たろの日記ページ,gooブログ版

http://taro-r.sakura.ne.jp の分家です。一部内容が重複してます。

ほりえもんのリアリティ

2005-02-22 18:00:52 | 時事
日曜日のTV番組,波乱万丈にライブドアの堀江社長がでてました。あまりに今渦中の人なのでびっくり…。その後サンデープロジェクトにも出ていたようですが(^^;)…。
波乱万丈はバラエティなので,当然堀江社長が聞いて欲しくない事は聞きませんし,逆にいいたいことは言ってました。これって堀江社長の戦略なのでは?…。ずいぶん番組のカラーとあわないよな…とか思ったんですが,彼の半生には興味があったので見てみることに。
ちょっと前に日日ノ日キさんが堀江さんに「世界はほんとうはもっと色鮮やかで豊かだし、残酷で不気味なんですよ?」と書いているのを見て,わたし的には物凄く受けたんですが(^^;),今回彼の半生を見て,同じく似たようなことを思いました。そういう意味で日日ノ日キさんは堀江社長の足りないもの…というか,そうかくと言い過ぎかも知れませんが,まぁそういうものをうまい言い方で表現してるなぁ…と。
幼少時の堀江社長は,まぁ頭が良かったのでしょう,あまり感動が無い子供だったらしいです。勉強すればすぐできちゃうし…という感じで。そういう彼が大学に入っても勉強に打ち込めず,ようやくのめり込んだのが金儲け…だったという風に読めました。まぁ番組は本人談で作ってるので,もっと彼の天才ぶりを強調してましたけどね。
それでもって堀江社長は法律やルールの隙で,みんなが見落としているところをついて金儲けが出きる…という様なことを言ってました。まんま今やってることですよね。
でも,わたしは彼のそういう発言…もしくは半生を見ていて,この人頭がいいのはわかったけど,「アレ」を知らないのもよくわかりました。それから思ったのは,この人子供の頃にいじめられたり暴力に屈した事ってないのだろうか?…という事も思いました。この番組に限らず「法律に違犯してないのだからいいでしょ?」という様な発言は良く聞きます。そしてそれに対して財界や政界から苦言がでると,「それはおかしい」と…。まぁそうなんですけどね。でも世の中ってルールや法律だけで動いているわけじゃないのでは?…と思います。彼くらいの金持ち(?)になると裏社会の人とかともそれなりにあったりしてないのかなぁ…とか思ったのですが,そんなこと無いのでしょうか?。世の中法律通りに商売やってても,鉄砲玉が自宅に突っ込んだりするものです:-p。それから政治家はルール自体を変える力があります。その政治家は支持層のこれまたルール無視の要求のために動いていたりします。まぁ財界の大物が裏社会とつながりがあるかは知りませんが(総会屋とかで苦労したりとかしてるようですが),政治家と付き合いがあれば,世の中そんなにルール通りにいくわけじゃない…っていうのは肌身で感じてるでしょうね。
男の子って子供の頃,どんなに頭が良くても理屈が正しくても,暴力で思うようにいかない経験って多少はあるような気がするのですが,堀江社長…ってそういう経験ないのかなぁ…と思いました。
まぁベンチャーで成功している若い経営者ってだいたい似たような感じな気はしますが…。若いうちはコネクションが少ないので,ある意味ルール通りにやるしかない…って事なのかもしれませんが…。
それとそういう無理が通る世界を考慮して無いゆえに,クリアに頭が回るのかも…とも思いました。でもわたしは日日ノ日キさんじゃないけど,「世界はどろどろしていてそれでいて朝の太陽のような美しさにあふれている」…と思ってるので,堀江社長のようには考えられないなぁ…と思うのでした(上に書いた「アレ」を知ってるとこの表現が多少ピンと来るかもしれません:-p)。
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プロ国民

2005-02-20 23:47:25 | 時事
霞が関官僚日記さんに書かれている,サヨの「プロ市民」に対抗するためにウヨの「プロ奴隷」って提案をサヨがやってる(?)って話。
なかなか笑わさせていただきました。結構コメント欄が興味深くプロ市民の対語としては「プロ国民」はどうか?…というのはなかなかいいのでは?。
ちょうど,最近の在日外国人の国籍問題…と中東とかの宗教派閥の対立,はたまた東欧の民族問題をみていると,宗教には教義というものがあるのでそこまで単純じゃないにしても,結局のところ帰属意識の問題なのだなぁ…と思っていたので。
日本人は自分達の民族名,また自分達の宗教というものを意識してないので国籍に帰属意識をおく様におもいます。「ヤマト民族」と明にいうと日本に琉球人やアイヌがいることが明らかになるので,それを避けていていて結局「日本人」という言葉を使います。先日在日外国人の人が公務員要職につけなかったって話を聞いたときに「なぜ帰化できないのだろう?」とも思いましたが,国籍以外に宗教や民族の帰属意識があったら国籍に対するこだわりはもっと少ないのではないだろうか?…と少し思いました。実際どうなんでしょうね?。例えばイラクの人達はイラク人であることに「シーア派」や「クルド人」であること以上のこだわりをもっているのでしょうか?。
そういう意味で言うと,日本においては「国民」は重要な帰属意識なので「プロ」という言葉と組み合わせる上での意外性というか,つまりキャッチーさが出るのですが,であれば,「民族」や「宗派」っていうのもそうなんでしょうね。
実際「プロ民族」や「プロ宗派」がいるのかどうかはわかりませんが,いずれにせよ帰属意識で食べている人はいそうです。ただ「市民」というのは「シビリアン」ですからね…。帰属意識とはまた違った次元の要素も結構もってます。まぁプロと組み合わせるにはもっとも効果的ともいえます。「プロニート」とか「プロフリーター」とかも,今ならあり得るよな…って感じではあるし…。

よだんですが,ふと思いましたが「市民」というと「シビリアン」ですが,「シビリアン」より「シティピープル」という意味でとらえている人もいませんか?…。「シビリアン」と特定できる日本語って何があるのでしたっけ?…。

ちょっと追記…。
「市民」=「シビリアン」って書きましたが…,ちょっと言い過ぎかなあ…。やっぱりここにおける「市民」ってシティズンの意味なんでしょうか?…。
コメント (4)
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大衆ってだれ?

2005-02-19 15:32:07 | 時事
わたしはTVとかのマスコミの論調に対してしばしば 苦言を書いてますが,それで思うのは「マスコミってわたしサイドでは ないのだな」ということです。つまりマスコミが共感を得ようと 狙っているターゲットとわたしが違う層であるということです。 ということは,一体マスコミはどういう層をターゲットにしているのか?, もしくはどういう世論をつくろうとしているのか?,どういう ステロタイプなんだろう?…というのが疑問になります。
マスコミの論調というのは右派,左派と多少の揺らぎはあるものの ありがちな論調としては例えば,政治家批判,役人批判,大企業批判 だったりします。更に特殊法人,医者,学校教師も 比較的批判の対象になりやすいです。一方でベンチャーの人は 比較的応援,スポーツ選手や芸能人も基本的には応援の対象の様です。 あと最近だと学生にはわりと批判的,フリーターやニートにも結構 きつめな気がします。外国人には…うーーん,微妙…。
一体だれが共感できる…という設定でしょうか?…。個人商店の 人とか?…。あまりそういう気はしません。商店でも不祥事(変な ものを売ったりとか)起こしたらむしろココゾとばかりに攻め立てる 気がするし…。
なんか誰が共感するんでしょう?…という気がするのですが…。
まぁ実際はそういう明確なものはなく,自分と関係ない対象を 批難するときだけ,そういう人が共感しているだろうなぁ…とか 思うんですが,結局それってムチャクチャ後ろ向きじゃないのか?…と 思います。単に愚痴を言い合ってるだけなら, あまり相手にしたくないし…。
というか,わたしが気持ち悪いのはなんかだまされてる気がするんですよね。 もっと大きな裏があるんだけど,そっちに目が行かないように わかりやすい巨悪を仕立てあげているような気がする。もしくは 大衆(?)がいろいろ深いことが考えられないように,簡単な 図式で頭を一杯にしておくとか…。
官僚批判も冷静に考えれば, 新聞が書いているのは全然おかしな理屈で,公務員のトップが 収入が高いのは,程度問題とか他の省庁とのバランスの問題はあるにしても, 別に全員が高いわけじゃないので,そんなに問題があるとも 思えません。
ただむしろ,こういうのに同調して「けしからん,けしからん」とか いいだす人が増える事自体にむしろ扇動されているんじゃないか? という危機感の方を感じてしまいます。
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リベラルなサイトとは

2005-02-16 17:46:20 | ココロ
圏外からのひとことさんが「日本にリベラル系のハブサイトが無い理由」について考察されている件について…。
わたしは「リベラル系」と聞いて「リベラル系ってなんだ?」と思ってしまいました。「自由主義ってこと?」…。もし自由主義系…って意味であれば,別にそういうものはあっても良いけど,あんまり欲しいとは思いません。「自由主義」って言葉はアメリカが良いように使って手垢がついちゃってるから…っていうのもあるんですが:-p,それ以前に「自由主義」っていうものの持つ意味が最近わからなくなっているからです。
とはいえ,上記に書かれている(特にコメント欄)議論は興味深いです。わたしは思想方面は頭が弱いので,多分半分も理解できてないと思いますが,ネット右翼だったり…とか。
ただ右翼とか左翼とかいうとじゃぁ中道はどこよ?…って話になってやっぱりわかりにくい。わたしは全体の中心やマジョリティの意見を聞きたいというよりはむしろネットや…いや実際のコミュニケーションで求めるのは「なるべく多くの立場の意見」です。もちろん自分が見える範囲なんてたかが知れているので本当に多くの意見を聞けているかわかりません。だから常に「自分はちゃんと状況が把握できているのだろうか?」という不安が伴ってますが,むしろそっちの方がわたしはいいです。だいたいいろんな意見を聞いたら悩むのは当然で,でもそこから何かしらの自分の意見をリスクを自覚しながら述べなくてはいけないのだろうなぁ…と思います。
まぁもちろんいろんな人の意見とか言い出したらきりがない。国とか民族以前に,立場職業出身住んでいる場所…違えばそれぞれ利害関係も違います。そしていろんな意見を実際に目にしても,私自身が当然ですが,おそらくほとんど租借できない。実際にネットで意見を読んでいても,すぐに共感できる意見と,頭だけ読んで拒絶反応を起こしてしまいがちな意見とあるわけで,当然すべてを理解してバランスを取るなんて出きるわけがない…。
でも,そういうwillは持っていたいと思います。わたしはもともとの専門は感覚屋の研究者で,自分の望みとして,人間が感じうるすべての感覚を経験したい…と思ってます。でも人間は他人の感覚なんって経験できない。いろんな人がいろんな経験を本とか文章とかに書いたり語ってくれてる事もあるけど,ちんぷんかんぷんであることがほとんどです。でも,そういうのを「あり得ない」とは思わず,どこかで自分につながることを夢見てただただ調べてるだけだったりします。
まぁそうは言っても実際はある程度意見は整理されないと頭に入って来ないんですけどね。でも頭の中で整理できないほどの膨大な意見を目にして理解できず,でも結論を出すために何かを切り捨てているという引け目は感じていたいなぁ…とは思うのです。
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カセット

2005-02-16 09:24:03 | 音響
今日のプロジェクトX。TDKのカセットテープの話でした。大変おもしろかったです。
カセットテープってわたしがはじめて見たのはもう記憶が定かじゃない小さい頃で,父がモノラルの,それでもでかいデッキでわたしの声を録って聴かせたことを思い出します。その後,わたしが小学校の上学年の時,多分中学に上がった姉のためにFMラジオつきカセットを親が買ったのですが,当時はモノラル。そしてわたしが中学に上がったときに買ったのがステレオのラジカセでした。
今考えると,わたしが子供の頃に親が持っていたのは(多分,まだ実家にあると思う)ラジオはついてないから,いまでいうボイスレコーダ,つまり音声用だったということでしょう。今回のTVを見て気づきましたが,最初は音声用…,それを音楽録音に耐えうる様にし,さらにステレオに耐えうる様にするのにそれぞれ技術の壁があったという事でした。音楽用のテープがはじめて発売されたのがわたしが3歳の頃ですが,その頃にうちの親まで普及していたわけではないのでしょう
わたしが中学の頃にこうやってラジカセを手にいれたときは既に音楽用…という感じでしたが,10本1000円くらいの安売り(それでも中学生には高価でしたが)のテープを買ったら,音は悪いわ,すぐ巻き込むわ…で偉く苦労したのを覚えてます。そうこのころは,お金をかければ「音が」良いテープが買えたり,ニューモデルになればS/N比が上がったりと,実にわかりやすかったのです。もうああいう風に技術の向上を身をもって体験するってこは「音」に関しては難しいのかなぁ…と今でも良く思います。まぁ携帯電話の音くらいか(笑)。
それにしてもカセット自体を作ったのはフィリップス…とのこと。これも大きいんでしょうね。西洋がつくった入れ物から始める…というのも当時の日本のやり方なんでしょう。今は日本でフォーマット作ってますが,各社の思惑が乱れて大変なことになってます(苦笑)。まぁでもいまでも逆輸入じゃないとなかなかその物の良さを気づかない…という土壌は日本にはあるんですよね。いい加減,自分達の技術を自分達で判断するってセンスを付けた方がいいと思いますが:-p…。

以下おまけ…。
科学は個人が音楽に直接触れることを実現したけど…。その後どこに行くのかなぁ…。再び組織に戻るのでしょうか?。まぁたしかに個人の音楽の価値観が分散してしまっているので,インフレ(逆か?^^;…)を起こしていると言えるけど…。
何のことかわかりにくいですね(^^;)…。また改めて書きますが,現代,芸術価値が物凄いいきおいで消費されていることに対するぶり返しが,果たしてくるのだろうか?…という疑問です。まぁこれについてはまたあらためて考えたいと思います。
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新聞・テレビメディアの失墜

2005-02-14 13:06:13 | 時事
江川紹子さんが今回の堀江社長のニッポン放送買収の意図について書かれてます。
なるほど。新聞・テレビというメディアを失墜させるためですか…。長いので前半しか読んでませんが(^^;)…。納得できました。わたしは現在の大手メディアに「傲り」を感じているので,ある意味堀江社長の意図がそうだとして,試みとしては興味深いと思います。ただ,人気によって左右されるメディアというのが結局一般市民の痴呆化を進めるような気がするのと,市民メディアだけでは財力が必要な取材が不可能…という事で,大手メディアの意義はわたしはあると思ってます。もっとも現在は大手メディアも二次情報以下を捏ねくり回しているだけのような報道も多いんですが…。
堀江社長の言い方は,(ちゃんと読んでないので誤解なのかも知れませんが)報道や情報も結局「株」の様なものだ…と言っているように聞こえます。会社が「株」によって本来の会社の役割・規模を越えて振り回されている現状を見ていると,報道や情報が同じようになっていくのには,ちょっと危険性を感じます。決してコンサバなことを言いたいのではありませんが,もうちょっと違う形で大手メディアの失墜が進めばいいのに…と思います。
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フリータの人生

2005-02-14 12:55:28 | 時事
千種通信さんによる週刊エコノミストという雑誌の「結婚できない男」という記事の説明。うちでいうと先日書いた10年後の結果…と関連するのですが,こちらもNHKスペシャルから続いているらしい。
なかなか辛いなぁ…。申し訳ないけど,わたしには他人事にはなってしまいますが,やっぱりこういう現実ってあまり社会に認識されてない気がするので,フェアじゃ無い気がする…。フリーターをやってる人は好きでやってるのではなく,仕方なくやってる…と言うかも知れませんが,大半とは言わないまでも,「そのうち何とかなるだろう」と思っている人もいるような気がするので…。
日本だけじゃないのかも知れませんが,日本は親の貧富の差はあるとしても,一応学校までは同じような権利をもって育ちます。だから,どういう人が貧困になるか?…っていうのがわかりにくい。もともと家が貧乏だった人はわかるのかも知れませんが,中流以上の家庭に育った人は,特にわからないんじゃないかなぁ…。
「フリーター経験が…」とかいうのは「経験があると損をする」という風に読めちゃうけど,普通は経験が多い方が得をするって思いがち…。つまり新卒で就職しなかった人,新規採用じゃなかった人って事ですよね。
人生って結構押さえておかないといけないポイントってあって,それって後からわかるんですが,結構自分が直面している時ってわからないものです。「若いときはいろんな経験をして…」っていうのはある意味当たっているんだけど,やっぱりそういう中でも押さえておかないといけない事ってあるんでしょう。だからといって当事者がわからないのだから,なおさら難しいんですけどね。
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アレ

2005-02-12 08:42:57 | ココロ
今週妻が浮気します。」という「おしえてgoo」での質問が本になっているのを聞いて,どんなことが書いているのだろう?とログを読んでみました。内容とか,もしくはこういうメディアについてはまた別途書くとして,すごく細かいところで気になったことがあるので…。
No.90の質問者に対する回答。奥さんに「別れる」と言った後に急に号泣して,それに釣られる形で(?)奥さんも号泣し,その後にすべてを許していたし,奥さんも旦那さんに愛を感じていた…ということ…。これを読んでわたしは,この時彼は「アレ」の状態になっていたのだなぁ…と,そして奥さんも「アレ」になっていたのだなぁ…と思いました(^^;)…。
「アレ」っていうのは「アレ」になったことある人ならわかるし,なったこと無い人にはどんなに言葉で説明してもピンと来ないと思うので,極めて不親切で申し訳ありませんが,なんのことかは書きません(_o_)。
たしかに恋人同士で一緒に「アレ」を経験すると愛情深まるし,そういう状態にならずに結婚したりすると,ココロの結び付きとかもしかしたら弱いかも知れないなぁ…とか思ってしまいました。まぁ若いときはアレになり易いから若いときに知り合って,アレになってお互いに愛を感じて結婚している人はそれなりにいるとは思いますが…。
でも,読んでいて思ったのは,「アレ」って歳取るとなかなかなりにくいけど,一旦なると結構強力なのかな?…と。歳取ってからの麻疹はかかりにくいけど重いのと一緒で(笑)。まぁ二人で号泣するっていうのは結構強力だなぁ…と。普通はそこまでいかないのでは?…というか…。
ちなみに「アレ」は別に男女という組み合わせとかじゃなくてもなる場合はなります。一人でいるときにもなるし,同性同士で共感して友情が深まることも(^^;)…。でも一人でそういう経験をして,それを自覚すると恋愛にたいして興味がなくなったりする場合もあるよなぁ…お坊さんとか(笑)。なので普通は恋愛の中で経験するっていうのは,いいことかも知れないとか思ったりしました。まぁ今回の場合は夫婦の破綻のまぎわでのことで,良かったんでしょうけど,もしかすると旦那が号泣しても奥さんが引いてしまう可能性もあったわけで,そういう意味では,こういうのも巡り合わせなのだなぁ…と思いました。
話が大きくとびますが,最近百合アニメを観ていて女の子同士が想いをぶつけるシーンをみて,わたしも泪をボロボロ落してしまいました(^^;)。最近のオタクコンテンツでは女の子同士の恋愛を男が好んで鑑賞したり,男の子同士のを女性が鑑賞したりというのが増えてます。これは自分違う性別の人の恋愛…とすることで自分の性が絡まない恋愛…というまぁ非現実なもの…することでより空想度を高めるっていうのもあるんでしょうが…,なんか観ていて「ストレートな男女愛では純愛を語りづらい時代」なのだなぁ…とか思ってしまいました。そういえば,韓流で純愛ものが受けるのも,ある意味他の国の人にすること,もしくは見慣れた俳優じゃなくすることにより,非現実性を高めているのかも知れません。
いずれにせよ,純愛を自分から遠くに置くってことは…自分と純愛の縁を遠くしているような気がして,現代の日本人が実際にそういうことをやっているのかしら?…とか思います。というかということは恋愛において「アレ」を経験していない人が増えてるんではないかと?…。そういう意味ではちょっと心配です…っていうかわたしが心配するような話でもないか(^^;)…。
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10年後の結果…

2005-02-10 13:43:40 | 時事
紙屋さんのところのNHKスペシャル「フリーター漂流」のお話。大変詳しく書かれており,番組を見ていないわたしもあたかも番組を見たかのような共感を感じてしまいました。
フリーターやニートをやっていてもろくなこと無いよ,っていうメッセージを(NHKが)発しようとしてるのかもしれない…というヒネクレタ見方をせずとも実際にフリータとかは非常に辛いというのが現実なのでしょう。
バブル崩壊,リストラ,構造改革というお題目で正社員を大幅削減し,派遣や請け負い,臨時雇用等を増やしていて,結局その痛みはそういうことをやっている人が一身に背負うという構造になっています。思い返せば10年程前に,フリータが夢を追う自由人のように報道された時期もあり,そういう選択を華々しいものとしてした若者たちが,結果としてどういう現実を向かえるのか?…というのが今になって明らかになっているのかも知れません(そんなこというとDINKSとか独身貴族とかいう言い方もあったけど)。
学校をちゃんと卒業せず,就職活動をちゃんとしなくて…やってくる未来というのは,今も昔も明るいものじゃなかったのかもしれませんが,妙にあの時期…,そしてこの時期「なんとかなるだろう」という雰囲気があった,そしてあるような気がします。
わたしは一応大きな企業に入って,その中で自分の仕事を得る,仕事を守る…という苦労は日々やってますが,それでも自分の努力と関係なく,明日の自分の収入も保証されないような立場からすれば,大いに恵まれた立場でしょう。そういう恵まれた位置にいながら,わたしの実感としてもこれから貧富の差はますます広がっていく…と感じているのですが,一方で実際に苦労されている方たちからそういう声があまり聞こえてこないのが不思議でなりません。もちろん,パソコンも買えない人達とわたしでは知り得る情報も違うのでしょうが,だとすればむしろ実際に苦労をしている人達に,そういう状況がうまく伝わらないようにしているのではないか…とすら思ったりもします。
いずれにせよ,世の中なんってそんなに簡単な話では無いはずです。このしたに書いたことともつながるんですが,リストラ,構造改革…,能力主義,フリーター,ニート,そういう単純な掛けことばで世の中が変るのを受容すると,何年かしたときに(人によっては)想像と違う事態になっているような気がします。

……うーん,なんかうまく文章書けてません。言いたいこと書けてないし,他の人を不快にする文章かも知れません。もしそうでしたら申し訳ないです。
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…すればいいじゃないか

2005-02-10 12:01:54 | 時事
官僚日記さんの2月9日のところに書かれている件で,官房長官とか議員さんの発言はいいんですが,その下に「人が足りなくて繁忙度が高いのなら人を増やさないのか」という弁護士さんの発言について…。
このセリフに限らずですが,何か意見を言うときに「○○すればいいじゃないか?」という意見を言う人が結構います。「議員年金止めればいいじゃないか」,「民営化すればいいじゃないか」,「特殊法人止めればいいじゃないか」…,その他いろいろ…。
なんか文字にするとすごく簡単です。「議員年金止めればすべてがうまく行く」とか「民営化すればすべてうまく行く」かの様な言い方です。ついでに言うと「変えるのも簡単」という風に読めます。もちろん読みすぎなんでしょうけど。
…そんなに物事簡単なんだろうか?…とわたしは思います。まず制度を変える事自体にストレスがあるはずだし,現状を無理やり変えると他のところに大きく歪みが出てきます。特に公務員の数を増やすとか減らすとか,なにか大きな特殊法人を民営化するとかすると,ある意味社会構造が変るわけですから,当事者以外にも物凄く大きく影響がでるわけで,その影響がすべて好ましいものである保証はどこにもありません。もちろん例えば法令によってその辺の構造を変える場合は,立案する人たちが一生懸命そのへんの影響を考えて,作るのでしょうけど,人間が想像することなんて限界があるので,実際にやってみたら大変なことになった…という事などいくらでもあると思います。少なくとも「やってみればいい」というレベルではないように思います。
もちろん,その辺は賢い人が看板だけかけかえて実体は変ってなかったりする場合もあるのですが,ここでいうところの「すればいい」は「変えればいい」ってことなので,看板だけを変えることを言っているのではないのでしょう。
わたしはこういうセリフを聞くと「ちゃんと考えて言ってますか?」と思ってしまいます。そういう発言を聞いて,一般の人たちは「そうすればいいんだ」とこれまた簡単に思ってしまう。そういて更に「政治は簡単だ」と思って意見をいうコメンテータや街頭インタビューに答える人達が増えてるような気がします。
餅は餅屋とは言わないけれど,当事者じゃ無い人が,あたかも簡単なように発言するようなことじゃないことが,簡単に発言されている様な気がします。
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