たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

貧しい人の暴動

2006-07-31 11:14:35 | 時事
日本の貧困層がなぜ暴動を起こさないか?という疑問.わたしも以前から何度か書いてますが,若干疑問です.まぁでもそういう風に教育されたというのが大きいのでしょうか.それを国民性と呼んでも良いのかも知れません.ついでに言うと,こういう人達が横のつながりを持たないようにうまく社会を作ってきてるのではないかと.例えば筑波大が郊外につくられたのは学生運動を抑えるためだし,同時期国立単科大学が出来たのも同様の理由.自分だけだと思ってしまえば,暴動する気にならないのではないのでしょうか?….それで引き籠もったり自殺するのが日本の貧困層だとか.
別の見方で,実はそこまで貧しくない…という気もしないでもないですが,本当に貧しい人がいないとも思えない,実際餓死する人や自殺する人もいるので,そういう人達だけでも暴れ無いのが不思議か….
まぁ実際都市部に行けばホームレスがいて,ホームレスは食べ物が減る盆や正月は暴れたりもしてるそうです.
もう一つこれは2chがソースでしょうが,同じ話がされていて「どうして日本の若者は反乱しないのか」というのがあります.これもまぁ読んでみるとなるほど…と思う意見もあります.
まぁ少なくとも「デモをやったからっていって良くなるわけじゃない」っていうのを徹底的に刷り込まれてる気はしますね.ガス抜きの意味はあっても,市民運動が尽く失敗して,むしろマスコミを味方につけた人の方が少人数でも政府を動かしたりしてるのを見ますし.
というわけで,これから格差が広まったからといって,すぐに暴動が起きる気はしない日本ではありますが,ところで,この2chのスレッドの最初にあるような,あたかも「日本人は反乱を起こすべきだ」みたいに書かれるのはどうかと思います.しかも有識人.確かに市民運動は民主主義の基本的な権利だとは思うけど,そういうの扇るのってどうよ?…しかも扇ってる方は裕福なんでしょ?とか思ってしまう辺り,まぁわたしもていよく去勢されてる日本人だなぁ…とは思います(^^;).
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰の主張が社会に利益をもたらすか?

2006-07-28 11:42:58 | 社会
弾さんが「いつから『小額納税者』は、『高額納税者』を『許す』ほどえらくなったのでしょうか?」と書いてるのを読んで,なるほどと思いました.引用の文章は確かに疑問が残ります.

いつのまにか…というか最初からかも知れませんが,マスコミが提供する視点が,いったいどこ?…っていうくらい下賤なため,それが普通だと思ってる人が多いんでしょうか?….なにもしないで妬んだり僻んだり権利を主張するのがみっともないことだ…とは思わないようですが,そのマスコミの視点に毒されて,それをいうのはやっぱりかっこ悪いと思います.
まぁそれはいいとして,そのリンク先の方がおっしゃってる「少数の勝ち組が消費を牽引することはなく、圧倒的多数の負け組みの困窮が消費を落ち込ませ、長期不況を招いたことは周知の通りです」っていうのは事実なんでしょうか.結構「へぇー」って思いましたが….というか,不況の長期化の原因が負け組の困窮だったというのは初耳でした.「負け組」って言葉は不況以前は聞いたことなかったし,むしろ不況晩期に現れた言葉のような気がします.まぁ消費者の買い控えの事をそう指しているのかもしれませんが.
というわけで,間違ってるというつもりもないけど,そうだっけ?…とも思います.ちなみに弾さんの主張を全面的に肯定するつもり無くて,弾さんは自分の立場で言ってるのが良くわかるので,そこに立ってる人の主張だなぁ…と.つまり所得税が高すぎるのは良くないとしても,相続税は高くてもいいというのは,やっぱり一代で財を築いた人の主張で,財がある家に生まれて,それを管理するために教育を受けた人は多分違う主張をするでしょう.
つまり人は自分の立場で,それぞれ主張をするのですが,ただし,イタズラに貧しい人が金持ちに「寄越せ」と権利ばかり主張するのは,貧しい人の主張ではあるとは思うけど,結果的に社会にどういう風に良い効果をもたらすか?…と考えるとやはり疑問が残ります.まぁ前に書いた話にも繋がるのですが,要は富の再分配の仕方で経済の在り方は変わるって事でしょう.

というわけで,弾さんがその前に書いていた「所得格差が仮に必要だとしたら、問題はどのようにつける」って話は,考察としてはまだ途中だと思うけど,なるほどと思いました.実際「頑張る」ことじゃなくて「成果」で格がつくからややこしいなぁ…とも思いました.まぁ実際経済も一種の進化論と一緒で,なにか美味しい方向が見つかれば,そっちの道を極めていく人が増えていくんだなぁ…と.だからシステムでそれを制限とか制御して,行くことが社会や行政の役目なんでしょうね.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

賢人政治のリスク

2006-07-26 09:33:41 | 社会
先週の金曜日にやったNHKスペシャル「21世紀の潮流 ラテンアメリカの挑戦第1回」を観た.

要はベネゼエラに出来た左派政権チャベス大統領が行ってきた政治と歴史の話でした.「脱アメリカ」とも言われていて,実際にアメリカ等の国からは激しい批難を受けているとのことでした.かっての政権,または一時成立した右派政権よりも民衆は生活が出来ていると言う話とか,中国とかが石油を買ってくれるので,別にアメリカと仲よくしなくてもOK…とかそういう話でした.
まぁ観ていて思ったのは,別に脱アメリカだからうまくいってるというよりは「賢人政治」なんだなぁ…ということです.つまりチャベス大統領が優秀だからうまくいっていると.
賢人政治は政治システム的には今の政治形態では独裁政治になりやすく,要は国のトップが権力を一手に担って,うまく回しているうちは国は良く回ります.でもそれゆえにトップがおかしなことをやり出したら一気に国は傾きます.賢人政治を社会主義という形で行うのは,かっての王政とかじゃ今は無理で,国が経済までをコントロールする社会主義という形でしか出来ないからでしょう.社会主義というと聞えが違いますが,実際は多くの社会主義は強力な中央集権国家になってるように思います.
…で,話を戻すと,賢人政治は本当に賢人であれば,うまく行きます.議会制の様に議会が足を引っ張ったりしない分だけ,スピードは速いです.だけど,上にも書いたけど,賢人が賢人で無くなったときのリスクは物凄く大きいわけです.国が傾く位.現在先進国が議会制を多くで強いているのは,やはりリスク減少のためなんだろうな…と思います.
もっとも国の政治というのは,国内的には搾取と再分配なのだと思います.もちろん治安維持や治水等もありますが,経済に限っていうとそうでしょう.そしてその分配の率をいじれば民衆にとっていい政治も悪い政治も出来るし,権力者や財界にとっていい政治も悪い政治も出来るのだと思います.これに関しては民主主義とか資本主義とか社会主義とかの問題じゃないのでしょう.ただし,民主主義では,その分配の率をなかなか自由大胆に変更することはできないとか,どこかのバランスに陥りやすいというのがあるような気がして,それゆえに賢人政治の方がうまく行く場合もあると.
民主主義も長い歴史でここまで来てるので,いろいろと試行錯誤はされてきてるとは思いますが….
まぁそうは言ってもベネゼエラのケースはあくまでも石油埋蔵量が膨大な国が,それまで一部の権力者や外国資本が搾取していた利益をちょっと国民に回した…ってことで国内の格差が是正しているって話なので,一般性は無いし,その循環がうまく回らなくなったときにも大統領が賢人でいられるかはわかりません.そういう場合に独裁政治や恐怖政治に陥るリスクがあるところが,こういうのの難しいところだとは思います.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水害

2006-07-25 09:02:52 | 時事
現在九州で雨が降り続いていて,がけ崩れのような災害が起きて死傷者が出てます.この状況は洒落にならない状況で,うかつに軽く発言をすると顰蹙を買いそうなんですが,それでも,自然というものはそういうものではないか?…という気持ちがあります.

というわけで,少し古い話をします.
わたしは小学校の頃の半分くらいを熊本市で過ごしたのですが,わたしが通っていた小学校では,毎年初夏になると,水害の慰霊祭をやってました.熊本市では過去に物凄い水害が川にかかっていた橋はほとんど流されるし,市内は水浸しで死傷者も多く出た…という風に聞いてました.改めてそれはいつの話だったのか?と調べてみると昭和28年の水害の事だった様で,意外に生まれるよりずっと以前のことだったのだ…と今回思いました.
データ的に調べると熊本市で500人の人が行方不明か死者になったということで,ここ数十年の水害としてもかなりの被害者だと思います.
その後熊本市は堤防の増強や橋の改修とかでかなり水害は減ってますが,わたしが高校にいるくらいまでは,堤防が低い地域が水没したり,市内でも低くて水が溜まりやすいところとかありました.

というわけで,どうもわたしは水害とかって特別のことのようには思えません.人が死ぬこともソリャーありえる…と思ってます.
ただ,言いたいのは,人が死ぬのを騒ぐな…とかじゃなくて,人間はそもそも自然に対してはそんなにあがなえるものではない,だけど安全の確保のために努力をする必要はあるし,被害を受けたら一生懸命復興すべきでしょう.実際にわたしが物心ついてからの水害というと徐々に小さくなっているし,100人規模で人が死ぬような自然災害は雨に関しては記憶にありません.技術の進歩で水害は減っているように思います.でも一方で,住宅が密集するあまり,山の斜面に家を作ったり,高さが低くて水が溜まりやすい様な地域なのに地下室を作ったりしてる人達を見ると少し考えが甘いのではないか?…という気もします.それと,国の一大事はやっぱり災害からの防御であり,戦争やどっかの誰かが誰かを殺したというような話はそれに比べると小さな話だとも思います.
というわけで,暴論になってるかも知れませんが,やっぱり災害は起きるものだし,自然にはかなわない部分もあるし,だけどそれに向けて対応しなくてはいけない…と思います.軽々しくいうと,もし昨今の異常気象が,温暖化のせいであれば,経済とか治安よりもずっと重要な気もするけどな…というのもあります.

人間って予想ができないものは考えないようにする…っていう特性でもあるのかしら?….
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

靖国

2006-07-24 13:07:27 | 時事
偉くあちこちで話題になってるのでわたしが書くような話でも無い気もしますが,例の「昭和天皇が靖国のA級戦犯合祀に不快感をしめしていた」という件。

…ともったいぶった割に「難しいなぁ」というのが正直なところ(^^;)…。まずメモの内容については信憑性が高いと思います。昭和天皇が言いそうな話です。でも私的なメモであるのは事実だし,一般の人に言いたくて言った話じゃないというのも事実でしょう。ですから,この発言で政治的な判断が出るのであれば,それは昭和天皇の望むところではないはず。
とはいえ,じゃぁ無かったことにするか…というのも人間としては難しい。お上の意志を汲んで行動すべきかどうか?…というのは難しいけど,天皇や皇室を崇拝する人としては,無視しにくいでしょう。
まぁわたしは既に靖国参拝には反対…になってるので,外国に言われて止めるよりは,陛下の想いを汲んで止めるという方がいいきっかけになる気はします。

とはいえ,小泉さんって別に陛下を崇拝してるわけじゃない気がします。この人何かの宗教とかを信じてる感じがしません。単に論理的に考えて「なんでダメなの?」ってだけの気がします。それでも行くし,公約もしたのは,「困難な事を成し遂げた」というポーズなのか,それとも「特定の国に行くなといわれて従えるか…」ってことの様な気がする。さらにいうと,わざと特定アジアの国との関係を険悪にして,反日教育をされているってことに目をつぶってきていたとか,謝罪してないと言われながらも,資金的な工面をずっとやってきたという,このいびつな近隣国との関係を国民の前に明らかにしたかったのかも知れません。まぁ危機感を扇って自衛隊の増強とか日米同盟の正当化をしたかったのかも知れませんが…。
そういう意味では,まぁ割とすでに効果が出てるし,それがいい効果だったのか?と言われると疑問ですが,それまでの関係がいびつだったのは間違いないし,今だけの状況をいうと,国際社会での日本の立場は,若干向上したようにも見えます。
まぁそういうわけで,小泉さんのこれまでの参拝を評価するかしないかは難しいんですが,アレで何かが変わったっていう気はします。またしなくてはいけないか?…というのは,わたし的には疑問で,止めてもいいんじゃない?…って気はしますけど,小泉さんがこれをきっかけに動くかどうかも疑問…,というのが今思うことかなぁ…。

ちょっと話がそれましたが,合祀とか分祀とかの話は難しいですね。本当は靖国がみずから分祀するのがいいんでしょうけど,あそこはあそこで考えがあるみたいだし…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弱者

2006-07-19 11:00:37 | 社会
ちょっと暗いニュースを.

障碍者が孤独死をしたという話と,老女がバリウムを飲んで死んだという話を続けてみて,弱者だなぁ…と思いました.

こういうニュースをだれかのせいにすることは出来て,前者は生活保護をしなかった行政,後者は医者を責めることは出来るんですが,あんまりそういう悪者探しには興味がなくて,いずれにせよ,どちらも健康な若い人じゃ起きない事件で,障碍者であったり,歳をとっていたから起きた事でしょう.
平和で豊かな時代に淘汰…というのはおかしい話ですが,仮に現在が混乱していたら,こういう人達から切り捨てられて行く.豊かな時代にこういう人達が見捨てられたり,事故に合うのはおかしいとは言えるのですが,豊かと言ってもそこまで余裕がある社会なのか?…という気はします.自分はあっち側なのかこっち側なのか?,自分はいつかあっち側に行くんだろう…とは思いますが,いつか人間は誰もが淘汰の対象になるのかも知れない…等と思いました.
事件の原因を考えると,この二つの事件を合わせてかたるのは,間違ってるのはわかるのですが,どういう人が些細なことで亡くなるのか…という事を考えると,事件というのは,特定の原因だけの問題じゃないという気はしました.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北朝鮮と「天皇ごっこ」

2006-07-18 10:34:47 | 時事
一応北朝鮮関連で国連とサミットの方での結果を受けて思ったことを書いておきます.

国連に関しては,まぁあれでいいのではないかと.中国の拒否権でチャラになるよりましだし,中国案よりは日本案に寄ったという意味でも.あとサミットで北朝鮮問題が声明に取り上げられたのも良かったでしょう.まぁサミットは中国もいないし,中東問題はアメリカとそれ以外の思惑の違いから声明に入れにくく,だったら北朝鮮問題を入れておく…っていうので体裁を保ったのかも知れませんけど….

それにしても国連決議を拒否した北朝鮮を見ていて,ふと国際連盟を脱退したときの日本が思い浮かんだ…って当時生まれてませんが(^^;)….当時の日本は今の北朝鮮のように見られていたのかなぁ…と.

戦前の軍国主義の日本と北朝鮮というと「天皇ごっこ」という本を思い出します.
この本は過激派の右翼で刑務所に入っていた人が書いた本で,獄中の事も興味深く書かれてますが,出所後(?)北朝鮮を見て,右翼が望む天皇中心主義の社会は北朝鮮において実現されてる…って書いていました.つまり天皇を現人神と称して称えるような右翼が望む政治形態は社会主義(左翼)である北朝鮮において実現されているという皮肉を語っていたと.
まぁ今の日本人からすると,幾らなんでも戦前の昭和天皇が現在の北朝鮮の将軍様の様な事やってたなんて全然思わず,実に控え目で真面目に暮していた…と思ってます.でも,諸外国から見たら,ああいう風に見えてたのか…と思うと,なんか暗い気持ちになるし,逆に将軍様も実は当時の天皇の様にやってるけど,周りが偶像視してあんなことになってるのか?…と思ったりもちょっとするけど,まぁ違うだろうなぁ…と思ってます(^^;)….本当のところはわからないのですが….

そんな感じで,まぁすっかり世界から孤立しつつある北朝鮮ですが,北朝鮮は主に対日本で孤立してしまってます.当時の日本は中国(中華民国)と対立していたのですよね.で,周りがどっちの味方をしてるか見誤って…しまった…と今となっては思うのですが,北朝鮮も最終的には政府が壊滅するようなところまでいかないと止まらないのかなぁ…と思うと,ちょっとやっぱり物騒だよなぁ…と思います.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レバノンとイスラエル

2006-07-15 10:09:26 | 時事
イスラエルがレバノンを空爆したという話

久しくレバノンとかベイルートという名前を聞いてなかった気がしますが,レバノンというとかって悲惨な紛争の地というか,そういうイメージはありました。茶化すわけではないのですが,大友克洋のマンガにも瓦礫の都市をみて「ここはベイルートか?」とかいうシーンがあったし,STEPS AHEADの曲にベイルートというのがあるのも,それだけ話題になっていた所なんでしょう。
とか書いても今の若い人はピンと来ないだろうなぁ。パレスチナとイスラエルの問題は知っていても,レバノンというのはしばらく日本では話題になってなかった気がします。
それにしても中東はずっとこういう火種が燻っていて,イランの問題もあるけど,イスラエル周辺の問題もかなり深刻だと思うのですが,日本では真剣に心配する人は少ないような…。
一方ヨーロッパの人はレバノンは地中海に面してるし,この辺の国がミサイルとか持ってるかは知りませんが,持ってれば届く距離に国があります。よくよく考えてみると,すぐ近くの国が喧嘩をしてるのはソリャー物騒だよなぁ…と思うのですが,日本の人は遥か遠くのところなので,あまり関心がないようです。
ふとおもうのは日本人の中東への関心の低さは,西洋の極東への関心の低さみたいなもので,今回の北朝鮮のミサイルの問題を,ヨーロッパの国が関心を持たないのは仕方がないのだろうな…と。

中東に対する西洋の各国のスタンスが,極東に対するスタンスに影響がないわけでもないだろうし,そう考えるとあまり無知なのもどうかと。
まぁ今回小泉さんが中東に行ったのは,中東に対して,そしてアフリカもそうでしょうけど,その辺に対して関心があることを示すことで西洋の仲間入りをしようとしたともいえないか?…という気はします。
まぁそれはいいとして,やっぱり西洋にとっては極東の事なんってどうでもいいんだろうな…というのを日本の中東に対する関心ぶりから感じてしまうと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鷹派たる安部氏

2006-07-13 15:04:07 | 時事
安倍氏唱える外交理念.「自由・民主をアジアに拡大」っていうのを聞いて,「それって大東亜共栄圏?」と一瞬思いました.いや違うんだけど,だけど,極東アジアで日本がリーダシップをとって民主主義じゃない国の有り様を変えていこう…って話なら,かなり強硬な姿勢のように取れます.まぁ民主主義を広める…というと耳あたりはいいんですが,そういってあちこちにミサイルぶち込んでいる国があるので,あまりイデオロギーを他国に強要するのはいかがなものかと….もっとも現状極東において,日本が孤立を強めている感はあるので,まぁなんとかした方がいい…というのはわかるんですが,ちょっと「あぁー言っちゃったよ」というか.
というわけで,安部氏の鷹っぷりが気になりました.

安部氏というと次期首相としての期待も一番大きい様ですが,この人,この極東外交での強きな面…以外に今一つ何をしようとしてるのかがよくわかりません.まぁじゃぁ,福田氏とか麻生氏が何をしようとしてるかがわかってるかというとそれも疑問(谷垣氏は増税するんだっけ?(嘘))なんですが,まぁこの両氏は老獪なんで,それなりに現状ある問題を適当に片付けていくだろうなぁ…という気はします.
安部氏には,まだそういう感じがせず,小泉さんと同じくなんか自分のこだわりを通そうとするのと,あと興味ないところは適当に…ってならないかな?…という不安.いやこだわりを通すのはいいけど,そのこだわりがこれか…というと,うーん,日本も一気に変わりそうだなぁ…と土下座外交になれている日本人としてはちょっと戸惑うのでした.是非はともかくね….
…というわけで,安部氏が支持率が高いのは若いのでクリーンな感じがすることと,次期候補で,一番親小泉派だからでしょうけど,そういうことじゃなくて,何を言ってるかを見るとちょっとひかっかる部分もあります.少なくとも小泉氏以上に鷹派って事は意識していた方がいいように思うというか….
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロボットと軍事技術

2006-07-12 08:27:05 | 時事
ちょっと遅くなりましたが,一昨日のNHKスペシャルは「危機と闘う・テクノクライシス第2回『軍事転用の戦慄(りつ) ロボット』」という話でした.
アメリカが開発したロボット兵器を紹介して,その中に民間の技術が多く転用されている…と言う話.アメリカだけじゃなく中東の国にもそういう兵器があるし,そして多くの国がそういうものの開発を急いでいると….
技術的には面白い話でした.最初に出てきた無人飛行機は自立ロボットじゃなくて無線で遠隔操縦してると.何日も飛び続けて,そして対象物を空爆出来るということで,攻撃する方は何の危険もなく対象を破壊できるようです.

思ったことは二つ.
一つは未来は人間の変わりにロボットが戦うというのはSFで予言されていたことではないか?…ということ.ロボットがロボットを攻撃する戦争ってなんだろうねぇ…と.だけど実際はロボットが人間を攻撃してました.これはこれでイビツ.
SFの世界では機械が危険な仕事やきつい仕事をやって,人間は貴族のように過ごす…というのが描かれたこともありますが,実際はなかなかそういう風には見えません.あくまで大国が小国の人間を殺すのに使っているという….はてさて…,本当にそういう世界がくるのでしょうか?.

もう一つは,民間技術の軍事転用…がテーマでしたが,軍事技術が民間転用されてる例もあります.そもそも軍事と民間って線を引いてますが,軍事目的に使えれば使うし,そうじゃ無かったら排出すると.
ただ現在アメリカはアメリカだけでそれをやってるのではなく,世界中から優秀な人間を集めて軍事転用をしてると.日本には軍隊がないので,どうも日本の研究者は自分の技術と軍事技術の関係について無神経な気がします.通常だと海外にいって軍事開発に携わるというのは,かなりシビアな問題だとは思いますが.
…というより日本の政府がそういうことに無頓着,国内の技術がそういう風に外に行くことに対してあまり危機感を感じてないというか….いや実際は国によっては,技術輸出制限とかあるんですが,同盟国に対しては結構寛容だなぁ…という気がします.

などと….いずれにせよ技術者も能天気に戦争とは無関係…などと言っていてはいけないのかもなぁ…とは思いました.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする