たろの日記ページ,gooブログ版

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ネットコミュニティの寿命

2013-02-06 21:21:47 | ココロ

わたしはインターネット創成期にネットニュースとメイリングリストでネットコミュニティに入り(パソコン通信はやってない),その後,掲示板,ブログ,そして最近のSNSとコミュニティの主戦場が変化していく様をみてきました。その中で割と早期から思っていることは,ネットコミュニティには寿命がある…ということです。

最近「彼女がLINEをやめたワケ」という記事を読みました。facebookよりも若者に浸透しているというLINEですが,早くも限りが見えてきた…ということでしょうか。もっともここに書かれているように,辞めたわけはLINEがサービスを拡充していく中で,使いにくくなったからということのようです。まるでmixiが数年前からはまりこんでいる負のスパイラルにLINEも入りはじめた…かの様です。あと「はてな」。つまり最近のネットコミュニティーサービスもやはりこの様なジレンマにはまりこむというか,結局わたしが従来から感じているようにコミュニティには寿命がある…って事なのかもしれません。

寿命がある…というと主な要因は「時間」ですが,時間以外の要素も考えられます。ヒットしたコミュニティサービスは基本的にはユーザ数を増やすように働きます。その結果ユーザ数が増えることに伴う負の部分が増えて結果的にユーザにとって使いにくくなり,寿命を早めてしまうって事はないでしょうか。

洒落でユーザ数と使用感(今風にいうとUX,:-))の関係を図にしてみました。個人的な感覚で根拠はありません。

ネットのコミュニティサービスをユーザが使う理由は「楽しいから」とか「便利だから」というものが一番の上位かも知れませんが,それらを作り出す要素として「特別感」「利便性」「世界の拡がり感」「安全」の四つを書いてみました。あと「新鮮味」とかあると思いますが,そちらは,時間軸の要素でしょう。

ちなみに「特別感」や「安全」も時間とともに変化すると思います。 具体的に書くと,新しいネットサービスというのはユーザに特別なことをやっているという感覚を生じさせます。アーリーアダプタというやつがそうで,βテスターとかいうと,お金ももらってないのにせっせと利用する人がいます。まぁうまく行けば新しい世界で目立つことが出来る可能性がありますから,メリットもあります。しかしこういう特別な感覚は,一部のリーダーを除けば,ユーザが増えていくに連れて減少していきます。当たり前ですね。

利便性。通常新しいサービスが世の中に受け入れられるって事はその時点で,そのサービスが持っている機能が世の中に受け入れられるって事です。ところが大抵の場合サービサーはユーザを更に増やすために機能を拡充しようとします。普通は一番受け入れられそうな機能から増やすので,最初は使いやすくなります。ところが更に増やしたり,また新しいユーザのための機能を増やしたりしているうちに,もともと最初に世の中に受け入れられた機能が目立たなくなったり,使いにくくなったりします。「ごちゃごちゃしてわかりにくくなった」とか言われるのは大抵このケースです。あと最初の機能がちゃんと動かなくなったりもして,まぁいろいろとトラブルが増えます。

こうして利便性はユーザ数の増加とともに増えるのではなく,多分どこかで急激に落ち込み,最後は使いにくいものになると思います。

ユーザが増えていくことで上昇していくものというと繋がる先が広がることでしょう。これはおそらくずっと増えていきます。世界中の人がサービスにはいれば,外国の頭首にもメッセージを送れるかも知れませんとはいえ,普通はそういう必要はありません。自分が連絡をしたい人,メッセージを読みたい人なんてある程度増えたら,大体満足なのではないでしょうか。ですから,ユーザが増えたら広がりは増えますが,実際はある程度から頭打ちに近いようなものになると思います。

安全性についてはいうまでもありません。ユーザが増えればトラブルは増えます。

さてネットコミュニティが廃れていくのは時間的要素もありますが,ユーザ数の増加という要素もあるのだと思います。そしてその理由については上にあげた四つの要素のバランスが変わることで,どこかであるユーザが辞めていき…という感じで,だんだん減っていくのだと思います。実際のユーザには特別感に重きをおく人もいれば利便性に重きをおく人もいるでしょう。多くの人と繋がることを重要視する人もいるでしょう。ですから,どこかで一斉にユーザが離れるってわけでもないかとは思います。ただ最初はユーザが増えることにメリットがあったとしても,ある時点からはだんだんそのメリットよりデメリットが増えていく…ってことは,どこかに最適なスケールがあるのかも知れません。

商用のネットサービスはユーザを増やすことに躍起になります。またML等の無料のサービスもユーザを増やす努力をしなくても,盛り上がれば増えていきます。ですから,実際に丁度いいサイズでサービスを長く持たせることは難しいのかも知れません。更に時間的変化の要素が入ってくるので,商用サービスは時間変化によるユーザの現象を抑えるために,機能を追加して…ドツボにはまるような気もしてます。

以上,ユーザが増えるとどうしてネットコミュニティは衰退するのか?…というお話でした。今盛り上がってるサービスについて個人的な所感を書くと,facebookは機能を増やしすぎているように思います。Twitterは時間は経ってますが,案外機能をシンプルに保っているので,利便性はそこまで減ってないかも知れません。ただ,若干は変化があるし,時間経過もあるので,まぁ今後どうなるかは微妙だなぁ…と思ってます。

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新幹線という値上げ

2013-02-06 05:47:54 | 社会
先日九州にいったのですが,その際にJRのダイヤとか料金とかを調べて思ったことを。まぁメモがわりというか。

ずいぶん以前の日記には書いているような気がしますが,私はずっと九州新幹線に対しては反対してました。理由は新幹線が通ると在来線が不便になり,結果的に新幹線に乗らざるを得ないので値上げになるから…です。それは東海道とか山陽線に乗ったときに普通列車しか走ってなく,100キロ程度の移動が結構面倒に思った経験から来てます。

私の実家は熊本でよく使うのは博多・熊本間だからというのもあるのですが,これまでのJRの在来線特急であれば,正規料金は3500円強。ただし,九州には2枚切符というのがあり,2枚で買うと4500円程度で買えました。つまり1枚2000円強。

これは熊本・福岡間は西鉄という私鉄,高速バスと選択肢が多いため,競争が激しいので,JRも値下げをしているのです。高速バスは確か片道2200円くらいでした。

で,在来特急だと時間は一時間半程度,高速バスは混雑によりますが2時間程度です。これが普通列車になると3時間じゃつきません。かなり遠いです。まぁ学生時代は結構普通列車と西鉄という組み合わせを使ってましたが。これだと1500円くらいだったかなぁ。

ちょっと整理すると在来特急は実質2000円強で1時間半で熊本から博多にいけるわけです。

さて新幹線。熊本博多間は正規料金は5000円弱。2枚切符だと7000円なので3500円になりました。1500円の値上げになります。ただしなんと40分をきります。ハエー。でもこれまで1時間半で2000円ちょっとだった自分としては,そこまで早く行かなくてもなぁと思うわけです。

実は九州新幹線が開通してしばらくは,熊本から博多までの在来特急は残っていたように記憶してます。でも案の定なくなりました。正確には一日1本くらいまだ走っているようですが。

というわけで,やっぱり新幹線開通は値上げだった…というのが私の感想です。まぁ鹿児島の人とかはもともとが結構時間がかかっていたので,やっぱり嬉しいんでしょうけどね。

そういうわけで,実は高速バスを利用する人が増えてるんじゃないか?という気もしてます。在来特急と高速バスだと料金と時間が似てるので,競合してる印象がありましたが,新幹線ですみわけがしっかりついたんではないか?と。

実際九州新幹線に乗って,わりとすいてるよな…という印象です。考えてみたら,新幹線って一両あたりの乗客数も多いし,熊本博多間の移動人数がさほど増えないのであれば,そんなにいっぱいにならないでしょうね。ちょっと大丈夫かなぁ,と思いました。
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TosBtMng.exeのエラー

2013-02-01 19:40:24 | ひとこと
ある朝突然,Let's Note CF-SX2 Windows7(64bit)で,起動して最初のログイン時に,
TosBtMng.exeのエラー
というのが出るようになった,中には「コンピュータにTosBtAPI.dllがないため,プログラムを開始できません.この問題を解決するためには,プログラムを再インストールしてみてください.」みたいな事が書いてあった。

といっても,これデフォルトで入ってたドライバで,インストーラもないし,リカバリかけるのもシャクなので少し悩む。

調べるとbluetooth関連らしく,bluetoothの設定ユーティリティを立ち上げようとすると,同じエラーが出る。なるほど。ちなみにbluetooth自体は動いてる様子。マウスが使えるし。

件のdllはどうやら,Program Files(x86)\Toshiba\(略)\sys
にある様子。そういえば前日に他のプログラムをインストールして,システムの環境変数が書き変わってるようなので,試しにそのプログラムをアンインストール。pathを確認したら,ずいぶんシンプルになっていて,元々上記のpathがかかれていたか不明。

まぁいいや…ってことで,上記のpathを追加して,再起動したら,治りました。元々pathに書かれていたか?。ユーザのpathかシステムのpathかは謎ですが,インストールしたプログラムはシステムのpathを書き換えたみたいなので,そっちに書き加えました。

他の人のSX2を確認させてもらったら,上記Pathは書かれていたけど,それ以外にもずいぶん沢山書かれいて,一体どこがいじられたのか不明。以前のレジストリと比較すればわかるのかしら?。

同様の事象でお悩みの方で,試す場合は自己責任でしてください。特に,元に戻せる自信が無い人は止めた方がよいです。わたしは責任はとりません。あしからず。
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