たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

免疫と癌?

2007-03-25 20:28:39 | 医療・福祉
19日の新聞(のWeb)で知った記事。京大の武藤教授のガンに関する論文がネイチャーに載りました…というやつなんですが,共同通信産経新聞の記事は,ガンが進行するときには骨髄でつくられる特殊な細胞が関与してる…という感じ。読売の記事も同じですが,それにプラスして「骨髄への働きかけを止める物質を見つければ、がん治療薬の開発に応用できるかもしれない」という,ちょっと踏み込んだ表現が。

そして朝日。「がんを攻撃する『味方』と思われていた免疫系の細胞が、がんと協力する『敵』だったことになり」という表現。えーーーー?。
同じ論文を取り上げたのではないのでしょうか?。朝日のだけ,えらく受ける印象が違うんだけど…。

ちなみに,人間の免疫系には自分でガン細胞を食べちゃうという機能があるので,免疫系を強めるように体にストレスをかけない様にしましょう…という考え方があります。主流かどうかはわかりませんが。今回の朝日の記事は,それを覆しているようにも読めます。でも,ほかの記事はそこまで書いてないので,単にショッキングな内容にするために書きすぎてる可能性もあります。まぁ医療の新規発見なんって「可能性」でしかないとは思いますが。でも,患者とか健康な人でさえ,振り回されるんですけどね。

いろんな人がいってる…というレベルだと,肉や卵や乳製品を食べるな…という様な話もありますが,一方で体力をつけた方がいいとかそういう話もあって,まぁ要は相反する「体に良いこと」が結構あるわけです。ガンに限らず,ほかの「健康にいいこと」…もだいたいそんな感じですけどね。

こういう場合は,だれかがわかりやすく要約した事実や考え方をうのみにせず,その論文自体にあたるべきなんでしょうが,まぁ今回はめんどうなのでパス。また時間があるときにでも探して読むかも知れませんが。
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JALとANA

2007-03-21 10:53:08 | 時事
わたしはマイレージをためる関係上ずっとJALを使っていたのですが,JALのいろいろが騒がれる昨今…っということで,去年の末あたりからANAを2,3回利用していたりします。

ANAというと先日飛行機の足が出ない騒ぎがあり,いままでJALの整備不良事故が目立っていたのが,結局どちらも起きるうる…って気がしてたりもします。まぁ頻度とかあるのかも知れませんが。
で,JALとANAと両方乗って感じるのは,まぁあまり差がないということ。知り合いにはANAの椅子の方がいいという人もいますが,航空会社による椅子の違いより,飛行機の形式による椅子の違いの方がわたしは気になります。JALはレカロですけどね:-)。サービスはほとんど変わらない。JALはプラス1000円でクラスJがあり,そちらは結構オトク感が強い…けど,クラスJはすぐ埋まりますね…。
ICカードによるチェックインの方法は両社違っていて,どっちもどっち。JALの方が事前チェックインが必要なのでめんどうに思うかも知れませんが,逆に安心感はあります。

ただ一つだけいうと,どうもJALの方が着陸の時の揺れがANAより大きい気がします。これは毎回思います。もちろん着陸時の揺れは天候や使っている機体で違っていて単純に比較はできないのでしょうけど,どうもJALはいつの頃からか,着陸時に妙に揺れるようになってきた気がして,ちょっと不安が…。ANAはまだ2,3回しか利用してないけど,というのと,そのうち2回はジャンボだったのですが,着陸は静かでした。そういえばJALは最近ジャンボにあまりぶつかりません(羽田・福岡便)。じゃぁジャンボより777とかの方が新しい機体だとは思うのだけど…。

というわけで,揺れの件はまだ経験不足で何ともいえないのですが,ほかはやっぱり好みの問題かなぁ…と。JALの評判が最近悪いようですが,ちょっと過剰な反応のような気もします。あと,以前は飛行機は国内線でも軽食が出ていたのが,価格競争をはじめてからは出なくなって,今はあめ程度になりました。客の取り合いが激しいならこういう部分で差を出してもいいようにも思うんですが…そういうのはやらないのですね:-p。機内サービスで差がないってことは,って結局こういうのは,あまり客足には関係ないってことなのでしょうか?。
あと早割とかも両者横ならびで,値段はともかくキャンセル条件とかも結構同じなのが,なんだろうなぁ…って気はします。
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要求と怒り

2007-03-19 16:03:42 | ココロ
人が人に怒るのは人に何かを期待しているから…という場合が結構あります。期待していたのに期待通りにならなかった場合に人は怒ります。さらにその期待している相手に対して自分が何かを働き掛けられない状態の場合,さらに怒りは不平になります。分かりやすく言うと期待する対象が目上の相手の場合,期待がハズレても,何もできないので不平になる。目下の場合は叱るとか指導するとか,そういうことも可能ですが,目上の場合結局怒るか裏で文句を言うことになる。

さて,学生というのはだいたいにおいて教師に対して,一方的な力の差を感じてます。つまり対等ではないと。そして小学校はともかく,中学高校となると学生の自己意識の成長にも伴い反発心が強くなり,結果的に教師に怒っている人もいます。まぁ自立が強くて,最初から教師を相手にしてない人もいますが。
いや,教師に怒りを感じている生徒から話を聞くと,むしろ教師に期待している,つまり逆に依存しているという場合が多いように思います。期待して期待通りじゃないから,または,自分の指導を十分にしてくれない,つまりかまってくれないから怒る…というのが先生に対して不平を言う学生のパターンの様に思います。
まぁ中学高校であれば,それはそれでいいのだけど,大学生や大学院生にもなってそれはどうかね?…と思ったりもします。先生に怒っているという行為が「自分は先生に期待してます,依存してます」という様なものだと思うけど…。

実は「先生」も「人間」である。完璧な人間なんてそうそういるわけでもないし,そもそも忙しいのだからいつも自分に気をかけてくれてるわけでもない。特に大学の先生なんって教師と言うよりは研究者であることを求められれる…と自覚してる人の方が多いんじゃないか?…とすら思ってしまう。そう思うと先生に対する期待なんてそんなにないから,そこまで腹が立つようなことはない………とわたしは思うのですが,そう思わないのが学生のようです:-p。

……などと,とあるところで学生と話していて思ってしまいました:-p。

…ところで,「先生」というのは自分にかまってくれるものという意味があるのか,よくよく考えると同じように思われてるのは学校の先生だけではなく,医者や議員という「先生」もそうみたいです。粘るガン患者さんの「先生」についての文章を読んでそう思いました。そういえば,医者や議員も,患者や国民から怒りを買う場合があるのですが,それは結局怒る方が「自分に良くしてくれるはずなのに」という過度な期待があるように思います。言い換えれば,先生に完璧を求めすぎる…,さらにいうと依存してる…と。
まぁ「先生」という言葉がそもそもそういう意味なのかも知れません。「my指導者」であると…。でも,そんなに自分を指導してくれる人なんているものかしらね?…とか思ってしまいますが:-p…。
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NHKの音楽番組,椎名林檎

2007-03-16 17:00:35 | 音楽・アート
最近,NHKの音楽番組が妙におもしろいというか頑張っていて,先々週あたりは元ちとせのライブ,先週末は椎名林檎の特番,今週は小椋桂の番組をやってました。アンジェラアキのライブもやるはず。まぁNHKのライブ番組は以前から本格的で良かったのですけどね:-)。

小椋桂の番組も興味深いのですが,話は置いておいて,椎名林檎の方。
椎名林檎というと先日「平成風俗」という新譜を出してまぁ彼女のアルバムは全部買ってるから最初から買うつもりでしたが,椎名林檎自身による紹介を読んで,彼女のいう「お手軽じゃない音楽」とは何なんだろう?と思い買いました。
それに加えて,先日のNHKの特番。この番組のすごいのはアルバムの対になるような作りで,まるでアルバムに入りきらなかった様な曲まで演奏してる。つまり平成風俗には旧来の林檎の曲を新しいアレンジで演奏してる曲が何曲かあるのですが,番組でも従来のヒット曲を同じ編曲者(斎藤ネコ氏)によるアレンジで演奏してました。PVをどこかから持ってきて,流しているだけか?という気もしましたが,違いますよね?。インタビューとかもNHKのスタッフによるものだったし。
まぁそれはいいとして椎名林檎のいうお手軽じゃない音楽とは何だったのだろう?…という気はしたのですが,今回ストリングスやオーケストラアレンジで以前の曲をやってるのを聴いて,椎名林檎は同じ曲を違ったアレンジで何回も演奏する人だなぁと思いました。以前にもあったような。

彼女にとっては新曲を書くよりもアレンジを工夫するってことにいろいろポイントをおいているような気もします。

ところで,インタビューを聞いてると,彼女は頭が物凄くいいんだけど,頭がいいゆえに,非常に控え目になってるという印象を受けます。以前のインタビューでも思ったのですが,相手に合わせるというかサービスをしてしまうというか,自分をあまり出さないというか…。…というわけで,今回も「相手に合わせて適当に答えてしまう」って本人も言っていて,じゃぁもしかして最初にリンクしたインタビューも,口からデマカセかも知れないってわけですね(苦笑)。
まぁでも,不思議な知性を感じる人です。あと,自分が女性であるってことを妙に屈折した受け入れ方をしてる人だなぁ…とは思いました。自覚してるけど,開き直ってるわけでも媚びてるわけでも自虐的でもない…というか…。女性であることだけじゃないか…。なんとなく自分が自分であることにたいして,そういう感じというか…。
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単なる体としての肉体

2007-03-13 09:09:56 | ココロ
20代がグラビア誌を買わなくなってきている」って話を読んで,へぇーと思いました。よくよく読むと,ネットで安価に画像が手にはいるので,わざわざグラビアを
買わないのでは?…という推測も書いてあってなるほど…とは思いました。でも30代40代が買うのはお金があるからか,はたまた,ノスタルジーなわけですね:-p。

一方で,最近わたしは女性の肉体がインフレ…あれ?デフレかな?(^^;),とにかく価値が下がってる気がしてます。もちろんお金を払わずにネット上で様々な画像が手にはいる…っていうのもあるんですが,そうじゃなくて,グラビアアイドルどころかアマチュアの女性までが,コスプレとかをして,(男性からみたら)エロイ格好したり,一般の人でもエロかわいいとかいって,肉体が露出したり,体の線が出ていたりとか…。
まぁ別に女性は男性のために服を選んでいるわけではないので,かってに好きな格好をすればいいとは思いますが,それでも男性がかってに妄想してたりして,一方で挑発する格好をしたり,そういう服が女性の間でも指向されたりと,その辺は,微妙な関係があるように思います。でも,最近はその辺の男性の目を自覚的に意識してか…。…というか女性にとっては女性の体は単なる「体」でしか無いわけで,男性にとってどれだけ魅惑的でミステリアスであろうが,女性にとっては,イヤでもついているものなわけです。ですから,意識してもしなくても,どういう風に見せるのも本来は抵抗はない。でも周りの目がいろいろいうので,「あぁ,こういう格好をすると,恥ずかしいのか」とか「みっともないのか」とか思っていたのが,最近は,あまりそういう感じが無くなってきてる気がします。

まぁそれを使い古された言い方でいうと「恥じらいがなくなった」ということも出来るんですが,わたしは,女性が恥じらいがなくなったというよりは,むしろ「あぁ単なる体なわけね」と感じてしまうわけです。
体だから体でいいんですけど:-p。

というわけで,例えば, 素人の女性が宣伝行為のためにスク水を路上で着てたりするのをみると,ますます有り難みを感じなく,「あぁこの人の体なのね」とか思うと(苦笑)。
しかし,こうなってくると,いったいどういうものに興奮を覚えるのかは良くわからなくなってきます。別に感じなくてもいいといえば,いいんだけど(笑)。
まぁでも,今の若い人が,こういうわたしの心境と同じとは思えないので,そういう理由でグラビアを買わないわけではないとは思いますけどね。
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あふれる健康ネタ。まぁ勉強にはなるけど…

2007-03-11 11:08:07 | 医療・福祉
毎度のサイエンスサイトークネタ。香川靖雄先生の回。今回も結構おもしろかった。いきなりゆとり教育が日本人に向かない…というのを遺伝的に説明されても,ちょっと「?」という気はするのですが,要はほっておいたら自分で何とかする様な国民性ではなく,細かくケアしたら効果が出るらしい。そうかもしれないとは思ったけど手がかかる国民ですね:-p。西洋式の医療が向かないのかも…って気はしましたが,それはそれでどうしたらいいんだろう?…という気はしました。

あと栄養の方が専門らしいので,その手の話し。今の日本人が摂取カロリが落ちてるというのは意外でした。ダイエットのしすぎ?…。ただし砂糖と油は取り過ぎで控えた方が良い,穀類豆類は足りないので取った方がいい…というのは,まぁそうだろうな…実感に合うなと…。くだものは甘いけど,今の量の倍食べてもメリットの方が多いので食べた方が良い…とか…。
そういえば,朝御飯はたくさん食べても太らない…とも言っていた。

この手の話は統計的な話なので,全部が自分に当てはまるのかは良くわかりません。現に話の中にも横山大観が毎日酒を一升飲んでいたけど長生きしたとかいう特異点を挙げてました。まぁだからといって,あまり自分を特異点だと思うのも良くないけど:-p。
最近の自分は…穀類は足りないかも知れないなぁ…と思うけど,豆は毎日食べてる。油ものは…良くわからないけど,揚げ物や炒めものはめったに食べないので,そんなに多くないかも。砂糖は以前よりは取るようになったけど,うーん,多いかなぁ…,くだものは…以前は全く食べなかったのが,今は一日一つは何かを食べるようにしてる…って感じか。

で,水曜の夜はTVで「ガッテン」。健康診断の話。胸部X線で肺癌は見つからないとか,PETも…とか脅してましたが,結局はやった方がいいとか。ちょっと扇りすぎな気がした。
健康診断はやった方がいいとは思いますが,どういうのを重点的にやるとかいうのは政策が絡んでいるようにも思います。保険が効かない分,偉く高額なので,なんでもやってみる…ってわけにもいかないだろうし…。
その夜の,クローズアップ現代でも生活保護の医療費の詐欺の話をやっていた。政策なので市場原理が働かず,詐欺や腐敗の温床になりやすいな…とは思った。

まぁいずれにせよ,健康ネタの多い最近ではあるなぁ…と。自分の関心が高いせいもあるけど,とにかく多くて,そういうのを観てるだけで一杯。歌番組とかバラエティとかドラマとか全然観る暇ありません(^^;)。
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政策よりも経済?

2007-03-07 15:52:27 | 時事
ユニクロがパート・契約社員5000人を正社員に」との記事。こういう風に正規雇用者が増えていくのはいいことだと思います。

でも結局,こういうのって,雇用需要が増えて企業がいい条件じゃないといい人が集まらない…と思わないと変わらないのだなぁ…と改めて思いました。企業がリストラを行ってる状況だと,おそらく国が何をやっても,こういうことはなかなか進まない。逆に景気が良くなると国が何もしなくても雇用条件は向上すると…。つまり国の政策より経済の力で変わると…。

ユニクロの件は,言い換えれば,転勤がない雇用者を採用し始めた…という話でもあるんですが,要は「一般職」みたいなものでは?と思いました。ふと自分の職場のことを考えました。
今のうちの職場は,大卒と大学院卒しか採用してません。でも昔は高校卒とかも採ってました。そういう人は研究職というより研究補助スタッフみたいなもので,大卒や院卒と比べると,その後の昇進のスピードとかも違っていたようです。
しかしリストラじゃないけど,ある時点からそういう採用はなくなり,補助スタッフは派遣とかに変わっていきました。………っていうのをどこの企業もやったんじゃないですかね?。女性一般職を総合職に採用とかいう話が5年か10年か前に流行った気がしますが,逆をいうと一般職を無くして,総合職だけにしてしまい,それが嫌な人は
グループ会社に転籍…とかやってなかったんでしょうか?…。

雇用条件格差が無くなるというのは,逆をいうと雇用の多様化が無くなるということで,条件が合わない人は暮しにくくなる,という可能性もあります。現に自分の職場でも雇用形態の多様化がなんどもいわれてますが,結局のところ実現してません。
それで,結局はそういう理想みたいのを何度語ってもダメで,企業側としては,そうしないと,いい人材が確保されない,と実感しないとダメなんだなぁ…と。

まぁいずれにせよ,これから被雇用者にとっては,どういう条件を作っていけるか?,大事な時期になるように思います。まぁ国も厚生年金をパートとかにも適用するとか…そういう方向での雇用条件の向上というのも検討している様ですので法律で縛れる部分は,少しは労働者受けのいい法律をつくって欲しいですけど。
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感謝と敬意がなければ,著作権は必要になる

2007-03-06 11:27:18 | 社会
知り合いの日記に森進一氏と川内康範氏のことがちょっと書かれていて,「わからなくもないけど,(中略)…。好き勝手に演奏するな!と作曲家に言われても、ジャズマンだったら聞くわけがない。(中略)そのおかげで歌は遠くの国まで届くし、作った人よりずっと長生きする」と書かれていた。

それはその通りだ…と思ったのですが,わたしはそこのコメントに「著作権という考え方は,すばらしい作品を創った人が十分にみんなに尊敬され愛され大事にされていれば,必要ない概念な気がします。
みんなが感動する作品をつくって多くの人を幸せにしたのに,その人がだれかもみな知ろうともせず,他の人がまるで自分のもののように扱ってる。創った人が老いたり病気になって死んでいこうとしてもだれも見向きもしない。だからつい「権利だ」…と…。要はこじれてるんです。今回の話ではなく,著作権という概念自体が…。 」と書きました。

なんか最近,自分が好きだった作品を作ってきたあこがれの先生方が,権利期間を伸ばせとか,他にも結構厳しいことを言ってきていて,ちょっと寂しい思いをしてました。
ただ一方で,我々がそういう先生を本当に十分に敬って,なにも不安無く晩年を過ごせるような社会になってるか?…と考えるとそうでもないな…とも思います。もちろん心の中では敬愛してるかも知れません。でも,その先生たちが現在どこにいてどういう風に暮してるか?…考えたこともない。
そういう売れた先生方は十分稼いでリッチな悠々自適な生活をしてるのかも知れません。これ以上稼いでどうするのよ…とも思ったりもします。でも本当にそうなのかはわかりません。お金に困ってるかも知れない。そうじゃなくても,寂しく忘れられて暮してるかも知れない。老いた老人として誰にも知られず一人亡くなっていこうとしてることを想像してるかもしれない…とも想像できます。

だから,作者をもう少し敬う社会であれば,著作権という概念自体不要だと思うんですが…,寂しいですね。

ちなみに,弟子制度というかお家制度も,ある意味,老いた作家や芸人を弟子たちが保護し敬うシステムだったとも言えるようにも思います。
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わかりやすく理解しようとする過ち

2007-03-05 16:47:35 | 医療・福祉
先週取り上げたサイエンスサイトークの続きで2007年2月25日放送の回で,名古屋大学の武田先生の話の続き。生ごみによる堆肥による土壌汚染の話とか,あと逆に先進国主導によるDDT撤廃とかが,発展途上国ではマラリアで死ぬ人を増やしているとか,そういうやっぱりショッキングな話がいっぱいです。生ごみは生ごみに含まれる有害物質が土壌に蓄積すると危険だという話でした。薬に関しては体に悪い薬でも,あまりにも環境が劣悪なところでは,それが一番な特効薬なわけで,それを環境がいい国の人が禁止すると…という様な話。鳥インフルエンザだって,昔からあるのに,ここまで神経質にならなくてもとか…。

結局リサイクルにしても病気の予防にしても,かなり難しい複雑な問題を,我々が簡単なわかりやすい形にして理解して実行しようとするところにも結構問題があるなぁ…と思いました。
それから,今の自分の状態と上の話を照らし合わせて思ったのは,やっぱり病人と健康な人,また国の環境により,有効な薬,そして食べ物は違うってことだなぁ…と。薬自体が健康な人には毒薬だったりするものも多いんですが,食べ物だって体力をつける必要がある人に健康食や粗食を進めても違うと思う。発癌性とかもそうではないかと…。もっとも癌に悪い食べ物とか良い食べ物って,医学的に本当に有効なものって無いんじゃないか?…って気がしますが…。
ちょっと話がそれましたが,癌を取り上げたのは,先日大腸癌の原因でメタボリックって話を何かが言っていたのがおかしかったからで,まぁ太りすぎが良くないの当然にしても,いまはなんでもメタボリックにするわけで,政策的な臭いがプンプンします:-p。心臓病とか血管の病気とかはわかるけど,ついに癌の原因にまでされてしまったかと思ったので…。。DDTだって発癌性だし,お焦げとか…ダイオキシンもか?発癌性とか言ってますが,そういえばヒジキもあったか…。癌って,結局良くわからないから,なんでも「癌になる」って言っていればすむと思ってないか?と思った次第です:-p。
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昔の食事が本当に健康に良かったのか?という疑問

2007-03-02 15:07:24 | 医療・福祉
知り合いのところで知ったお米の話を読んで…。あぁ,自分ってお米の味とか銘柄に無頓着だなぁ,と思いましたが,後半の部分に反応します。

日本人が一日八膳ごはんを食べていた,一食にすると平均二膳半という話を聞いてちょっと驚きました。ちなみに江戸時代まで一日二食だった気がするけど,大正時代の話なんですね。
という話を聞くと,ごはんをそんなに食べたらおかずが食べられないのではないか?とか,白米ばかり食べたら体に悪いのではないか?とかちょっと思いました。まぁでもわたしも学生の頃は一食2膳以上食べておかずも食べてましたけどね。白米が体に悪いというのは,脚気になるとか,ちょっと炭水化物として純度が高すぎないか?という気がするだけで,玄米とか雑穀とかを一緒に取るならいいかと思いますが。
まぁリンク先の文章で言いたいのは高蛋白高脂肪の食事が良くない…と言いたいのでしょうからお米だけ食べて暮しましょう…と言ってるわけではないと思いますが…ちょっとそう取りかねないかなぁ:-p…。白米にフリカケだけですませる人が出てこないかと(笑)。

で,高蛋白高脂肪が食の西欧化だというのは同意だし,それで癌とかが増えてるだろう…ということは,科学的な根拠があるのかは知らないのですが,あまり反論はありません。現にわたしは現在牛肉豚肉をほとんど食べてません(牛肉はここ半年買ってもいません)。お肉を食べないと,揚げ物や炒めものも減るので,結果的に脂肪分も減ってる気がします。
でもご飯の量が増えたかというとそうでもないのですよね:-p。現在わたしは野菜をたくさん取るようにしてるのと,とにかく食べるものの種類を増やすようにしてるので,ご飯がそんなに食べられないのです。野菜も葉物だけではなく,根ものやイモ類,あと豆とかを結構取るようにしてるので,お腹にかさばるし,あと蛋白もそれなりに取ってます。まぁ魚や鶏肉はそれなりに食べてますが,一種類ドカ…と食べるよりは細々と食べるようにしてます。
というわけで,わたしの非西洋化というのはお米をたくさん食べるというよりは野菜や雑穀をたくさん食べるということになってますが,さてどっちが体にはいいんでしょう?。

もう一つ突っ込み。良く西洋化で癌が増えるとか肥満が増えると言いますが,肥満はともかく死因の癌が増えてるのは,寿命が延びたのが一番の原因ではないか?と思ってます。平均寿命は幼児の死亡が減ったからと言うのもありますが,実際は年寄の寿命も延びていて,昔は50才越えたら肺炎とかでいつ死んでもおかしくなかった。50で死ねば現代人でも癌になる前に死ぬ場合がほとんどでしょう。日本古来の食事が良かった…という場合,平均寿命が現在よりずっと短いとか,体格がずっと小さい…ということまで肯定することになると思うけど…と。
あと大正時代にご飯八膳は驚いたけど,江戸時代とか,さらに前はどうだったんでしょうね?。お米の生産量は(飢饉の時期を除くと)結構十分にあり,農家が米を食べられなかったというのは実は嘘らしいという話を井沢元彦氏が書いていたように思いますが,やっぱり大量にお米を食べておかずを食べないような生活だったのでしょうか?。白米を食べるようになった江戸時代の都市部では脚気が流行って白米が決して完全食ではない…ってことだったと思うのですが。
それから,いろんな種類をまんべんなく食べようと言うのは,今は健康にいいと言われていて,わたしもそれを心掛けてますが,これだって近代以前は難しかったのだと思います。もちろん安定して食材が得られないから,その辺の山野でいろんなものを取ってきて食べた…というのもあるかも知れませんが,自然の食材は取れる時期は大量に取れるので時期により偏りがあったと思います。日本人は毎日違うものを食べてますが,外国はほとんど毎日同じものを食べて過ごしている国がほとんどです。日本だって昔はほとんど,毎日その時期に取れた野菜を味噌煮とかして食べていただけではないか?…とは思うのですが…。

というわけで,良く見掛ける「昔の食事=健康」という図は,そこで挙げてる昔の食事もちょっと違ってるのではないか?と思うし,そこで言う健康(寿命50年?)も本当にそうなのか?とは良く思います。
でも,毎食カツ丼とかラーメンとかを食べるのは良くないと思いますよ:-p。おかずをたくさん食べるのであれば,ご飯主体は悪くないとは思います。
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