たろの日記ページ,gooブログ版

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宇宙戦艦ヤマトのメッセージ

2010-12-02 05:39:02 | 歴史
キムタクが主演の宇宙戦艦ヤマトの実写映画が昨日から公開になったせいか,なぜか最近ヤマト関連の記事をネットで良く見てました。特にわたしはヤマトの実写映画を観たいとは思ってなかったのですが,なんとなく観たくなってきちゃったなぁ(笑)。トンデモ映画かもしれないという気はするけど,もとのアニメ自体がトンデモなので,映像的にしょぼくなければ,ストーリはそのままでもいいんじゃないか?とか思います。

実際どうだった…という感想は,そろそろネットに挙ってくるんだろうけど。

それはいいとして,オリジナルのヤマトは74年。その後映画とかもありましたが,小学生から中学生でリアルタイムで観た…って話は以前書いた気がします。

それはいいとして,今回海外の人がヤマトを話題にしてるのを観て,そういえば,ヤマトって今となったら当たり前だけど,当時海外的には斬新なテーマだったんだぁ,と思いました。

というのは,ヤマトっていうのはご存じの通り,地球がガミラスからの攻撃で放射能汚染され,それを綺麗にするコスモクリーナーをイスカンダルにとりにいくって話です。クリーナーとかですから,ある意味環境汚染とか,原爆のイメージがある放射能とか,そういう事に関する警鐘という意味で,今のエコとか核という点でも,全然古くないし,当時とすると多分,日本以外の国ではあまり気にしてなかったテーマなのでは? と思います。そして話が進むうちに,ガミラスも母星が崩壊の危機であり,地球に移民するために,自分達が住みやすい環境に改造するために地球に放射能を打ち込んでいる…ってことがわかるわけで,それは言い換えれば,文明人が未開の国を自分達が住みやすいように開発するって事を暗喩してますし,また滅び行く国から逃げるために必死になっている人達と敵の立場を観ることもできます。

この辺は,「敵にも事情がある」という日本のアニメの得意のテーマになるのですが,その辺はその前にあったトリトンにもあるテーマで,やっぱり日本のアニメのお家芸だなぁと思います。

環境問題も,文明人による強引な開発も,滅び行く民族が他の国に攻める話も,なんかむしろ今の時代こそ時代にあったテーマなんじゃないか? と思いました。ヤマトって多分今アニメで観ると,トンデモなシーンが多いんだろうけど,なんか今こそじっくり見直してみたいと思ったりもしてます。まぁ実写がそれに変わるくらいのクオリティがあればいいんですが,しばし評判が挙ってくるのを待っていようかな,と思います。
コメント
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