たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

ガラパゴスでもいいじゃないか

2008-09-30 07:15:39 | 時事
日本独自はガラパゴス,アメリカ独自はグローバル」といわれるという話を読みました。ははは,そうですね,という感想。
ちょっと話がそれますが,数日前にいつの間に日本は景気が良くなったのか?みたいなことを書きましたが,ガラパゴスについてもそろそろ,ガラパゴスでもいいじゃないか?と意見が出てくる頃でしょうか?。iPhoneが黒船のように騒がれましたが,結局伸び悩んでいるのをみて,ガラパゴスの象徴である,日本の携帯電話が意外に優秀なのかも?…という感じになってるかも。

もっとも携帯電話のガラパゴス批判はわたしはちっとも良くわからず,日本の携帯電話が海外で売れても,日本の市民はあまり関係ありませんし,海外の携帯電話が日本で売れたら,日本の市民は選択肢が増えるかもしれませんが,日本のメーカは売り上げが下がります。日本の携帯が海外では売れなくて,日本の市場が海外の電話ばかりになったら,日本の携帯電話メーカはつぶれるじゃないですか?。ガラパゴス批判をしてる人たちは,単に海外の携帯電話メーカの株でも持ってる人じゃないの?とずっと疑ってました。
最近食料・食材でアジアの食品の安全が問題になってますが,もちろん,日本の市場を海外に開くことは,西洋だけじゃなくてアジアからの製品も入ってきます。どうも日本人は西洋のものはいいもので,アジアのものは怪しいと思っているような気がしますが,確かに西洋の方がいろいろコントロールが効いていて品質的なものは安心かもしれませんが,実態は良くわかりません。いずれにせよ今の食品の騒ぎは,グローバル化するということで受けるストレスのようなもののようにも思います。
元のリンクに書いてあることは,グローバル化というのはアメリカとかが自分の都合に世界を合わせさせるために言っていることだということで,ルールに従うよりルールに作るほうが儲かるよという話。その通りで,アメリカがグローバル化に一生懸命なのは単に自分達が儲かりたいからです。それに日本人が喜んで従う必要もないでしょう。
むしろ日本のものを海外に広めるグローバル化や,その必要がないものは日本独自でやっていってもいい気もします。
ちょっと極論を書いてますが,日本独自のものと日本独自の市場をもう少し大事にしては?ということです。
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民放離れ

2008-09-28 22:22:20 | 時事
NHKがゴールデンタイムの視聴率トップに」という記事を読みました。
自分の場合,最近,夜はNHKしかみないし,民放はアニメとか,あと週末くらいしかみません。自分だけなのかしら?。自分の感覚がおかしいのかしら?と思っていたら,世の中的にもそうみたいで,ちょっと安心しました(笑)。
この記事で民放の幹部が「社会の空気の変化についていくのが遅れてしまった」っていうのが笑えます。民放は誰を向いて番組を作っていたのでしょう。まぁ視聴者じゃなくてスポンサーってことなのかもしれませんが,スポンサーに高く枠を売るには,視聴率が必要なわけですから,スポンサーだけ見ていても仕方ないでしょう。一時期,民放はNHKを盛んに批判してましたが,NHKはスポンサーがいない分,視聴者の意見を電話や,料金徴収の際の意見,そういうのをものすごく気にしてると聞きます。そういう意味では,民放のNHK叩きは結果的に,NHKがますます視聴者のことを気にかけるようにしただけで,ある意味塩を送ったのではないでしょうか?。もっともNHKも受信料の人による徴収を辞めるそうですから,少しその辺は悪くなる可能性もありますが。
これを気に民放がもっと不快ではない番組を作ることを望みます。今は不快でも視聴率を稼げば良いってことで,不安をあおるようなニュースとか良くやってますが,そういうのって結局嫌気がさしてみなくなるのではないでしょうか?。
NHKのニュース7はわたしも見てますが,9時のニュースよりも短いので,変な人のコメントとかが少なくていいんですよね。民放もニュース番組のふりをして司会者が不平を言ってるだけの番組が多いようですから,そういうのをやめてただニュースだけ流せばいいように思います:-p。
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第三の脳~皮膚から考える命、こころ、世界(傳田光洋)

2008-09-26 21:19:21 | 書評
著者がpodcastでインタビューを受けてるのを聞き興味を持って買った本です。著者は資生堂の研究者で,皮膚に関する研究,特に皮膚の感覚について研究をしている方らしいです。
読みやすい口語体で書かれてますが,内容的には結構理系的な内容で,皮膚に関してのさまざまな研究成果が書かれてます。著者は特に皮膚で感じる感覚について興味があるようで,それについては現象や,皮膚の構造や状態から推察されるその原理などを語ってます。
良く眼で見てもわからない細かい違いを職人やその道の達人が触れてわかるといいます。工芸品だったり漢方医療とかさまざまなそういう話は聞きますが,それをオカルトとも疑似科学とも超能力とも言わず,皮膚の感覚として考察してます。実際皮膚は眼で見えないような10ミクロンくらいで並んだパターンの乱れを感じたりすることが出来るそうです。またそれを感じる仕組みも指先の神経が感じるわけでもないようで,指先の神経はそんなに細かく並んでません。皮膚の細胞一つ一つにそういう触覚に対応して出る物質があり,つまり皮膚が感じていて,その反応を神経が脳に運んでいるのだろうと。
また皮膚は色を感じるようで,皮膚の角質を破壊した際に,その復元スピードが当てる色で変わるそうです。これは,脳にいくわけではないので脳により反応しているわけではありません。この様に皮膚には,脳にいかず皮膚の中で感じ,反応をする仕組みがあり,それゆえに脳と独立に判断しているという意味で(第二の脳が消化系なので)第三の脳とタイトルされているわけです。
またいろんなストレスとかが皮膚に出るのは,女性なら実感していることでしょうが,これについても細かく解説されてます。さらに,皮膚には電波などを出したり感じたりしている部分もあるということで,超能力のようにされている能力の中に,皮膚により意識下のまま反応しているものがあるのではないか?などと想いをめぐらせてます。
著者はオカルトというか,現代の科学では証明できてないことに関しても関心が高いようですが,それについても,単純に不思議な力と決め付けるのではなく,皮膚の能力という切り口で科学的に手法で解き明かそうとしているところに感心しました。
私は以前も日記とかに書いてますが,最近は何でも脳偏向になっていて,脳の中ですべてを感じたり判断しているように言われることが多いですが,著者の言うように,人間は脳と独立した皮膚など別の系で,感じたり考えたり,何かをしたりとか,そういう部分が結構ある気がします。それは結局は脳にもフィードバックされ,考え方や行動,また体調などに影響を及ぼすわけで,つまり皮膚をはじめとした身体やその感覚を大事にしないと,いろんな部分で歪みが出てくる,そういうことをわたしも良く思いますが,それを感じる本でした。
内臓とかが重要だとわたしは思ってましたが,皮膚についてこれだけわかりやすく,詳しく,なおかつ(研究者的に)良心的に書かれた本はあまりなく,非常にお奨めだと思います。
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日本はいつから金持ちという認識になってるのだ?

2008-09-24 21:31:08 | 時事
麻生総理が誕生しました。総裁選は,まぁ予想通り。ちょっと大差つきすぎでそこが懸念といえば懸念だけど,ほかにいないでしょ?と思ったのはわたし以外にも多かったいう事でしょう。まぁ支持した人は責任を取って勝手に見放すなよ,と言いたい。というか,一応私は福田さんのときも,まぁ福田さんでいいんじゃないの?(安倍さんはあまり支持してなかったけど)と思ったので,結構支持してたのだけど,マスコミの通りになったとたん,手のひらを返したように批判を始めたのには,もう辟易しました。そいうのを無責任というのではないかと。もっとも最初からだれも支持しないとかいうのも,どうかと思いますが。
そんなとりえあず,日本の情勢ですが,世界的にはアメリカの金融破たんの問題とか,アフリカの問題とか,東南アジアの米の高騰とか。世界が経済的にグジャグジャになってくると急に日本の財布をあてにするような論調が日本国内から出てくるのが不思議です。
今回の総裁選でも,地方やその他のある種の業種への,ばら撒きみたいな話が結構でていて,これは民主党のほうも言っているので,世論的には緊縮よりも国のお金の放出を期待しているような。
なんというか,いつの間に日本はこんなに金持ちになったのか?というか。四,五年前までは日本は返せないくらいの借金を抱えていて,みんなは将来に失望していたのではないか?。国債をどう減らすか?が政府の大きな課題だったのじゃないか?という気がするのですが,いまそういう話はだれもしなくなりました。埋蔵金とかいうのが数十兆円あるとかで,それを使えばいいじゃないか?とかいう話もありますが,そういうのは国債を返すのに使うんじゃないのか?とか,プライマリーバランスはどうなってるのとか?とそういう議論は棚上げでしょうか?。
というのは皮肉で,実は国債があっても,そんなに怖くない。外貨準備高も結構あるし,緊縮はかえって経済の萎縮を起こすので,ばら撒きでもやったほうがよくなる部分もあるんじゃないの?というのは私は以前も書いたように思います。この辺はわたしは良くわかりません。緊縮とばら撒きとどちらが経済的に良いのか?。経済が国内に閉じている場合と,今のようなグローバリゼーションのときは違うと思うし,アメリカの昨今の様子とかを見ていても,経済の専門家がいじってもうまくいったり破綻したりしてるので,経済の正解などだれもわからないのかもしれません。
そういう意味では,ばら撒きがいいのか,緊縮がいいのか,増税がいいのか,自由競争がいいのか,格差是正がいいのかさっぱりわからないのですが,困るのは,その時々に世論がどれかに大きく流れてしまって,対案がほとんど議論されないこと。だから政治家もその時々でどれかに大きく流れて,与党も野党も同じことを言って,選挙をしても選択肢が無いということ。
おそらくそのうち総選挙があるでしょうが,そのときもそのときに大きく言われている流行の政策を両党が挙げるのでしょう。
世の論客や,社会経済学者とか,そしてそれを取り上げるメディアはいったい何をしてるんだろうなと思います。
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幸せな年寄りが自分の未来に見えない社会

2008-09-23 18:26:41 | 社会
自分がいる会社は会社を退職したOBとかと懇談会とかをやることがあり,そういうのをみてると,OBに本当に手厚い会社だなぁと思います。また制度とかを調べても会社の福利厚生もものによっては退職しても利用できるものがあったり,そういう意味では退職したらハイさよならではなく,ある意味死ぬまで面倒を見てくれる部分もあります。
こういうことをやっているのを若い人に見せたら転職しようとか思わないのでは?と思ったりもしますが,そうでもないのかな?とも思います。というのは,いま日本の社会で,ご老人が年金とか医療で不平を言ったり,別の部分で優遇されているのを聞くと,若い人はもっと大変で,年寄りが優遇されるのは,すこしずうずうしくないか?とかそういう感情が少し湧き出てきます。
つまり,今の日本は,お年寄りが幸せに暮らしていても,「自分が歳をとったときに同じように幸せに暮らせるだろう」という風に思えないということなんでしょうか。だからお年寄りの幸せに何か僻みを感じてしまう。会社の先輩を見ていても,自分達が年寄りになったときに,今の会社は存続しているのだろうか?とか少し感じてしまいます。
こういう風に感じるから,福祉はうまく行かないし,そういう風な意識にまだまだなってないということなのかもしれません。歳をとるにしても,病気になるにしても,そういう状態が,いずれ自分にもやってくると思ってないから,そういう人が優遇されると僻みを感じるのかもしれません。また,今のお年寄りが,若いときに,今の自分よりいい暮らしをしていたという思い込みがあり,若いときもいい想いをして,今もいい想いをするのかよ,みたいなものがあるのかもしれません。でも実際は今のお年寄りの若い時代は,成長はあったかもしれませんが,今よりも経済は悪かったし,病気や犯罪や公害ももっと多かったはずです。実は昔は良かったというのは思い出の中の幻想で,実際はそうでもなかったようにも思います。
というわけで,そういう部分に世代の断絶感を少し感じ,やっぱり年寄りの幸せは自分の未来の幸せであるという風に感じられないと,なかなか福祉社会になるのは難しいのだなと思います。北欧とかそういう意識になってるんですかね?。そうならないのは,何がまずいのでしょう?
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給食に高級食材を求めるのは無理がないか?

2008-09-21 10:26:11 | 時事
給食に偽装豚肉を収めていたという話。犯罪なので,きちんと調べて裁いてほしいと思いますが,ちょっと気になるのは,「仙台市教育委員会は、給食センターに納入する食肉は国産と義務付けている」というの。
何なんだろう?。まぁ気持ちはわかります。おそらく牛肉のBSE騒ぎとか,中国の農薬野菜とかの騒ぎで,子供に安全な食事を食べさせたいということで,食材を国産に決めたとか想像できます。でも,そのために給食費やその予算の値上げは十分にしたのでしょうか?してないのであれば,輸入肉に比べて国産肉は高いのでこういうことが起こるのではないでしょうか?。
国産の食材の方が安全というのは,気持ちとしてはわかりますが,BSEが発生したアメリカ産の高齢牛とかならわかりますが,肉全部が国産としたのは,結構乱暴だなぁという気もしました。これって学校や教育委員会が勝手に決めたとはとても思えず,どこかの親が要求したのではないですか?。しかも値段は据え置きで。いや,勝手な予想ですが。
自分が親だったらどうか?というのは難しいです。子供に安全な食事を取らせたいという気持ちはあります。学校がお弁当持参だったら自分でこだわればいいのですが,給食の場合そうは行きませんし,学校はいろんな経済状態の人がいますから,高級食材を使って高い給食費にしろともいえません。みんなが同じ食事を取るというのは教育上いい効果があるとも思います。
結論としては難しいなということで,特にありません。ただ,こういうことは実はまだまだたくさんあるのだろうなと思いますし,実際スーパーで売ってる食材の原産地表示が正しいのかも良くわからないし,加工品とかもっと不明でしょう。学校給食は子供の健康のために気をつけたいというのはわかりますが,むしろそれ以外に気をつけて,そこの部分だけは眼をつぶらざるをえない気もします。
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さり気に悪者にされているお年寄たち

2008-09-17 20:38:47 | 社会
マスメディアの行動原理というブログを読みました。書かれているのは要は,マスコミが総裁選や環境問題を取り上げるのは,これらを取り上げてもクレームを入れてくる人がいないので取り上げやすいからであり,別にそれが重要なニュースと思っているからってわけではないとのこと。
まぁそうかもしれません。重要性やマスコミの主張などあまり関係ないのでしょう。メディアで取り上げたら,翌日苦情の電話がかかってくるようなネタは,面倒だから取り上げたくないということのようです。あと他が取り上げてるから取り上げるということ。
まぁマスコミなんてそんなものでしょうか。
とはいえ,この文章,いくつか興味深いことが書いてあって,団塊の世代が退職して暇なのかクレーマーが増えたとか面白いです。やっぱり団塊の世代って厄介なんだなぁ。
大体,誰か敵を想定してそれを攻撃することが報道だと思ってるから,こういうことになるんではないかね?と思うのですが,教育関係や医療関係を叩いていたら,社会自体がひどいことになってきて,ますます誰を叩いていいかわからなくなったので,一番反撃を食らわない官僚を叩いているってことの様です。議員が官僚を叩くのも同じことなのかもしれません。
そもそも国民全員の敵なんていうのは,もういないのでしょう。そうなると何度も書いてますが,利害関係で敵と味方が決まります。なのでどちらかの肩を持つとどちらかから攻撃されます。最後に書いてある現在は「何の力も持たない若者と、既得権益を離さない高齢者である」というのはまさにそうだと思うのですが,そういう臭いがぷんぷんしながら,それを明に指摘するメディアはほとんどいません。
実際わたしとかも昨日か一昨日新しい総理に期待することと街頭インタビューでお年寄が「年寄が希望を持てること」とか言ってるのを見て,そのせいで若者が絶望に落とされているとしてもそういえるのか?と思ったりしましたが,そういうことをお年寄に明に言うメディアはいません。
とはいえ,実はこのお年寄がずうずうしく既得権益に乗っかってるというのも少しメディアのイメージ操作かな?と思ったりもしてます。実際どうなんでしょう?。いや,まじめに「あなたが死んだ後くらいに日本が崩壊してもいいと思いますか?」とか「老人が贅沢にくらせるけど,若者が失業するとか,教育を受けられないけどいい?」とか聞いてみてそれでもいいと答える人ってそんなにいるんですかね?。本当に天涯孤独な人はそれでいいと答えるのかもしれませんが,子供や孫や親戚がいる人がそう答えるのかな?という気はします。
TVでよくそういうお年寄の無責任な発言を取り上げますが,大体そういうのは聞き方が悪いんじゃないの?という気がします。そういう意味じゃ,マスコミは若者と年寄の対立を暗に作ろうとしてるのかもしれません。
あまり考えがまとまらないのですが,わたしはお年寄が本当に若者を食い物にしたいと思っているとは思えないのですが,お年寄と若者の間に国が入っているから,こういうことになってしまうようにも思います。世代間の経済的格差があるのであれば,それが上の世代から下の世代に移るときに,間に国が巻き上げて渡すというようなことではなく,もっと直接的な流れが見えれば,この辺の断絶感が減らないかな?,そうすれば,もっと世代間の意識の違いが減るというか,同じ危機感を共有できないかな?と少し思います。具体的にどうすればいいのかは良くわからないのですが。
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誰も汚染物質の最後を見届けているわけではない

2008-09-12 22:47:33 | 時事
三笠フーズによる汚染米(事故米)の食用転売の話が,毎日の様に報道されてます。ところで最初「汚染米」と言っていたのが最近は「事故米」といってるのは何故?。それはいいとして,何に汚染されていたかというのも「メタミドホス」が最初挙がってましたが,最近は「アフラトキシン」の方が話題に。
アセタミプリドという名前も出てますが,どれが,どれくらい危険なのか?というのもどうも情報が整理されずわかりにくく思います。メタミドホスは加工段階で薄まっているという話もあります。一方で,アフラトキシンの肝臓がんリスクについての試算もありますが,ちょっとわかりにくいです。
世の中のお米やお米加工食品についてどれくらい過敏になるべきかちょっと判断がつきません。いずれにせよ,犯罪を犯した三笠フーズは極悪な犯罪をしたとわたしは思っております。
ただ一方で,なぜ三笠フーズがこれだけ大量の事故米を扱っていたかというと,事故米の買取で非常に便利な業者だったから,というような話も聞こえてきます。行政なのか農協なのか輸入業者なのか良くわかりませんが,汚染されたお米が大量に出た場合,途方にくれるのでしょうが,それをすぐに,いい値段で買ってくれるのが三笠フーズだったようです。たぶんもともと持っていた業者は,扱いに困るお米を引き取ってもらいホッとしていたのでしょう。
こういう話は行政に限らず,個人の家庭でもあり,われわれは毎日の様にごみを出して,決められた日に,決められ場所にごみを置いてますが,それをおそらく行政の指定業者が引き取り,どこかに持っていくのを,「ちゃんと処理されているはず」と思っているはずです。あとをつけて,どう処理されてるかを確認している人は稀でしょう。もしかしてどこかに不正投棄してるかもしれないと思っても,あまりそういうことは考えないようにしてるのではないでしょうか?。
今回の三笠フーズの犯罪はもちろん三笠フーズが一番わるいのですが,実はこういう犯罪は,もっと身近なところで起きうる可能性があります。もし,三笠フーズにお米を売った人にも責任があるというのであれば,われわれにも同じような責任がかせられているということになります。
そういう意味では結構現在の分業社会においては難しい問題だし,われわれもリサイクルだから消費していいということではなく,ごみ自体を出さないような生活をしないようにもっと努力すべきなのでしょう。
ところで,こういう汚染米…昔はそうはいっても,どこに捨てたらいいかわからないって感じだったのかもしれませんが,いまだったらバイオメタノールの原料に出来るから,以外に持って行き場はあるのかな?という気はしました。どうなんでしょう?。
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自民党総裁選

2008-09-11 22:45:42 | 時事
自民党総裁選が告示されました。与党とはいえ,投票権を持ってる人がどれくらいいるんだろう?という選挙ですがTVは良く取り上げているようです。まぁ間違いなく次期総理大臣になるんでしょうから,っていうのはあるんでしょうが,その後にたぶん総選挙があるので,ずっと総理大臣かはわかりません。もっとも一方の民主党は小沢さんで決まっているのでネタとして面白くないのでしょう。
自民党は今回5名が立候補をすでにしてるようですが,たぶん今回当選するのが目的ではなく,次回のために名前を売ることが目的の人もいるんでしょう。自民党は小泉さんのときから,総裁選に対抗馬として出ても入閣したり,数回目で当選するということがすでに起きているので,総裁の対抗馬になることでしこりを残さない,むしろ一目置かれる様になっている様です。一方民主党はなぜか小沢さんに遠慮して,対抗馬が出ません。何なんでしょうね,この差は?。
まぁそれはいいとして,今回立候補した,麻生さん,石破さん,与謝野さん,石原さん,小池さんの五人のうちに自分だったら誰に投票するか?。悩ましいです。個人的には麻生さんは好きですが,ばら撒き方なので,いいんだろうか?という気はします。ただ話はうまいんですよね,この人。石破さんは出来る人という印象はありますが,少しなにに考えているかわかりにくい。与謝野さんもそういうところはありますが,老練なのと経済に明るい感じはします。石原さんと小池さんは,個人的には今回じゃなくてもいいのでは?という気がしてます。総選挙の顔としても少しつらくないか?。というわけで,最初にあげた三人の誰かを推すのかな私は?,という感じですが,まだ時間はあるので考えましょう。
ところで,TVとか観てると新総裁とかに「○○を期待する」みたいにいう街頭インタビューが多いのですが,あれは自民党員なんですかね?たぶん違うようにも思うけど。じゃぁもしくは次の選挙で自民党に入れようと思ってる人なんですかね?。
良く街頭で内閣に注文をつける人たちがいるのですが,彼らはちゃんと選挙にいってるのかしら?とか思います。選挙に行ってないのに,政治家に注文をするのはおかしいと思うのですが,日本の投票率の低さを見ると,たぶん有権者の半分くらいはなにもいえないと思うんですけどね。
どうも最近は政府や議員はただで国民のために働いてくれると思ってる人が多いようですが,政治家は支持者のために働くのではないかな?と思います。違うの?
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データ変化でも差分は差分

2008-09-10 09:58:47 | 音響
どこかでちらりと聞いた話題だと思った気がするけど,あまり興味がなかったSHM-CDが話題になっていました。自分の中ではいい音ということに関して,メディアの問題ではないと思っているので,あまりこういうのは興味が無いのですが,でも「音が違って聞こえる」というのは,「どういう仕組みだろう?」という技術的な興味はありました。
書き込まれたデータが同じなのに音が変わるというと,もうCDはエラー訂正くらいしか原因が考えられないのですが,今のCDってそんなに品質悪いかね?とか,CDプレーヤが高度だったら音質に差は出ないのでは?とかそんなことは考えてました。で,今日見つけたのがそれを検証したレポートで,「SHM-CDは本当に『高音質』か?」というもの。いやぁ,これ読んで驚いたというか眼からうろこでした。

これを信じるのであれば,SHM-CDの方がエラーが多く,それで音が変わると。でエラーが多かろうが従来のCDと音が変われば,それがいい音と思うかどうかは聴く人次第ってことになります。
たしかにいい音には正解がありません。だから音の情報量を落としたり,でてきた音にエフェクタをかけて音を変えても,それがいい音と感じることはありえます。まさかCDのメディアによりある種のエフェクタをかけるとは思いもよりませんでした。
まぁSHM-CDの公式ページにはそんなことは一言も書いてなくて,あくまでもマスタリングの音に近いと書かれてますが。ただ微妙にフワリとした表現なのは,気になるところです。
わたしがあまり興味を持たなかったのは,もともといい音とか原音忠実とかいっても,音をマイクでとって記録してスピーカで出す以上原音とは絶対に違うわけで,いったい何に忠実なのがいい音なのかちっともわからないからです。レコードを作った人の意図に近い音がいい音だと思いますが,それだって,どういうスピーカでどういう部屋で聴くのが適切なのかもわかりません。かってオーディオにDSPが入ったものがありましたが,あれはどうなのよ?思ったこともあります。最近は自分で積極的に音を作って聴くのもありかな?とか少し思ったりもしてますが,そういう中でCDの音を劣化させることで差を際立たせるというのがありなのか,ありだとすればすごいなと思いました。
というわけで,前々興味を持たなかったSHM-CDで,この程度で持ってるCDを買いなおすつもりも無かったのですが,ちょっとしゃれでECMのSHM-CDでも買ってみるか?とか思ったりしてます:-p。
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