タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
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ヒナスミレ

2010年04月12日 | 日記
サクラスミレが「スミレの女王」ならば、ヒナスミレは「スミレのプリンセス」です。日陰が好きなのに、ある程度光が入らないと花をつけません。太平洋側の山地に多く見られますが、西日本では点在する程度です。でも、落葉樹林の沢沿いの斜面を探すと見つかるかも知れません。透明感のある花の色が魅力的です。
写真は大分県の九重男池で撮影したものです。
【ヒナスミレの特徴】
①花は透明感のある美しい淡紅紫色。
②花柄があまり伸びないので、花が葉の上に乗っているように見える。
③側弁の基部には毛があるがそれほど多くない。
④葉は長卵型~披針形で、先端が細く尖り鋸歯が目立つ。
⑤葉を立てることなく水平に広げる。裏面は紫色を帯びることが多いが緑色もある。
※いがりまさし著「増補改訂 日本のスミレ」参照