タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
自然が大好きな方々のご訪問をお待ちしています♪

菊池渓谷へ(熊本県菊池市)④

2008年06月22日 | 日記
ヤマアジサイ


渓流沿いの遊歩道を広河原で橋を渡り、九州遊歩道の広い道に出て、駐車場へ戻ることにしました。植物観察をしながらゆっくり歩いていると、熊本博物館の植物同好会の方々と一緒になりました。植物の話をしたり、写真を撮ったりしながら道を下りました。ヤマアジサイがたくさん咲いていました。
ハンショウズル

植物同好会の方がハンショウズルの花を見つけられたので、一緒に写真を撮らせてもらいました。まだ開いていない卵形の蕾や綿毛をつけた種には出会ったことがあるのですが、萼片が開いた花は初めてなので、少し嬉しかったです。
ウリノキ



ウリノキの花は写真で見たことがあったのですが、実物は初めてです。想像していたものよりも随分大きな花でした。葉も大きく、名前の通りウリの葉に似ていました。

菊池渓谷へ(熊本県菊池市)③

2008年06月21日 | 日記
四十三万の滝


広河原


菊池渓谷の滝は、撮影スポットとなっているらしく、たくさんのカメラマンが三脚を立てていました。
コガクウツギ


コガクウツギはアジサイの仲間です。だから、花は、装飾花と両性花が集まって咲きます。白く大きな花被片が装飾花で、普通3~4枚です。
ミズタビラコ


ミズタビラコはムラサキ科キュウリグサ属です。したがって、ムラサキやキュウリグサの花によく似ています。ブナ林などの広葉樹林の渓流沿いや谷筋などの水分の多い場所に生育します。5~6月に、渓流によく似合う淡青紫色のさわやかな花を咲かせます。

菊池渓谷へ(熊本県菊池市)①

2008年06月15日 | 日記
菊池渓谷入口




「菊池渓谷は、菊池市街地から東へ約 17km、阿蘇外輪山の北西部の標高500m~800mの間に位置し、1,180haの広大な面積からなる”憩いの森”です。菊池川の源をなす菊池渓谷は、うっそうとした天然生広葉樹で覆われ、その間をぬって流れる淡水は、大小さまざまな瀬と渕と滝をつくり、その変化に富む渓流と,美しい森林とがおりなす姿は絶景です。また、天然クーラーと称され、夏の平均水温は13度と低く、身を切るような清流は避暑地として最適であり、渓谷ぞいは、川のせせらぎと小鳥のさえずりで、楽しい夢をさそい、秋は渓流に映える紅葉がすばらしく、春は新緑、冬は全山に霧氷の花が咲くなど四季を通うじて訪れる人々の心をなごませてくれるところです。」~菊池渓谷を美しくする保護管理協議会HPより~

天気が良さそうなので、両親と一緒に急遽、菊池渓谷を訪れることにしました。父は、写真が趣味なので、いい写真が撮れるかもしれないと楽しみにしていました。駐車場の係りの人に撮影ポイントを尋ねていました。

オオハンゲ


ハンゲとは、カラスビシャクのことです。オオハンゲは葉も花も随分大きかったです。料金所のすぐ横に咲いていました。
黎明の滝








梅雨に入り、水量が増えたおかげで、見応えのある滝でした。
サワギク




キク科の植物ですが、名前が浮かばず、家に戻って調べました。葉に特徴があるのですぐに分かりました。サワギクでした。

テイカカズラ

2008年06月08日 | 日記
テイカカズラ




テイカカズラは定家葛と書きます。藤原定家にちなんでつけられた名みたいですね。キョウチクトウ科の蔓植物で樹木や岩に這い登って茂ります。6月頃にスクリューに似た形の白い花をつけます。芳香があるというので、匂いをかいでみましたが、そんなに匂いませんでした(アレルギー性鼻炎のせいかもしれません(^^;))今年の冬に登った山で、見たことのない種を見つけて、掲示板で調べてもらったことがあります。テイカカズラの種でした。

タチカメバソウとヤマルリソウ

2008年06月07日 | 日記
タチカメバソウ




ヤマルリソウ




秋吉台にムラサキの花が咲いているという便りが届く頃となりました。タチカメバソウもヤマルリソウもムラサキ科の植物です。身近なものでは、ワスレナグサやキュウリグサなどがあります。薄青色の小さな花をたくさんつける印象が強いですね。これらの花は3~5月に咲くものが多いのですが、ムラサキは少し遅くれて5~6月に咲きます。ムラサキの根が昔、染料に使われていたせいで激減していき、今では絶滅寸前です。しかし、秋吉台(山口県)や平尾台(福岡県)に行けば見ることができます。写真は、5月の連休に撮ったものです。