タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
自然が大好きな方々のご訪問をお待ちしています♪

冠山総合公園の日本庭園

2008年02月26日 | 日記
冠梅園から日本庭園を眺める


冠梅園(梅の里)は冠山総合公園の中にあります。そこには100種類、約2,000本の梅の木が植えられています。麓には日本庭園が広がっています。オートキャンプ場もあります。また、冠梅園には菅原道真公ゆかりの冠天満宮が隣接しています。
日本庭園








落ち着いた感じの日本庭園にはせせらぎの水路が設置され、のどかなたたずまいを醸しています。初夏には菖蒲が咲き乱れ、見応えのある景観をつくり出します。

ハイノキ(福岡県北九州市)

2008年02月24日 | 日記
ハイノキ








小倉の足立山の頂上で撮影したハイノキです。このきなんのき掲示板で教えてもらいました。ハイノキは「灰の木」から付けられました。この木の灰汁を媒染液に使ったことによります。暖地の山地に生える常緑の小高木です。樹皮は暗紫色で、葉は互生します。狭卵形の葉の先は尾状にとがり、縁に浅い鋸歯があります。葉の上面は光沢があり、春になると葉腋に白花をたくさんつけます。夏から秋にかけて黒い実を結びます。花が咲く頃にまた、訪ねてみたいです。

岩国市のシロヘビ

2008年02月21日 | 日記
シロヘビ








シロヘビは長さ180cm、胴回り15cm余り。目はルビーのように赤く、全身は白く光沢があり、清楚な姿でとても神秘的である。性質はおとなしく温順で人に危害を加えることもない。
 このシロヘビの最初の記録として持っているものは、今からおよそ250年前に書かれた「岩邑年代記」である。そこには1738年6月、千石原(現在の横山三丁目)に出現と記されている。
 シロヘビの誕生がいつ頃かは不明だが、約380年前、関ケ原の戦いで岩国に移封された17代藩主吉川広家が錦見一帯で米作りに努めた頃、多くの米倉でネズミをエサにしていたアオダイショウが色素細胞のない変種で、それが遺伝し生まれてきたとされている。当時の人々はこの珍しいヘビを、有益で幸運を呼ぶ家の守り神として大切に保護したと考えられ、その数も増したといわれている。
 大正13年12月9日、錦川をはさんだ今津、麻里布、川下地区が国の天然記念物に指定され、昭和47年8月には「岩国のシロヘビ」と指定替えされた。
 この中で麻里布地区は苦からのシロヘビに加え、川下地区は旧家が多く、倉庫や石垣、水路など生息条件の良いことが、この地区に多く見られる理由である。しかし、近年生息地域の都市化が進み、餅となるネズミ等の動物相も変化するなど、環境の変化により、その生息数は減少しつつある。
 吉香公薗と今津町天神山には、シロヘビの観覧施設があり、いつでも美しい姿を見ることができる。
 岩国市では(財)岩国白舵保存会と共に、官民一体の保護保存活動を進めているところである。【岩国白蛇保存会ホームページより】

錦帯橋(山口県岩国市)

2008年02月18日 | 日記
錦帯橋






日本三名橋のひとつ「錦帯橋」です。五連アーチも珍しいのですが、釘を1本も使ってないという技術が素晴らしいですね。山口県で最も長い錦川の下流にあります。現在の橋は2004年に50年ぶりに架け替えられた3代目の橋です。
岩国城


錦帯橋の向こうに見えるお城が岩国城です。横山山の山頂にそびえ立っています。吉香公園のロープウェイを使うと約5分で行くことができます。山上からは錦川や錦帯橋はもちろんのこと、瀬戸内海まで見渡すことができます。
鵜飼い船


錦帯橋付近では鵜飼いが行われています。鵜飼いは鵜を使ってアユを捕る、伝統的な漁法です。錦帯橋の架け替え作業や台風の影響などで一時中止されていたみたいですが、昨年から再開されているので今年の夏は大丈夫でしょう。

笠戸島(山口県下松市)

2008年02月17日 | 日記
国民宿舎大城


「国民宿舎 大城」は「ヒラメ料理」と「瀬戸内の眺望」が有名です。2005年12月には「笠戸島大城温泉・潮騒の湯」がオープンし、瀬戸内海が展望できる露天風呂が大盛況です。この日も多くの泊まり客で賑わっていました。
海上遊歩道(海上ブロムナード)










2005年に笠戸島、はなぐり海水浴場の南隣に海上遊歩道(海上プロムナード)が完成しました。全長約300mの遊歩道から海の上の散歩が楽しめます。遊歩道の途中に何カ所か釣り場がつくられており、この日も何人かの釣り愛好家の姿がありました。風が強くとても寒かったです。海水浴シーズンに来てみたいですね。

冠梅園(山口県光市)

2008年02月16日 | 日記
ロウバイ


梅の花を見に冠梅園に行ってきました。梅の花は、満開の木やまだ蕾ばかりの木がありまあしたが、全体的には3~4ぶ咲きといったところでしょうか。天候は良かったのですが気温が少し低いのと風が強いせいですごく寒く感じました。ロウバイの花はもう終わり頃で随分傷んでいました。
白梅






梅の花を接写するときはまだ1ぶ~2ぶ咲きの木を選びます。花びらやおしべの先の葯が傷んでいない花がいいですね。離れて全体をとるときは満開の木を選びます。
紅梅






冠梅園では2月3日(日)~3月9日(日)まで梅祭りが行われています。今日も寒さにかかわらずたくさんの人出でした。おみやげ店や植木屋さん、出店もありたくさんのお土産を買うことができました。

足立山(コミスポくすのき2月の登山)②

2008年02月14日 | 日記
小文字山から足立山を望む


足立山頂上付近の樹木のない帯状の部分に雪が見えました。足立山の名は、和気清麻呂(わけのきよまろ)が、足に傷を負った猪が山水で傷を癒したのを見て自分も試したところ、傷が治り足が立ったことから名付けられたと伝えられています。
ブランコ


足立山の頂上の近く(後20分ぐらいで頂上)にある木の枝にブランコが設置されています。なかなか恐そうな場所です。勇敢な方はブランコに乗りましたが、私は即パスです。
足立山頂上


11時過ぎに足立山頂上に着きましたが、その頃には天候が下り気味で、遠くの霞もひどくなっていました。天候がよい日には九重や阿蘇、英彦山などの多くの山々が見えるそうです。
ムベ




足立山の頂上で見かけた植物です。写真を撮って家で調べたところ、ムベと分かりました。葉の裏が網目模様なのが特徴です。花や実も見てみたいと思いました。

足立山(コミスポくすのき2月の登山)①

2008年02月12日 | 日記
2月の月例登山


コミスポくすのきの2月の登山は福岡県北九州市小倉区の足立山です。1月の登山が雨のため中止になったので今年初めての登山となります。8時30分過ぎに足立公園に到着しました。ここが登山口です。身支度を整えて8寺50分出発です。


今日のコースは、小文字山を経て妙見神社のそばを通り、足立山頂上に行き昼食と休憩をした後、引き返して砲台山に寄ってから妙見宮に下山します。
小文字山からの眺め


小文字山の頂上からは小倉の街が一望できます。

円の4分の1の形をした、リバーウォークが確認できます。茶色の建物です。その少し左側には小倉城があります。

ドーム状の建物は競輪場です。

少し霞んでいますが関門大橋と関門海峡です。

山口県下関市の街です。中央の灰色の高い建物が海峡ゆめタワーです。

散歩道(花、実、葉)⑤

2008年02月10日 | 日記
ノキシノブ






廣福寺のタブノキの樹皮にはたくさんのノキシノブがついています。ノキシノブは常緑性のシダ植物なので花や実をつけません。葉の裏にはたくさんの胞子嚢があります。そこで胞子をつくり増えます。山林の樹木や岩の上に着生します。名前は軒下などにも生え、シノブのように着生することに由来しています。都市部でも庭木やお寺の石灯籠などで見られることがあります。

散歩道(花、実、葉)④

2008年02月09日 | 日記
廣福寺(中山観音)




廣福寺(中山観音)は真言宗のお寺で八十八カ所巡りができます。毎年2月18日の縁日に中山観音大祭があり、出店や植木市で賑わいます。家からこの廣福寺までの往復約4㎞が私の散歩道です。廣福寺の寺門に続く石段を登り切るとすぐ横に古い大木が聳えています。以前から何の木か調べてみようと思っていました。写真を撮って帰り、家の図鑑で調べてみましたがわかりません。どうしても知りたかったので、掲示板で尋ねることにしました。「葉で見わける樹木」の著者林将之さんの「このきなんのき掲示板」で教えてもらいました。タブノキでした。
タブノキ








この4枚の写真を掲示板に載せて鑑定してもらいました。防府市にお住まいの「りんどう」さんが回答して下さいました。タブノキは「うす赤みを帯びた頂芽がひとつ見える」(2枚目の写真)のが特徴だそうです。ありがとうございました。これでスッキリしました。

散歩道(花、実、葉)③

2008年02月05日 | 日記
クスノキ





クスノキ科の主な特徴は①葉のつけ根近くから葉脈が3本に分かれること(三行脈)②葉をちぎると樟脳の臭いがすることです。ここでは、散歩道にある三種類のクスノキ科の樹木を区別する方法を山口県出身の林将之著「葉で見わける樹木」を参考に書いてみたいと思います。林さんによるとクスノキの樹を見わけるポイントはダニ部屋だそうです。三行脈のつけ根が少しふくらんでダニ部屋になっているそうです。そういえば2枚目の写真の三本の葉脈が一緒になっているところが2つふくらんでいます。ここがダニ部屋なのですね。その他の特徴として、若い枝につく葉の葉柄は赤味を帯びることがある、葉の裏はやや白っぽい、葉の縁はよく波うっているなどです。
シロダモ





やはり三行脈が目立っていますね。その他に、葉が枝先に集まっている、葉の裏面が粉が吹いたように特に白い、クスノキ科の中では葉が大きいなどの特徴があります。
ヤブニッケイ





ヤブニッケイの葉は三行脈の3本の葉脈だけが目立ち、他の葉脈はほとんど目立ちません。葉の裏はやや白い程度です。また、葉は枝に均等につき時に対生します。林さんは、葉をちぎるとシナモンの香りがすると書かれています。

散歩道(花、実、葉)②

2008年02月04日 | 日記
ヤブツバキ

サザンカ

ツバキとサザンカは区別しにくいですね。しかし、区別するポイントはいくつかあります。①ツバキの花はそのままの形で首から落ちますが、サザンカは花びらが一枚一枚ばらばらに散ります。②サザンカの花の方が早くから咲き始めます。(サザンカは11月の終わり頃から咲き始めますが、ツバキは2月頃からが多いようです。)③ツバキの葉の方が大きいです。④サザンカの葉の鋸歯はギザギザして間隔が狭いのですが、ツバキの鋸歯は間隔が広く丸っぽいです。以上のことに気をつけて見るとどうにか区別ができるのではないでしょうか。

散歩道(花、実、葉)①

2008年02月03日 | 日記
ハナナ


菜の花(アブラナ)は春花を咲かせますが、ハナナ(花菜)は冬に花をつけます。花つきがよく、葉は白菜のように縮れているのが特徴です。ハナナには、枝分かれをあまりしない観賞用とたくさん枝分かれをして花つきの良い食用があります。食用はナバナ(菜花)という名で流通しています。散歩道で見かけた写真の花は枝分かれしてたくさん花をつけていたのでナバナだと思います。近づいてみると葉は小さめの白菜のようでした。