たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

人はなぜ王をつくったか?

2011-03-09 22:35:42 | 歴史
思考実験というか,想像。

たぶんですが,国家の成立において,おそらくほとんどの国は王国だったのではないでしょうか?つまり君主がいるっていうのが国家だったと思います。

国家の成立は確か,最初は穀物の農耕が始まり,それにより蓄財がおき,貧富の差が発生する。また,農耕は獲物を追っての移動がないので,集落となる。これにより集落においてリーダーが固定化し,さらにそれが巨大化していくと国家になっていく,という様なことだったと思います。

最初の集落では,どこかの段階でリーダが出てきて,それが単なるリーダか,族長,王…となる境界は,一つは世襲になることの様に思います。自由に入れ替えが可能なうちは,王とは呼べないでしょう。

集落が更に集落をまとめていくとそのうち国家になりますが,それが話し合いではなく,武力により行う場合は強力なリーダシップが必要ですし,負けた方が支配を受けるので,ますます王は王らしくなるように思います。

さて,なぜ人は王をつくるのでしょう。富を蓄えるのは一人や一家族で出来るにしても,それが権力をもち,他の人達を束ねるには,財力だけでは無理のように思います。他の人達が,いうことを聞かなかったり,富を略奪すれば,富むものが権力者にまではなりません。おそらくそういう権力者(リーダ)は,メンバーがそういう人を望むから産まれるのではないでしょうか。

実際現在でも集団をつくり,効率よく活動をしようとすると,リーダを決めた方が効率が良く,自然発生的にリーダが決まることがあります。リーダが決まれば,他のメンバーはいうことをそれなりに聞きます。そしてその集団が大きくなれば,リーダの権力は強くなり,理不尽な権力にもメンバーはいうことを聞くようになりま。

つまり人は,支配するもの,されるもの…に自然にわかれるという習性があるということです。

それは,多分,集団での意思決定が合議ではなく,誰かに委譲して,一括して行われる方が効率がよい…というのが無意識に分かっているのでしょう。また他の集団と争う場合,意思決定を行わないと勝てないし,集団内でいざこざが起きたときも,誰かに調停をしてもらった方が,収まるということを皆知ってるということでしょう。

では,なぜ単なるリーダが王になるのでしょうか?。リーダの権力が強化されるのは,集団が大きくなれば,自然とそうなるような気がします。カルト集団が小さいときから巨大化していくに連れ,権力がトップに集中するというのをみると,多分そういうものなのでしょう。そしてリーダに権力が集中した結果,リーダが自身の後継者を自身により選ぶことになる…,そうなると普通は世襲になってしまう…という辺りが王になるということなのでしょうか。

つまり,リーダに権力が集中するのは,リーダが悪いのではなく,本来人はそういう習性だということ。誰かに力を委譲し,いうとおりに行動する方が,楽だし,効率的だ…と無意識に思っているって事でしょう。

さて,そう考えると,独裁者というのは悪いものなんでしょうか?。独裁者や,権力者としての王は良くないものなんでしょうか?。

今の社会では,大国はほとんどが選挙によりリーダを選んでます。王家があっても権力はなく,別のリーダが政治をするという形が普通です。しかし,ヨーロッパだって,フランス革命までは,王国が普通でした。革命があちこちで起きて,結果的に共和制になったり立憲君主国になったりしております。

今,世界を見て思うのは,先進国以外の国では「大統領」という名前の王様が多いように思います。実質として数十年も在位し,入れ替えが不可能,世襲を行う…のであれば,大統領というより,王様の様な気がします。でもなぜか大統領と呼ばれてます。なんか変だな…と思うと共に,王様と名乗ってはいけないのだろうか?。王様や独裁者と名乗ると先進国からなぜ非難されるのだろうか?…と疑問に思ったりします。
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NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」を観て

2011-01-19 05:54:14 | 歴史
NHKスペシャルで「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」というのをやっていて,先週今週と二回ありました。後二回あるようですが,間一ヶ月くらい空くようなので,ここでとりあえずの感想を。

テーマはタイトル通り。戦争とは太平洋戦争のことです。松平さんが語り部として出ていて,昔やっていた「その時歴史が動いた」テイストな作りになってます。そういえば今やってるヒストリアって歴女狙いなのか,切口が全然違う。次回は「~キケンな貴公子、藤原頼長~」だそうで(笑)。

そのとき歴史が…は,過去の日本のある状態が,今の日本の情勢を連想させる…様な作りを良くやっていて,今回も第一回の方はそういう作りでした。第一回は日本が国連を脱退した話で,なぜそういう状況に陥ったのか?という話。元々日本は国連を脱退するつもりがあったわけではなく,これくらい大丈夫だろうと強攻路線を言ったら,突っぱねられて,引くに引けなくなって辞めてしまった…ということのようです。

で,なぜそうなったというと,その当時日本は,内政がガタガタになっていて,首相は6年で7人変わる状態で,国内の不平を海外に転嫁して紛らわそうとしたとか,それなのに,国際情勢が既に植民地主義から転換してることに気づかず,他もやってるから大丈夫だろうと思っていたことがダメだったとか,そういう話。つまり内政グダグダ,外交センスがない内閣,更に内閣がバラバラで二重三重外交をやってる状態…ということでした。なるほどこういう状態だと戦争に向かうのか…ということで,今の日本は大丈夫ですかね?…と思わせる作りは意図的でしょう。

ちなみにこの間のは,陸軍がなぜ戦争を起こすに至ったか…みたいな話で,こちらは行政の権力争いみたいな感じはしましたが,これはさすがに今の日本を連想するような話は無し。対立派閥を牽制するために政敵を殺すようなセンスはさすがに現代人にはないでしょう。あるのかな?。

当時の暴走を陸軍だけのせいにするのは正解なんだろうか?とは良く思いますが,いずれにせよ,個人や組織の成果のために,兵隊や他国の人を殺しても致し方ない…という感覚はわたしは受け入れがたいものがあるので,自分には出来ないセカイだな…とは思います。自分も会社組織で,誰かの幸せを奪っている可能性はありますが,そういうのが見えるとかなり無理…という感じです。

まぁ当時の日本は幕末からまだ半世紀ちょっと。当時の人達もまだ現役でいたりして,切ったハッタで物事を進めていく感覚がリアルだったんだろうなぁ…とは思います。

といわけで,おもしろかったです。次回は戦争に向かっていく中でマスコミが担った役割みたいな話らしいです。楽しみです。
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宇宙戦艦ヤマトのメッセージ

2010-12-02 05:39:02 | 歴史
キムタクが主演の宇宙戦艦ヤマトの実写映画が昨日から公開になったせいか,なぜか最近ヤマト関連の記事をネットで良く見てました。特にわたしはヤマトの実写映画を観たいとは思ってなかったのですが,なんとなく観たくなってきちゃったなぁ(笑)。トンデモ映画かもしれないという気はするけど,もとのアニメ自体がトンデモなので,映像的にしょぼくなければ,ストーリはそのままでもいいんじゃないか?とか思います。

実際どうだった…という感想は,そろそろネットに挙ってくるんだろうけど。

それはいいとして,オリジナルのヤマトは74年。その後映画とかもありましたが,小学生から中学生でリアルタイムで観た…って話は以前書いた気がします。

それはいいとして,今回海外の人がヤマトを話題にしてるのを観て,そういえば,ヤマトって今となったら当たり前だけど,当時海外的には斬新なテーマだったんだぁ,と思いました。

というのは,ヤマトっていうのはご存じの通り,地球がガミラスからの攻撃で放射能汚染され,それを綺麗にするコスモクリーナーをイスカンダルにとりにいくって話です。クリーナーとかですから,ある意味環境汚染とか,原爆のイメージがある放射能とか,そういう事に関する警鐘という意味で,今のエコとか核という点でも,全然古くないし,当時とすると多分,日本以外の国ではあまり気にしてなかったテーマなのでは? と思います。そして話が進むうちに,ガミラスも母星が崩壊の危機であり,地球に移民するために,自分達が住みやすい環境に改造するために地球に放射能を打ち込んでいる…ってことがわかるわけで,それは言い換えれば,文明人が未開の国を自分達が住みやすいように開発するって事を暗喩してますし,また滅び行く国から逃げるために必死になっている人達と敵の立場を観ることもできます。

この辺は,「敵にも事情がある」という日本のアニメの得意のテーマになるのですが,その辺はその前にあったトリトンにもあるテーマで,やっぱり日本のアニメのお家芸だなぁと思います。

環境問題も,文明人による強引な開発も,滅び行く民族が他の国に攻める話も,なんかむしろ今の時代こそ時代にあったテーマなんじゃないか? と思いました。ヤマトって多分今アニメで観ると,トンデモなシーンが多いんだろうけど,なんか今こそじっくり見直してみたいと思ったりもしてます。まぁ実写がそれに変わるくらいのクオリティがあればいいんですが,しばし評判が挙ってくるのを待っていようかな,と思います。
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伝えたいこと

2010-08-10 22:07:28 | 歴史
先週は広島の原爆記念日の式典に国連の事務総長とか,アメリカの駐日大使が出席した…ということで,少しいつもとは違った話題になっていた気がします。そしてその大使の出席をエノラ・ゲイの機長の息子が批難したというニュースは,まぁその人の立場ではそうなんだろうな…というポジショントーク的な印象も持ったのですが,ふと,そもそも日本がなぜ原爆記念日をやっているかを,多くのアメリカ人は理解して無いんじゃないか?と言う気がしたので,少し書いてみます。まぁわたしの思い過ごしかもしれませんが。

一番思ったのは,もしかたらアメリカ人は原爆記念日を,アメリカが原爆を落としたのを批難する日と思ってないか?ということです。そうであれば,大使や事務総長が出席する事にいろいろ声が挙がるのもわかります。ただ,確かに原爆落としたアメリカを批判したい人はそれなりにいるのかもしれませんが,多くの日本人の感覚は,原爆の悲惨さを戦後の日本に,そして世界に訴えて,核兵器を世界からなくしたい…というのが,原爆記念日の主旨だと思います。そこを理解されてるのでしょうか。

日本は戦争に負けて,その後ずっと親米を貫いていることから,戦争中の日本人への悲劇は,アメリカに対してよりも,戦時中の日本への批判や反省という形で伝えられてることが多いです。もちろんそれはそれで少しおかしな話かもしれないし,実際ケバラとかは原爆記念館を見てなぜ日本はアメリカに怒らないのか?といったそうですが,まぁ日本はそういう国なのです。

ですから,おそらくほとんどの日本人は原爆を使っていけない兵器だと思ってますが,エノラ・ゲイの機長に批判の矛先を向けている人はいないんじゃないか?という気がしてます。ただ,アメリカではエノラ・ゲイの機長は英雄扱いになってるのかもしれません。だからその子供が英雄扱いがなくなるのを認められないのかもしれないなと思いました。

もう一つ思ったのは,やっぱりアメリカ人は原爆をただの強力爆弾と思ってるんだろうな…ということ。その後遺症や無差別殺人性を理解してる人は少ないし,実際報道されて無いんだろうなということです。だから,日本人が原爆の今後の使用をやめてほしいという気持ちが判らないのでしょう。わたしは原爆が日本に落とされたから批判してるのではなくて,原爆が使うべき兵器じゃないと思うから,それを世界に訴えるべきだと思ってます。たぶん原爆の恐ろしさが理解されて無い。原爆が怖いのはその後遺症が数十年も人を苦しめるからです。わたしは9.11テロの現場をグランド・ゼロ(爆心地)と呼ぶことに凄く抵抗があるのですが,それは,怒られることを覚悟して書けば,9.11は原爆に比べれは悲惨さはかなり低いと思うのです。9.11テロの現場をグランド・ゼロと呼ぶのを聞くたびに,原爆の悲惨さは9.11と同じくらいと思ってるんだろうな…と感じて凄くいやな気持ちになります。

わたしは,日本の都市に落ちた二発の原爆が,どういう被害をもたらしたか,それがいつまで続いた(続いているか)を,核兵器を持っている国の人たちすべてに知ってほしいと思います。別に過去に落としたことの是非を問おうと思っているわけではありません。知っていて,それでも,核兵器を落としたのが正解だったのかとか,今後も必要だとかいうのであれば,それはその人の考えです。未来については,別の場で議論すればよいと思います。ただ多分ほとんどの外国の人は自分達の持っている武器が何をもたらしてるかを知らないんだろうな…と今回の原爆式典に関わる意見を読んでいても思いました。
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終戦の日で戦争が終わったわけでもない

2008-08-15 22:19:38 | 歴史
今日は終戦の日ということになります。そういえば,もう何年も,いや20年くらいは正午の黙祷をやってない気がします。甲子園とか見てたらするんだろうけど。
良く戦争の記憶が風化してるとかこの時期になるという人がいますが,戦争の記憶を伝える必要があるのは子供に対してだよな,と思います。わたしはもう戦争の話を聞いても,いろいろ思うところはあっても,考えが大きく変わるようなことはありません。それを風化といえば風化なのかもしれませんが,別に戦争に肯定的な考えは持ってないし,これからも起こしたくないし,巻き込まれたくない。少なくとも本土決戦みたいな発想はおろかだよなと思います。
わたしの場合親は戦中派で,それなりに空襲とか引き上げとかの話しは聞いてます。いまさら他人から戦争の悲惨さを聞くより,身近な人の話を聞いているので,これ以上,太平洋戦争時のリアルさを感じてほしいといわれても困る。むしろ太平洋戦争の記憶を大事にするあまり,いま世界中にある戦争の現実から眼を背ける方が危険というか。そう,今の世界は,別に60年以上の戦争を思い出さなくても戦争で一杯です。あとはそれをどこまで身近に,リアルに感じられるか?なのかも知れません。
…もっともわたしは親の記憶をリアルに感じましたが,わたしの子供の世代はそうは行かない。ですから,太平洋戦争にしても,外国の戦争にしても他人事じゃないと思わせるという意味で伝えていく必要はあるのでしょうね。
今日は終戦の日だけど,世界的にはちっとも戦争は終わってない。だから戦争は過去ではないし,過去の戦争ばかりを見ていてもいけないのかもな,などと思った今日でした。
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美しさと希少性

2008-06-02 22:36:51 | 歴史
先週の「その時歴史が動いた」は御木本幸吉のお話。御木本幸吉はミキモト真珠の創業者で,真珠の養殖に初めて成功した人ですが,真珠を養殖したことで,それまでの真珠商から偽者を売ってると非難され,それにたいして裁判所で天然の真珠と養殖の真珠は同じという結論を得た…というのが今回のクライマックスでした。
で,御木本氏は世界中の女性を真珠で飾りたいという願いがあって美しい真珠を安く作る事を追求していたらしく,その願いは結構かなったとはおもいます。でもこういう時思うのが,もし真珠がただ同然だったら,女性たちは真珠をつけることに喜びを感じるのだろうか?ということです。
もし美しいものだからうれしいというのであれば,ガラス球だってプラスチックだって,アルミでも美しいかもしれません。現に小さい女の子とかは,ガラス玉でも十分喜びます。大人の女性がガラス玉で喜ばないのは,実はガラス玉が美しいと思わないからなのか,本物の宝石は稀少で,めったに観れないからなのか,はたまた高いからなのか?。などと思ったりもします。
まぁ真珠は養殖になったとはいえ,やっぱり高価なものなので,ガラス玉のようにはなってませんけどね。
海外の真珠商が御木本氏を非難したのは,別に養殖がまがい物ということよりも,真珠の価値を暴落させることを恐れたのではないか?という気もするのですが,そういう話はありませんでした。
確かに美しいものを誰でも手にできるようにするのはすばらしいことですが,だれでも手に入れることができるものを身につけて女性は喜んでくれるのでしょうか?。この辺の感覚はわたしとしては判断できません。なんか番組自体は面白かったのですが,そういうこともちょっと考えてしまいました。
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子供とNHKと戦争

2007-08-08 21:01:19 | 歴史
先週末,夜NHK教育を見ていたら,子供(小中学生)が戦争について語るというか考えるというかそういう番組をやってました。NHKはこの夏sengo62というのをやっているようで,まぁ終戦が近いし,夏休みということで,例年こういうことはやってるんだろうけど,今年もたくさんのシリーズをやるようです。
見たのは「土曜かきこみTVスペシャル」というのでいつもやってる番組の特番だったようですが,掲示板に子供たちに書かせて議論をやってるようです。戦争自体に関心がない…という声がありましたが,そういう声自体を子供が発しているところがちょっと面白かったです。まぁ子供中にもいろいろいるってことで,戦争が良くないとかいう声がある中で,「戦争はなくならないよ」という発言をした人をインタビューしていていて,その人はまぁ結構絶望感が強いというか「大人がこれだけ話し合ってなくならないから」みたいなことを言っていて,なるほどとは思いましたが,それを子供の視点で言っちゃう辺りに,周りの大人がそういってるんだろうなぁ,みたいなことを感じたりも。
まぁネガティブな意見は大人っぽく見えるけど,子供の視点で世界の限界を語られても,そんなに最初から絶望してどうする?と思ったりもします。もっとも子供は「大人」ということをよく言って自分たち以外の世界を指しているのだけど,大人も別に政治とか国際情勢は必ずしも自分たちがコントロールできる世界でもないので,あまりそういう自分の外と切り離しちゃうのもどうかな?とも思ったりも。こういう視点というか対決構図はTVとかマスコミとかそういうのが作り上げてるんだろうなぁ…。確かに自分たちだけで何とかなる問題じゃないけど,方向性を見失うとますます悪い方向に行くと思うというか…。
まぁあまり細かいところを突っ込んでも仕方ないというか,子供に考えさえる番組だから,大人が突っ込むべきじゃないですね。思想的なものを感じたり,政治的なものを感じたりはするんですが,子供に戦争は良くない…というメッセージを刷り込むこと自体にはわたしは異論がないのでこういう番組を丁寧に作るNHKの姿勢は好きです。民放もNHKを批判するならこういう特集を組んでみろよ…と言いたい:-p。
というわけで,このシリーズ,どれだけこの夏見るかどうかはわかりませんが,見るにせよ見ないにせよ,考える(というか私の歳だと忘れない…って感じか)きっかけにはなりそうです。
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世界遺産

2007-07-14 22:28:38 | 歴史
finalventさnの日記で世界遺産の話がちょっと取り上げられていて,そこから世界遺産をめざす日本遺産というページを知りました。
まぁちゃんと読んでないのですが,確かに最近妙に世界遺産が日本では話題になってます。別に世界遺産ってここ最近始まったわけでもないのに,妙にここしばらく話題になってるのが不思議というか。いや,徐々になのかしら?。
国内で石見銀山がとかいうのはわかるのですが,海外旅行の旅行ガイドを見ていても世界遺産をコースに入れている例が最近目に付きます。世界遺産自体は屋久島や熊野がなったのはもうずいぶん前だし,そのときも話題にはなりましたが…,熱中ぶりはどんどん強くなっているような…。
まぁ3,4年前に熊野に行ったときも世界遺産になったばかりで横断幕とか駅前に下がっていましたが,観光客は確かにいましたが,人がごった返すほどじゃなかったというか…。
そのとき思ったのは,結局熊野も屋久島も世界遺産にならなかったら,別の再開発で森が切り倒されてしまいそうな勢いで,結局こうでもしないと日本人は自然や古いものを大事にせずにすぐに別の金になるものに変えようとするするんだなぁ…ってこと。それでいて世界遺産って結局のところ,単なる観光名所リストになってるなぁ…と。世界のお墨付きの観光リストに載って,たくさん観光客が来て,お金にならないと,人はそういうのを大事にしないわけね…。ですから,なんか妙だなぁと思いつつ,必要悪というか…,まぁ必要なんでしょうと。
で,この辺の感覚って日本人だけなんでしょうか?。本家のヨーロッパの人はどうなんでしょう?。
日本における国宝とか国定公園とかもそういうものなんですかね?。今の世界遺産に比べるとそこまでみんな熱くなってないようにも思うけど,単に飽きただけ?。
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どこも昔は遅れてた

2006-10-25 06:23:17 | 歴史
今日もたいした話じゃないのですが(^^;)…,。先週の「その時歴史が動いた」を週末観ていて思ったこと。

米騒動の話でした。米騒動は中学か高校の時に歴史で習ってましたが,ようやく内容を知りました(苦笑)。一揆と違うのは飢饉で起きたわけではなく,相場の急騰で起きた…ということらしいです。米はあるのに価格はあがると…。
それもおもしろかったのですが,当時の日本の内閣が軍属系だったこと,米騒動が起きたとき国家はその集まりを力で抑えようとしたこと…とかの話を観ていて,天安門事件を思い出しました(^^;)‥。いや別に中国の悪口を言いたいわけではなく,米騒動が日本の民主主義の目覚めだったのであれば,天安門もそうだったのかな…と。
良く思うのが,今の日本は民主主義が進んでるので,中国とかを指して民主主義じゃない…とか言ったり,韓国とかで反日デモとかをしてるのを観て民度が低い…とかいったりする人もいますが…,まぁ日本も,昔はだいぶ今とは違っていたのだなぁ…と。ついでに言うと西洋は日本より成熟した部分もありますが,西洋から観ると日本も遅れてるように見えるのだろうなぁ…と。

国というのはそういう風な道を通るのではないか?…などと思いました。

中国はいつか相当の混乱を持って体制が変わるのではないか?と以前は思ってましたど,最近は意外にスムーズに民主化されるのではないか?…という気も若干しております。まぁどうなるかわかりませんけどね。ロシアだって共産主義じゃなくなったけど,じゃぁ民主主義か?…と言われると,良くわからないなぁ…って感じだし。
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靖国参拝よりどう思ってるか?の方が重要

2006-08-17 09:25:03 | 歴史
TVを見たら昨夜まであれだけやっていた,戦争関連の話が消え去っていて,なんか笑った。そうですか,15日までですか?…という感じ。

ちなみに昨日書いた安部さんと小泉さんの靖国と先の戦争に対する見識の違いですが,朝日が書いてました。まぁ朝日だから…っていうのはあるにしても,この話は他にも聞いたことあります。
これについてもそうですが,他にもネットとかで小泉氏の靖国参拝について反対してる人の意見にどうも靖国参拝することが先の戦争の肯定に繋がる…と信じてる人がいるようです。…そんな人どれくらいいるんでしょうか?。この件に関しては誤解というか思考停止というか,両方とも戦争は反対で先の戦争も過ちだったと思っていても,一方が相手をそう思ってないというか。
昨日のTVでおもったのもそういう話で,平和が大事で周辺各国とも仲よくやるべきという点では一致してるはずなのに,どうもそうじゃない部分ですれ違ってる人もいるのではと。

わたしの意見を書くと,わたしは戦争は反対ですし,先の戦争も状況はともあれ,間違いには違いないと思います。ただこれからも戦争は悲惨だと思うし,反対ですが,どこかの国が攻めてきたら,無条件で降伏をする…って程人間は出来てません。日本が海外を攻めなければ日本には誰も攻めてこない…とも思えません。日本は豊かな国だし,周囲には貧しい国があるわけですから,なにもしなくても攻めてくる可能性はあるし,その際に西欧の国が助けてくれるか…っていうと,そこまで確信は持てません。
ですから,やっぱり攻められたら反発するし,そのために自衛の軍隊は必要だと思います。これが一点。攻められたら降伏すべきって言う人とは,意見は合いません。
次に誰から自分達を護ってくれる以上,その人達に敬意を表する必要はあると思います。税金払ってるんだから,当然…っていう人もいるかも知れませんが,そこまでは思いません。そうなってくると,仮に自分達を護るために兵隊さんが死んだら,それなりの方法で敬うべきで,国家としてそういうシステムは必要でしょう。戦前はそのシステムを靖国がやってました。現在千鳥ヶ淵にはその機能は十分にありません。だから靖国に参拝する人いるっていうはわかるんですが,しかし靖国自体には別の問題があると思います。

もちろんその一つは戦犯の問題であり,もう一つは靖国が宗教法人であるということでしょう。
先の戦争が間違いだったとしても,そこで戦ったすべての兵隊を罪人のように扱うのは抵抗があります。単純に本土に空襲が来ないように頑張った兵隊さんもたくさんいたことでしょう。いくら戦争が間違いだったからといって,彼らは我々とは関係なく戦争をした罪人の様に扱うのはやっぱりあんまりだと思います。しかしややこしいことに靖国には戦犯も祀られてます。
戦犯については戦犯という認定自体がまやかしだ…という人達もいます。たしかにそうかも知れませんが,そうだとしても,我々は少なくともA級戦犯に戦争責任を負ってもらって面責されたのではないでしょうか?。サンフランシスコ講和条約の独立の際に,すでにそれは終わったことだ…という人もいるようですが,少なくとも戦後から独立までのプロセスをまやかしだろうが否定するわけにはいかないと思います。もちろん責任を負わせたのであり,実際はそんなもんじゃないという意見はごもっともだと思いますが,それらは我々日本人が負う問題であり,海外に高らかに主張するには,まだまだ時間が経ってないと思います。ちなみにA級B級C級…っていう違いについては,ここでは言及しません。どこまでを参拝するのかが問題か?って問題はそのうち出てくるかも知れませんが…。
もう一つの靖国が宗教法人…というのは,やはり国家には護国のための御霊の鎮魂のシステムが必要…という立場であれば,一宗教法人がそれをやっていて,国家がそれを制御できないっていうのは,ちょっとまずい気がします。まぁ靖国を非宗教法人化するのか,別につくるのか?…っていうのは,どちらでもいいかとは思いますが…。

…という理由でわたしは閣僚の靖国参拝は反対ですが,靖国のようなもの…は必要かな…と思ってます。「靖国問題」を書かれた高橋先生は国家がそういう鎮魂システムを持つ事自体に反対の様ですが,まぁそれは一理はあるけど,どの国でもそういうシステムはあるのだし,変な国威掲揚組織にならないように管理するっていうのも選挙民の勤めな気がします。あと,ふと思ったのですが,今回自衛隊がイラクで死亡していたら,その御霊はどこに祀られていたのでしょうか?。小泉さんってその辺の考えもあったのかな?と思いました。
ちなみに韓国は分祀しようがダメだそうです。まぁこういうこというから,外交カードにしたくない…っていう小泉さんの気持ちもわかるんですけどね。韓国からしたら,明治以降の日本のすべてを否定したい…ってことなんでしょうけど,わたし的にはさすがにそれは賛同出来ません。

まとめると,わたしは閣僚の靖国参拝は反対。ただし,靖国参拝が戦争肯定と取る人達もちょっと考えが凝り固まっているのでは?,相手の話を聞かない事自体が戦争に繋がるのだよ…ということです。
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