たろの日記ページ,gooブログ版

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選挙直前の心境

2009-08-30 20:40:59 | 時事
開票が始まったようです。当然まだ確定してませんが,政権交代は確定…という感じのようです。選挙期間中は特定の政党を激しく攻撃する様な書き込みは止めておこうと思って,アップしてませんでしたが,投票の2,3日前に心情を書いた文を取っておいたので,このタイミングでアップします。


わたし自身は民主の政権は不安。政権交代は悪いことじゃないとは思いますが,今の民主党が挙げているいくつかの政策にはとても賛同できないので政権交代のために民主を選ぶという気にはなりませんでした。民主は不安だけど政権交代はしたい…という人が多いとのことですが,なんでそこまでして政権交代したいの?と思う。自公がそこまで憎い?今がそんなに苦しい?でも,もっと苦しくなるかもしれないのに,そんなことを思います。
わたしが不安に思う民主の政策はなぜかマスコミが大きく取りあげられません。マニフェストを直接読んでないので誤解してるのかもしれませんが,その政策がマスコミに取り上げられないのは,書かれてないからなんでしょうか?。でも噂レベルで結構騒がれてるのであればせめて党首に確認しろよと思います。
不安な政策とは,年金の一元化の結果所得の15%を掛け金として取るという話。一元化ということは労使折半分もなくなるという説もあり,だったらものすごい増税(厳密には税じゃないのだろうけど)になると思うのだけど,その辺をマスコミは何故確認しないのでしょう?。
後,外国人参政権も反対。日本にいる外国人の方は怒るかもしれませんが,わたしは反対です。あとは経済の成長が見込めないばら撒きも基本的には反対。そういう戦略がないまま国債を増やしたりしませんよね?と思います。あと個人的にはしょうもないネタだと思うけど,高速道路の無料化も時代に逆行してるとは思う。
ほかにもいくつかあるけど,最初の方の二つがほとんど表で語られないのが私は不満です。
政権交代が起きたときに,これらの政策を強力に推進すると大変になると思う一方で,実際にはやろうと思ったら座礁して実は何もできないんじゃないかな?とも思ったりもします。実はそうなってくれれば助かる…と思います。結局今の自公とほとんど変わらないということになっても,というかそうであるなら政権交代があってもいいと思う。政権交代のメリットは政策が大きく変わるということだけではなく,過去のしがらみを精算できるってことのほう重要だとわたしは思います。だからむしろ民主の「なんでも自民と逆のやり方」の方に不安を覚えるのです。
新しい政策をして国民への痛みが増えて社会に混乱が起きようが,一方なにも新しい政策ができずに国民が失望しても,四年間は政権に居座るんでしょうね。自民も四年間耐えたからその辺のやり方だけは引き継ぎそうな気がします。
一番怖いのはその四年間の間に選挙制度をいじったり,政治改革とか称して,とにかく自分達に有利な状況を作るあげたりしないか?ということ。それで全権委任法とか作っちゃったら,それこそ日本は暗黒時代に陥るように思う。
政権交代はもう決まりかも知れないけど,願わくは民主がそこまで力を発揮できない程度の得票ですまないかな?と思うのだけど,果たしてどうなるやら…。

最後に,今回民主の政策に不安があったというのは事実ですが,それよりもっと不満だったのはマスコミが与党と野党の内容を同じように報道してるように最後まで思えなかったこと。最後の方で民主が圧勝という雰囲気になってようやく民主を不安視する報道を始めましたが,それも単に後になって「自分達が民主を推した」といわれないためのエクスキューズにしか思えなかった。わたしは今回の政権交代に一番影響を及ぼしたのは,民主の行動でも市民の声でもなく,マスコミの偏向報道だったと思います。
確かにフェアというのは客観的には測れないものですが,でもある程度フェアに報道されて,それで起きた政権交代であれば,まぁそれはそれでいいか,ともう少し思えただろうな…と思うのに。そういう怖さを感じました。
コメント
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