TVで「天才バカボン」の再放送(第一作)がされていて最近観てます。この作品は71年から放送されたそうで,わたしも覚えてます。ハジメちゃんの誕生からハジメちゃんが立つまでが描か れていたと思います。
最初,バカボンのママって理想のママだよなぁ…とか思ってみていました。基本的にはやさしい。いつもニコニコして見守ってる感じがするし,大体パパがヤンチャでそれを許しているからバカボンに対しても結構やさしい。パパがやりすぎると時々 カミナリを落とすけど,切れるというより「叱る」という感じ。大体声が不二子ちゃんですよ(笑)。美人で色っぽいです。
ギャグマンガのママというとのび太のママ(玉子さん)も眼鏡を取るとえらく美人らしいけど,デフォルトは眼鏡だし,なんか「宿題やりなさい」…とかいってるイメージが強いです。バカボンのママの方が,やさしそうだし,そもそも家が貧乏そうなのに良くこんなところでパパの奥さんやってるよなぁ。…とか (笑)。
とか思ってみていたのですが,いやいや,良く見ると,そもそもバカボン一家が結構夢のような家庭なのが良くわかってきました。バカボンってバカボンというタイトルなのに大体活躍するのはパパでパパが主役のように見えます。パパがイタズラをして大騒ぎになるパターンですが,大体は金持ちや働き虫のサラリーマンを皮肉ったようなギャグが多く,当時の高度経済成長を斜めに見てる感じがします。で,こういう風にパパがサラリーマンとかをバカにできるのは,彼自身が植木屋という職人であり,しかも棟梁の下についているようなわけじゃないフリーな職人で,腕前で喰ってるので,社会的なヒエラルキーから逸脱してるのでしょう。でも,貧乏ながらしっかり食べられているように見えます。誰にもペコペコせず,時にはイタズラをして楽しく生きていて,しっかりご飯が食べられているのですから,これは最強といえるでしょう。
「天才バカボン」ってバカボンというタイトルですが,どうみても主役はパパだし「天才」がついてもおかしくないのはハジメちゃんかパパ(パパは産まれたときは天才でした)なのにどうしてタイトルはバカボンなんだろう?…とわたしが子供の頃不思議でした。そして子供の頃バカボンは「バカ」と思っていたのですが,今見ると,しっかりしてるし,やさしいし,そんな にバカじゃない。勉強はできないかも知れないけど,常識も知っている。パパがヤンチャなので付き合ってバカしてるけど,パパの方が飛んでるので,そんなにはじけた感じがしません。そ う考えると,バカボンって割とこの作品ではニュートラルなんですよね。そしてこの作品を見るのが小学生だとすると,同年代はバカボンであり,つまりはこの作品の「視点」的な役割ではないのか?…という気がしました。観る方が没入するキャラ。
そう考えるとハジメちゃんが産まれてすぐに喋って,頭が良くて物わかりいいのもわかります。産まれたばかりの弟が物わかりいいと,兄としては助かりますよね(笑)。しかもちゃんと可愛いし。そしてお父さんは,自分を叱らずむしろ一緒にいつも遊んでくれる。それでいてちゃんと食べさせてくれる。お母さんはいつもやさしいし,時々やりすぎると叱るけど,美人だし 不二子ちゃんだし(笑)。
…という風に,天才バカボンって子供から見て夢のような(理想とは違う)家族を描いている作品なんだなぁ…と改めて思っております。こういう家庭だときっと子供(バカボン)は楽しい。
最初,バカボンのママって理想のママだよなぁ…とか思ってみていました。基本的にはやさしい。いつもニコニコして見守ってる感じがするし,大体パパがヤンチャでそれを許しているからバカボンに対しても結構やさしい。パパがやりすぎると時々 カミナリを落とすけど,切れるというより「叱る」という感じ。大体声が不二子ちゃんですよ(笑)。美人で色っぽいです。
ギャグマンガのママというとのび太のママ(玉子さん)も眼鏡を取るとえらく美人らしいけど,デフォルトは眼鏡だし,なんか「宿題やりなさい」…とかいってるイメージが強いです。バカボンのママの方が,やさしそうだし,そもそも家が貧乏そうなのに良くこんなところでパパの奥さんやってるよなぁ。…とか (笑)。
とか思ってみていたのですが,いやいや,良く見ると,そもそもバカボン一家が結構夢のような家庭なのが良くわかってきました。バカボンってバカボンというタイトルなのに大体活躍するのはパパでパパが主役のように見えます。パパがイタズラをして大騒ぎになるパターンですが,大体は金持ちや働き虫のサラリーマンを皮肉ったようなギャグが多く,当時の高度経済成長を斜めに見てる感じがします。で,こういう風にパパがサラリーマンとかをバカにできるのは,彼自身が植木屋という職人であり,しかも棟梁の下についているようなわけじゃないフリーな職人で,腕前で喰ってるので,社会的なヒエラルキーから逸脱してるのでしょう。でも,貧乏ながらしっかり食べられているように見えます。誰にもペコペコせず,時にはイタズラをして楽しく生きていて,しっかりご飯が食べられているのですから,これは最強といえるでしょう。
「天才バカボン」ってバカボンというタイトルですが,どうみても主役はパパだし「天才」がついてもおかしくないのはハジメちゃんかパパ(パパは産まれたときは天才でした)なのにどうしてタイトルはバカボンなんだろう?…とわたしが子供の頃不思議でした。そして子供の頃バカボンは「バカ」と思っていたのですが,今見ると,しっかりしてるし,やさしいし,そんな にバカじゃない。勉強はできないかも知れないけど,常識も知っている。パパがヤンチャなので付き合ってバカしてるけど,パパの方が飛んでるので,そんなにはじけた感じがしません。そ う考えると,バカボンって割とこの作品ではニュートラルなんですよね。そしてこの作品を見るのが小学生だとすると,同年代はバカボンであり,つまりはこの作品の「視点」的な役割ではないのか?…という気がしました。観る方が没入するキャラ。
そう考えるとハジメちゃんが産まれてすぐに喋って,頭が良くて物わかりいいのもわかります。産まれたばかりの弟が物わかりいいと,兄としては助かりますよね(笑)。しかもちゃんと可愛いし。そしてお父さんは,自分を叱らずむしろ一緒にいつも遊んでくれる。それでいてちゃんと食べさせてくれる。お母さんはいつもやさしいし,時々やりすぎると叱るけど,美人だし 不二子ちゃんだし(笑)。
…という風に,天才バカボンって子供から見て夢のような(理想とは違う)家族を描いている作品なんだなぁ…と改めて思っております。こういう家庭だときっと子供(バカボン)は楽しい。