たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

科学と疑似科学の話は同じところを回ってないか?

2006-12-30 22:04:35 | ココロ
ネット上でいくつか話題になっていて,どれをリンクしていいかわからないので,とりあえず適当に…。「科学はあなたを救ってくれない」とか「道徳やしつけの根拠は自然科学にある」とか。

きちんと読んで追ってるわけないので,いい加減なコメントになってしまうのですが,最近この手の話が多いように思います。科学と疑似科学と宗教が混然としてるというか,どこがお互いの領域なのか?…という話。特に「水」の話や「鏡」の話のような疑似科学が科学か宗教かわからないような形で,支持する人が増えていたり,昨今のスピリチュアルブームの話とかもあるし。あと道徳というか,「盗み」「殺し」「いじめ」がなぜいけないことか,をきちんと語れる大人が少なくなってきてる(これはこれで,ひどい話だと思うけど…)というのもあわせて,なんか妙に混沌としてるなぁ…と。
まぁわたしは疑似科学は宗教みたいなものだと思うし,でも自然科学も宗教みたいなものだと思ってるのですが(笑),要は自然科学と宗教の対立というか分離というのは何百年も前にあって,その時に既にこういう話は議論されていたのではないか?,答えが出てなくても何回も議論されてるのではないか?…ということです。今こういう話をしている人達は,そこでどういうことがあったのかをふまえて再び取りあげているのか?,それとも同じような問題定義を新しい人達がやってるだけなのだろうか?…ということ。

わたし自身は古い話題だと思うので,そんなにエキセントリックに取りあげるような話ではないと思う一方,いまだに答えが出てないような話でもあるのかな?…とも思います。ただ,やっぱり日本人は宗教音痴で科学音痴というか,科学万能主義で,宗教がなくても科学ですべてがわかる…と長年(戦後でしょうけど)思い込んできてるのだなぁ…と。先進国も発展途上国もこれだけの国で宗教がまだ元気であることの理由を全然考慮せずに,科学万能主義を突き進んできたのだなと思います。
疑似科学が科学のふりをしてるのは,日本人とか一部の近代人が宗教を宗教のように振る舞わせると毛嫌を起す人がいるので科学的オブラートをかぶせてそれっぽく見せてるのだろうと思うし。

…というわけで,まぁおもしろい話題だけど,一生懸命語っている人達はどうも出口を見失って…というかみることなくどうどうめぐりをしているようにも思います。宗教と科学にきちんと線が引けて対立するものだ…と思ってる限り答えが出ないような気がしますけど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日米医療費比較

2006-12-28 10:00:36 | 医療・福祉
粘る稀なガン患者さんによる日米の医療事情の話。
ちなみにこの方は,ご自身がガン患者で,いろいろ医療やガン治療のことを調べ考えかかれている方で,最近,このサイトを知り良く読んでます。

で,かかれていることはアメリカの医療レベルや医療費の話。良く日米比較をするけど,アメリカの医療はいいことばかりじゃない,特にお金がない人にとってはとても大変である…ということです。
非常に腑に落ちたというか,以前からそうなんだろうなぁ…と思っていたことをあらためて確信しました。

良く話題になる,アメリカで手術を受けるための寄付…を受ける人達の記事とかを読んでも必要な医療費が数千万とかなり高額なのが,どうしてそんなにかかるんだろう,保険が効かないのはわかるとしても…と思ってましたが,やっぱり日本とはけた違いに高いようです。わたしは今年は三週間ちょっと入院し,手術を受けましたがそれでも払った医療費は数十万で,三割負担だから…って考えても全額は二百万とかそういう額じゃないかと思います。まぁ海外に行って長期滞在とかするからその何倍もかかる…っていうのはわかるのですが,海外で手術を受ける人が必要とする額は数倍というよりは十数倍以上に思います。でも,リンク先に書かれている額をみるとやっぱりそれくらいかかりそうだなぁ…と思いました。
それ以外にも思うところは,書かれていることと同じです。日本の医療は保険制度で,どの病院に行っても同じ(点数の)治療を受ければ払う医療費は同じです。もちろん受ける検査で額は変わるとは思いますし,保険適用外の設備とかを使うと高くはなりますが。先生や病院の選択も,全くの自由かどうかは疑問ですが,お金だけで道が閉ざされてるわけでもないでしょう。先生や病院のレベルが同一とは思いませんが,書かれているように,最高レベルはともかく最低レベルは非常に高いのではないかと思います。
日本の医療制度は勝ち組的な考え方じゃなくて,皆で同じ治療をうけよう…っていう中で全体のレベルアップを探ってきたのだと思います。

というわけで,医療制度に関しては,アメリカの真似をする方向には絶対に行かないで欲しいと思います。アメリカに健康保険制度がない…っていうのは知ってましたが,結局は持てる人が最高のものを受けるという考え方になってるし,それは福祉の考え方には合わないと,わたしは思います。

…とはいえ,現在の日本の制度がいいかというと,これまで何度か取りあげた通り,医療費の問題で,だんだん崩れているのも事実と思われ,称賛ばかりしていてもダメだとも思います。アラートを挙げて,今の制度を維持し続けて欲しいと訴えないといけないとは思いますが,でも,そこでアメリカの例を挙げるのはやっぱり間違いなんだなぁ…とあらためて思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他人に押し付けて綺麗事を言うのはどうか?という話

2006-12-24 21:03:01 | 社会
ネットでちょっと話題になっていた,作りすぎた野菜が捨てられるのをどうしたらよいか?という話。読んでいてなるほど…と思った。

要は消費者が余ってる野菜を買って,使って,余ったら消費者が捨てましょう…という話。生産者が処分してるのを「もったいない」と言いながら,何もしないマスコミや世論の勝手さを説いているとも言えます。消費者が捨てるって言うのももったいないかも知れないけど,そういう罪悪感を生産者に押し付けるのもどうか,ということなのか。

ちょっと視点としておもしろいな…と思ったのは,今はスーパーでいろんなものが小売りされていて,使うだけ買うことができる。それは,効率的で,無駄が出ないことなのか…と思っていたら,結局は消費者が便利になって,食べたくないけどたくさん作った作物の消費を考えたり,捨てたりと言う負の部分を,他の人に押し付けている…とも言えるのか…と。余った野菜を海外に持っていっても赤字だから結局すてるしかない…としても,それは生産者や政府だけの責任でもなく,買いたい食材しか買って消費しない消費者のぜいたくの責任ともいえるわけです。
人には背負わなくてはいけない負の部分があるのは当たり前なのだから,それを他の人に押し付けて,綺麗事だけを言ってもな…とも言える…というのはどうも自分も自戒しないといけないかなぁ(^^;)…。
まぁわたしは子供の頃実家で契約農家の野菜を取っていて,作りすぎた野菜を無理やり消費していた経験もあるので,スーパーで野菜を買うことが如何に楽なことかもわかるけど…。
あと,あえて言うと,作りすぎた野菜を畑の上で壊してしまうのは,コストをかけて作った農家には気の毒だけど,野菜も所詮植物。食べなければ枯れて,次の世代の肥料になるのも在り方だとは思った。工業製品を作りすぎて捨てるのとはちょっと事情が違うよな…と。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

70代を大往生というには早いとは思うけど

2006-12-22 15:38:55 | ココロ
岸田今日子さんの訃報青島幸男さんの訃報が奇しくも一昨日一緒に報道されていた。

「えっ?」と思ったし残念だと思ったし,ご冥福を祈らせていただきますが,一方で二人とも70歳半ばの年齢。わたし自身が,今年大病を患ったので,自分も70歳まで生きられたらいいな…とも思ってしまった。悲しんでいる人には申し訳ないのですが。

まぁうちの両親もこのこのお二方より年上で生きているのだから,70歳という歳は決して大往生ではないと思うけど,例えば岸田今日子さんのいとこである岸田森さんは若くして亡くなったわけで,森さんが亡くなるのを観ていて今日子さんはどう思っていたのだろう?とか思ってしまった。
というのは,あくまでもわたしが森さんの亡くなった歳に近くて,70歳には遠いから思うのであって,わたしが70歳まで生きられていたら,70代の訃報を痛ましく思うかも知れないなぁ…とも思います。
とはいえやっぱり70代というと,これからも十分に活躍できる歳だし,特に岸田今日子さんは個性派の俳優としてとても好きだったのでやっぱり残念。もっと齢を重ねた姿を観たかったというのはあります。子供の頃岸田今日子さんを「たらこのおばちゃん」と呼んでいたのを思い出します(^^;)…。

それにしても今年は結構有名人が亡くなってる気がします。しかも60代とか70代とか微妙な年齢が多いんですよね。……違うかな,やっぱり自分が病気したから,こういうことに敏感になったりしてるのかも知れません。他人の死因を観るのにドキドキしたりしてるものなぁ…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

輸入医療機器の値段

2006-12-20 22:36:45 | 医療・福祉
昨夜のクローズアップ現代は「なぜ高い?医療機器の値段」という話だった。アメリカ製の医療機器が日本では現地価格より数倍の値段で売られているという話です。

言われて気づく愚かなわたしですが,確かに医療費の高騰が問題になっているなかで医療機器の値段が正当なものなのか?…という議論はあまりされてなかった気がします。
結局値段が高いのは日本独特の制度や承認まで時間がかかるという問題もあるのですが,そもそも日本に大量にアメリカの医療機器が入ってきたのは,かって日本自動車の輸出による貿易摩擦を解決するために,アメリカの医療機器を大量に輸入し,その時にアメリカに割と都合がいいような値段の付け方になってしまった…部分があるようです。まぁそこまでTVでは言いきってはいなかったのですが…。
とはいえ,保健医療ですから,厚生省が値段を規定してるわけで,値段の付け方にはアメリカに配慮している部分があるように感じました。というか,今回の番組の作りで取れることは,要は自動車産業をつぶさないために,高額なアメリカ製医療機器を輸入するようになった…ということです。それはそれでいいとは思うのですが,だったら日本の自動車産業が医療制度に配慮する…つまり自動車税や法人税から医療費が出ていてもいいのではないか?…と思いました。現在は医療保険制度の歪みが個人の病人にしわ寄せがきてるような状況が良くみられるので,やはりこういうことは社会全体が責任を負うべきだろうと…。
それと,肝心の医療機器開発がアメリカに負けてる…と言う点も,食料と同じく,国民の命に関わる部分を海外に依存するのはいかがなものか?…という気もしました。もっとも,あまり国内の産業を保護すると,やっぱりコストアップになる部分もあるので,この辺は難しいな…とは思います。

医療費の問題を輸入医療機器の値段の付け方の問題と認識したことはなかったので,今回の番組は新鮮に感じました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近のオーディオ伝説

2006-12-19 20:40:53 | 音響
ちょっと古いネタなのですが,捨てておくのももったいないので…。

PS3が出たときに音が良いということが話題になっていて,そのあといくつかPS3のSACDプレーヤとしての音の良さについてかかれているのを読みました。

実は「はぁ?」と思ったりもしてます(^^;)…。良く読むとSACDの1bitオーディオを従来のCDと同じマルチビットで処理する時にすごい処理量が必要だったりするとかノウハウが必要だったりする…って話に読めるのですが。1bitオーディオって1ビットのまま蓄積・処理をするのがミソだったのではないのか?…とか,マルチビットで処理するのだったら最初からDVDオーディオの様に24bitとかで記録すればいいじゃん…とか思うと,SACDの規格は失敗だったのですか?…とか思うのですが。
もちろんわたしが以前書いたとおり1bitってどうやって増幅以外の処理をするのかわからないのでマルチビットにした方がいろいろ出来るんだろうけど,やっぱりそれってSACDの規格の否定だと思う…。
…とPS3のオーディオの騒ぎに対しての突っ込みはこれまで。まぁもう火は消えてるのかもしれませんが…。

でもう一つ,もともと存在しない高域をつくるヘッドホンの記事も同じような時に出ていたので,まぁ思ったのですが,「オーディオってすっかり怪しいものになってるなぁ」と(苦笑)。まぁ高域を作り出す技術自体は昔からありますけどね。音悪くなるのだけど,聞こえない帯域だったら気にならないし(笑)。
こういう製品がでるとおもしろいのは製品自体の怪しさもあるんですが,それを評する人達で,特にプロの物書きじゃなくてマニアというか。いろいろご存じなんですが,妙なところで科学的じゃなかったり論理的じゃなかったりと。想定外のいじめ試験をやって音がいいとか言ったりもするけど,そういう使い方は実際に起きないでしょ?とか突っ込んだりしたくなります。まぁでもそういう話も楽しいからいいんですけどね。科学的な評価だけをやってきたらいつのまにか音が悪くなってました…って話もあるので,科学的な態度がいつも正しいとは限らないし。
というわけで,怪しい領域に入ってるオーディオですが,別に批判してるわけじゃなくておもしろがってます。ただ,そういう領域だと,商品売りにくい…というか開発しづらいです(^^;)。客観評価よりもイメージが先行しちゃうからなぁ…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我々の社会認識の誤解

2006-12-18 14:18:31 | 社会
全然タイムリーなネタじゃないのですが…。
最近Podcastでサイエンス・サイトークを聴いてるのですが,そのバックナンバーで2006年の1月29日と2月5日の分を聴いて。

ちょっと驚いたのが2月のゴミの話。実は今ゴミは儲かると言うことらしいです。たしかに言われてみたら鉄が高騰してるって話は聞いてましたが,金属材料の高騰で,大抵のゴミは処分費よりも材料費の方が勝ってしまうと。例えばエアコンは家電リサイクル法で5000円処理費がとられますが,売るとその材料(銅とかアルミらしい)500円くらいにはなるらしく,業者は実は両方から金を取れると…。
なぜそうなったこというと家電リサイクル法は鉄の値段が底値だった頃に作ったとのことで,その頃と今では鉄の値段が4倍くらい違うらしく,こんなに上がるとは思ってなかったと。

実は最近自宅にいると回ってくる「ゴミを引き取ります。動かなくなった家電でも引き取ります」っていう業者を怪しい…と思っていたのですが,本当に材料として売るだけでも儲かるなら全うな商売だったんですね(^^;)…。
ちなみにそういう状況なので以前より不法投棄は減ってるのかと思っていたら,なんか現在は業者よりも一般消費者の不法投棄の方が多いようです…っていうニュースを最近聞きました。
不法投棄ということで犯罪の話にあると1月の分は犯罪の統計の話があって,興味深かったのが,犯罪の増減というのは社会が大きく変わらないと大きくは変わらないと。犯罪統計は犯罪の数自体を表しているというより,警察の取締りの数自体とか通報の数とかを表していると。例えば自転車どろぼうを取り締まる様になるかならないか…で大きく犯罪数が変わると…確かに言われて観ればそうです。ゴミの話の時も,そんな話が出てました。統計は「行政の動きを表している」と。
ということで犯罪が増えている…っていうのはどうも誤解らしい。でも110番通報は物凄く増えてるとのことで,それは何倍にも増えていて,それで警察の対応が難しくなってる…ってことは本当らしいです。ちなみに省庁が予算をとるために,取締を強化して,それで統計が変わるっていうのもあるらしい。

というわけで,統計を観ても社会は見えず,行政が見えるということで,あまりそれに慌てても仕方ない…って話でした。
ゴミの話も犯罪の話も,どうも一般の人が思ってる状況と違うなぁ…ってことで,大変おもしろかったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アダルトと同じ欲望は?

2006-12-16 22:05:45 | ココロ
ダイアルQというのを知ってる人はもう少ないかもしれませんが,情報量有料電話ですね…。これが広まったのはアダルト目的が貢献した…と当時言われました。他にもビデオやインターネットの普及にもアダルト目的っていうのが大きな貢献をしてると見なすことが言えます。この様に新しい技術が普及するときにアダルト目的というのは,結構有効だったりするようです。

…というわけで,ある技術を自分達が持っていて,その普及を狙うときに,そのアプリケーションとしてアダルト目的を想像するのは,ある意味全うとも言えます。
でも,ふと思うのは,それは男性の考えだなぁ…ということ。
わたしは男性だから,自分が興味がないにしても,そういうアダルト目的に男性が食指を動かすのは,わりと共感できます。でも世の中の半分は女性です。そしてその男性が考えたアダルトアプリを女性が欲しがるか?…というと,あまりそうでも無いようにも思います。

じゃぁ女性が女性ゆえの欲望から欲しがるアプリケーションって何なんだろ?…。…と今週思うことがありました。
実際ある商品開発を女性まかせにしたら大ヒットしたという例は最近良く聞きます。あとなぜか良くわからないけど女性の中でヒットしてるものというのも良くあります。この辺って結構大きなマーケットだと思うのですが,どうもいまだに男性の中ではマーケッティングのノウハウとされてない気がするのですが,どうなんでしょう?。
リラクゼーションというか,エステとか癒しとかアロマとかそういうのに女性が結構お金を払うのはわかってますが,今一つヒットするものとそうじゃないものの違いがわからないし,こういうリラックスという意味での快感が,じゃぁ男性のエロ欲望ほど強くて単純なのか?…というと良くわからない。一方で女性だって性欲が無いわけではないし,女性の間で「カワイイ」と言われるものが男性から見たら,男性に性的アピールがあったりするのは,文化的なものかもしれないけど,まぁいろいろ巧妙に女性の位置というか,欲望というか,そういうのを転換してるようにも見えないこともありません。
まぁ…わたしからしたら,その辺の法則ってよくわからないのだけど,どうも業界の人間も良くわかってないのだろうなぁ…とちょっと思いました。業界の人と話す機会があったからだけど,だいたいあんまりそういうの考えてないという感じで…。
でも,わたしとしては,男性のアダルトみたいに,男性が見て興奮するとか気持ち良くなる…ってものには,ちょっといい加減飽きてきていて,女性がどうやったら飛び付くか?…とか気持ち良くなるか?…ってことの方に興味が少しある。
等と…書いていて,結局これも女性を気持ち良くしてモテたいとか○○したいとか,そういう男性的な欲望なのか?…とちょっと思いました(^^;)…。

まぁ,それはいいとして,この辺って誰も解読してないのか?,女性の間でも謎なのか?,それとも女性の間では今更言葉にしなくてもわかってるから誰も表現しようとしないのか?…,ちょっと不思議に思ってます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

傾聴ボランティア

2006-12-12 22:20:16 | ココロ
先週のクローズアップ現代(NHK)で,傾聴ボランティアというのをやっていた。字の通り,耳を傾ける…というか,要は人の話を聴くボランティア。意見をいうのではなく,話を聴くだけらしいけど,難しいらしい。まぁそうでしょうね。意見を言いたくもなるだろうし,そうじゃなかったら,興味がなくなって話す方も話す気がなくなると。
人の話を聴く…というか逆を言うと自分の話をちゃんと聴いてもらえるのが救われる…っていうのはすぐ想像がつきます。孤独なお年寄りとかが人と話をするのに飢えている…っていうのは用意に想像がつきますが,若い人に対してもやってました。

なんか観ていて,自分がネットに書き込んだり,やりとりしてるのもそういう孤独感…というか,そういうのの解消が原動力なんだろうな…とあらためて自覚しました(^^;)…。寂しいんだわたし(苦笑)…,じゃなくてまぁ人間ってそういうもの。そういえば,大学生の頃か,自分の誕生日に誰とも会話しなかった日があって,やぐされました(^^;)。いまもそういう日があるかも知れませんが,メイルとかやってるので忘れてます。そういう意味じゃ,メイルとかでも傾聴ボランティアできるはずですが,お年寄りはそういうのを使わないし。今の世代が歳をとったらメイルでのボランティアもありかな?…とか思ったりも。
人間はコミュニケーションをする生き物だから,うさぎじゃないけど(笑),寂しいと辛いのでしょう。今あるあらゆる世代の自殺とか,いじめとかそういうのもいろんな人とのいろんな会話が増えれば,それだけで解消するものも結構ありそうな気がします。ただ…確かに現代は異なる世代間のや地域社会での交流が減ってるので,会話自体が減ってるとは思いますが,現代だけが問題なのか?…,量の問題なのか?,背景にある信仰とかも問題もあるのか?…などは良くわかりません。コミュニケーションブレークダウン…っていつの時代もあったと思うし…。
ちなみに話を聴く難しさ…って実際に喋っていてもあるし,ネットでもあると思う。ネットの場合,反応できなかったりすると,相手の方は避けられた,逃げられた,拒絶された…と思う場合もあったりして,話を聴いている…っていうのを表明するのは難しいというか,文字の場合,相手を批判することがコミュニケーションになりがちな部分もあるし…。それ以外のボディランゲージとかの部分でも,やっぱり実際にあって話すとの文章でやり取りするのは,なんというか違う気がするけど,それでもある程度の代替えにはなるのかなぁ?…とか。。
一方で,自分を否定しないで話だけ聴いてくれる人を求める…っていうのは,ちょっと都合が良くないか?…という気がしないでもないのだけど,まぁタマにはそう言うことも必要か?…。いや,言葉なのかな?…。なんか一緒にする…というだけで,そういうのって解消するというか…。例えば一緒に踊ったり,祭りに出たり…。下手に言葉を交わすより,そういうのの方がいいんではないか?とも思うとそういうのがなくなってるのが問題なのか?…と思う一方,現代人の文字というかキャラクタ的思考がますます増えてることが問題なのか?…と思ってりもして良くわかりません。

ちょっと話がそれましたが…,要は人は話を聴いてもらいたいし,話を聴くのは難しい…とは思います。わたしがここに文章を書くのも浮かんだ考えを吐き出してすっきりしてると思うし。それ自体を自覚すると,人にわざわざ聴いてもらえなくても,それなりに吐き出すことを自覚できたりもしますが,きいてもらえないと辛い…っていう人は多いんだろうなぁ…と思います。この辺って人間の本質かも知れませんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKスペシャルの国民健康保険の話

2006-12-08 07:39:06 | 医療・福祉
この間の日曜のNHKスペシャルは「もう医者にかかれない ~ゆきづまる国民健康保険~」という内容だった。

NHKはスペシャルでもクロ現でも医療制度問題をマメに扱っていて,そこで知る恐ろしい現状に危機感を刺激されることが多い。とはいえ,どうも今回の内容はわかりにくいところが多かった。

内容的には国民健康保険の現状の問題を取り上げた…ということなのだろうけど,冒頭は国民健康保険の掛け金が増えたことで払えなくなってる人が増えてる…ということで,幾つかの例を挙げていた。40万以上の請求が来た人の話とか,鼠径ヘルニアで苦しんでいるが保険料を払ってないので病院に行けず,悩んでいる人の話とか,病院に行ったら保険料を払ってないので保険がなく,役所に行ったら資格証を渡され,「払えない」と言ってる人の話とか…。
そういうのを自治体に問い詰めるシーンがあったかと思うと,その後自治体が払え無い人と払えるけど払わない人がいるということでどういう取り組みをやっているか?…とか。

全体を通していうと,自治体に運用をまかされている国民健康保険制度自体の問題を言いたくて,それについてはわたしも同意するのですが,どうも冒頭の保険料を払え無い人を映すのが,単に自治体が貧乏人に冷たい…ということを言いたかっただけではないか?…と思わせるところもあり,次元の違いを感じた。
というか,本当に貧乏人は保険を使えないのか?…という疑問が生じたのでちょっと調べてみた。自分は国民健康保険ではないので認識を誤ってるかも知れないけど,掛け金額の算出例とか免除の話が見つかった。いろいろややこしくて面倒なのかも知れないけど,失業者が医者にかかるすべが無いわけでもない様子。でもTVではこういう減免の話は一切出てこなかったし,資格証で10割り負担といっても,後で返ってくる…という様な話もなかった…。これって片手落ちじゃないのかしら?。
というか,わたしは病院にいけない…と言ってる人達がどうして保険料を払わないのかに,全く共感できなかった。わたしは今年手術とかをして保険点数分的にはかなり高額な医療を受けました。保険に入ってなかった…というのは考えるだけでも恐ろしいです。TVで払えないと言ってる人の中に「保険料を払うと電気代も払えなくなるから」と言ってる人がいましたが,電気代を払えなくても払うべきだと思う。生活保護を受けることをいやがってるシーンもありましたが,生活保護を受けてでも医療を受けるべきじゃないか?…という気がしました。単に医者にかかるのが嫌なだけじゃないか?,病気を舐めてないか?という感情も浮かんだのです。簡単に言うと,払えない人に,あまり共感も同情もできなかったってことです。

わたしの感覚では病気は怖いもので,医者嫌いだとか,プライドのために行かないというのは考えられません。健康なときに病気になったときのことを考えず保険を払わないというのは考えられません。ついでに書くと車に乗ったりマンションに住んでるのに保険料を払わない人達もいました。まぁそういうのは別にしても,保険料を払うと生活ができないのであれば,生活保護を受けるべきじゃないか?…とすら思います。医療と教育を受けるのは日本人であれば当然の権利であり,それができないのは保護の対象だと思います。
とはいえ,その生活保護も問題をたくさん抱えているし,保険料をちゃんと払っていても,医療を受けられないというような問題もあるわけです。そっちの方が大きな問題である気がするのですが,どうも今回の特集は,個々の人達に日を当てたがゆえに,保険料を払う払わない…という話がごっちゃになってわかりにくいな…と思ったのでした。

今の日本は財政の問題からどうも医療制度が悪化してるような気がします。すごく怖いことです。それゆえにそれをきちんと取り上げるNHKには敬意を感じますが,今回の話に関してはそういう感想でした。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする