにやってしまうケースがあるように思います。もちろん,だからと言っていいという話ではありません。実際に犯罪を犯せば刑を受けるわけですから。
現状のわたしの意見は,こんなところです。綺麗に答えが出る話ではありません。安全と自由はだいたいにおいて両立しないものです。そうであれば極端な意見に走るのではなく,うまく落しどころを見つけていかないと仕方がないと思います。
犯罪者の前歴公開は決して差別のものであってはいけないと思います。しかし「警戒はするが差別はない」…というのを,通常の人は理解できるでしょうか?…。いやわたしにもあまり理解できないのですが(^^;)…,でもそういう事が必要な気がします。そして「自分は犯罪とは無関係だ」という考えもちょっと甘くて,実は世の中ちょっとしたことで犯罪者にされてしまう事があり得るように法律はできあがっていたりします(セクハラも冤罪があり得るし)。なので,慎重であるべき議論だとは思いますが,でもやっぱり子供に対する性犯罪とにかぎっては厳しくしてもいいのではないか?…とも思います。
難しいなぁ…。
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偽札騒ぎの犯人?

2005-01-06 19:22:37 | 時事
偽1万円札使用の奈良の男逮捕、自宅から原画像数種類 (読売新聞)」。とりあえず怪しい人が捕まったらしい。この人が一人でやってるとは限らないけど…。
…というか,どうやって捕まえたんだろう?…と。
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年末年始はマスコミもお休み?

2005-01-06 12:40:09 | 時事
なぜ日本のマスコミは津波報道に積極的でないのか?/津波映像収集Blog
まぁ特に言うことはない。TV観ていてわたしもそう思いましたよ。普段は行くなといっても行くくせに休みだと行かないのね…って。
…とはいえ,この辺の2chの情報って内部告発みたいの無いのかなぁ…。


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豊かな時代のカタルシス

2005-01-05 11:45:57 | ココロ
ハリーさんのところで最近の子供の成長欲求の話がが書かれています。
わたしは子供がいるわけじゃないので,実際に子供を教育する立場の人とはどうしても考え方が違うだろうと思うので,特にハリーさんの意見にどうこう…というのはあまりありません。それに書かれている内容自身は結構ごもっとも…だとは思うのですが,なんとなくその更にリンクのところもそうですが,文調が「豊かになった今の子供は工夫、想像が足りない」というのが,どうも「今の子供は怠けている」という風に取れちゃうのが気になります。
僕はむしろ逆で今の子供は「生きてるだけじゃ,カタルシスをえられない」という(これも傲慢な言い方ですが)かわいそうな問題に直面しているように感じてます。なぜかというと人間は生命活動が出来ればいいというものではないし,もし仮に本人がそう思っていていも,「他の同性と競って魅力的な異性をゲットしなければいけない」という課題はどんなに世の中が豊かになろうがついて回る問題だからです。
そこまで即物的にならなくても,だいたいにおいて人間は「異性」と「アイデンティティ」は得たいものですし,更にそれを得るためにはカタルシスが有効だからです。
最近若い女性達が同世代の男性を「子供っぽい」と魅力を感じていない…という記事を読みましたが,(その女性も子供っぽいんだろうけど)ある意味当然で,何かクリアすべき問題に直面したことがなく,更に乗り越えていなければ,子供っぽく見えるものです。
…でも,じゃぁ若者は何を目指せば大人になれるのか?…。それがわかりにくいので大変だろうなぁ…と思うのです。昔の貧しい時代は「食べられること」で十分カタルシスを得られました。もっとひどい環境では「生きてるだけで感謝」というのもあるくらいです。そして戦後でいうと「豊かになる」事でカタルシスをえられたしバブルの頃になると「浪費すること」でカタルシスを得ようとしてたように思います。
でも,今は浪費することにはあまりカタルシスは得られません。まぁ物欲でいろいろ買いまくっている人もいるかとは思うんですけど…。そして贅沢を言わなければ,喰っていける時代になりました。そこにはカタルシスはありません。
現在の若者でボランティアに熱中する人がそれなりにいるのは,そこにアイデンティティを持とうとしているからです。その事自体は現在の若者が産み出した答えであり物語であり,それなりにいいことの様に思うけど…。

というわけで,結局はハリーさんと同じように成長するように成長欲求を感じるように…って事に落ち着くんですが,決して彼らも恵まれてるわけでも怠けてるわけでもないんだろうな…と思います。
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