アオノツガザクラ(白山) 2011年08月21日 | 日記 高さ7~15㎝のツツジ科の常緑小低木。 名前は青色の花を咲かせるツガザクラの意。 ツガはモミの木の仲間。 ツガの葉に似ている。 ツガザクラは、桜色の壺状の花をつけるが、 今回は出合うことができなかった。
エゾアジサイ(白山) 2011年08月20日 | 日記 外側につく装飾花の花弁は約2㎝で普通3~4枚。 葉は、対生または互生します。 石川県側には、葉がやや細いヤマアジサイもあるそうですが、 区別するのは難しいようです。
イワギキョウ(白山) 2011年08月16日 | 日記 高山帯の砂礫地や岩陰に小さなかたまりとなり生えます。 そして、鮮やかな青紫色の花を咲かせます。 花の色が白いものは、シロバナイワギキョウ。 花に毛のあるものはチシマギキョウ。 でも、白山にはありません。
ゴゼンタチバナ(白山) 2011年08月16日 | 日記 ミズキ科、ゴゼンタチバナ属 何となくミズキ科のハナミズキやヤマボウシの花に似ています。 葉は、花がつかないものは4枚、花がついたものは6枚が輪生します。 「ゴゼンタチバナ」の、ゴゼンは白山の御前峰から、 タチバナは、ヤブコウジ科のカラタチバナ(百両)になぞらえて つけられたそうです。
キヌガサソウ(白山) 2011年08月09日 | 日記 ユリ科のキヌガサソウ属。 本州の中部以北の日本側に分布。 山地帯~亜高山帯の湿った林内や林縁に咲きます。 葉は、8~10個輪生し、長さ15から20㎝。 花は直径6~7㎝、外花被片は7~10個。 花の色ははじめ白色だが、花のあと紅紫色、果期には淡緑色。 液花は黒紫色に熟す。【山渓カラー名鑑日本の高山植物】引用
ハクサンフウロ(白山) 2011年08月07日 | 日記 植物の名前にハクサンがつくものはたくさんありますが、 その中でももっともなじみが深いものにハクサンフウロがあります。 アルプスに行くと必ず見かけることができますし、 お花畑のみならず、登山道沿いにもたくさんの群落が見られます。 その上、花つきのよい株はとても見栄えがします。 フウロソウの仲間はとても身近に感じます。 どこででも見られるゲンノショウコ。 九重でよく見かけるイヨフウロ。 八幡湿原で見られるビッチュウフウロ。 九重の湿原ではタチフウロを見たこともあります。 薄いピンク色のハクサンフウロは、とても清々しい花でした。
クルマユリ(白山) 2011年08月07日 | 日記 クルマユリは、反り返った花弁と 茎の中程で数枚~10枚以上の葉が輪生するのが特徴です。 草原や山地で見られるコオニユリと似ています。 しかし、葉の付き方で違いは容易に分かります。 葉は、コオニユリは互生、クルマユリは上部は互生ですが、 中程が輪生。この葉を車輪に見立てて、 クルマユリという名がつけられました。 花つきのよい株もあります。
ハクサンコザクラ(白山) 2011年08月03日 | 日記 白山を代表する高山植物の一つにハクサンコザクラがあります 日本に自生しているサクラソウのほとんどは、絶滅危惧種に指定されている貴重な植物です。 しかし、園芸種としては人気があり、広く出回っています。 名前の通り、サクラソウに似ていますが少し小ぶりです。 草丈、葉の大きさや花つきもサクラソウには劣っている感じを受けます。 花期の短い高山の湿地で生き抜くための「つくり」なのでしょうね。 花弁の切れ込みが深いため、実際は5枚ですが、10枚のようにも見えます。 もう少し写真をたくさん撮っておけばよかったと後で後悔しました。
アサギマダラとヨツバヒヨドリ(白山) 2011年08月02日 | 日記 アサギマダラは日本を縦断するチョウとして有名です。 好物はヒヨドリバナみたいで、 必ずといっていいほどヒヨドリバナの蜜を吸っているところに出合います。 勿論中国地方や九州の山にもやってきます。 白山の登山道では、ヨツバヒヨドリの花に停まって蜜を吸っていました。 山口県や九州には、花が白く葉が対生したヒヨドリバナや、 花が薄紅紫色のサワヒヨドリはたくさんありますが、 葉が3~4枚輪生し、薄紅紫色の花を咲かせるヨツバヒヨドリはありません。 しかし、アサギマダラにとっては、どれも同じ花なんでしょうね。
ニッコウキスゲ(白山) 2011年08月01日 | 日記 アルプスの草原を代表する花の一つに、 ニッコウキスゲがあります。 別名をゼンテイカ(禅庭花)といいます。 分布は東日本に多く、中国や九州地方では見かけたことがありません。 ユリ科、ゼンテイカ属。 草丈は、50~80センチ。 花の色はオレンジで、花びらの先端はやや丸見を帯びます。 花は、朝咲き始め夕方には萎みます。 2年前に、霧ヶ峰の車山で見たニッコウキスゲの群生は素晴らしかったです。 草原に群落をつくり咲いている様は、 よくオレンジ色の絨毯に例えられます。 西日本には、キスゲ(ユウスゲ)が咲きます。 山口県や九州でも見ることができます。 同じような花を咲かせますが、 すこし特徴が違います。 キスゲは、 花の色はレモンイエロー、花びらは細長く先もややとがった感じ。 草丈は、1~1.5mとニッコウキスゲの倍以上です。 それから、花は夕方から咲き始め翌日の午前中には萎んでしまいます。 花を見ようと思えば、夕方か早朝がいいですね。 今の時期、九重に行けばたくさん見ることができるでしょう。