タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
自然が大好きな方々のご訪問をお待ちしています♪

アケボノスミレ

2010年04月04日 | 日記
 アケボノスミレは私がスミレに興味を持ち始めるきっかけとなったスミレです。アケボノスミレは日本のスミレの中でもっとも華やかなもののひとつです。
 太平洋から内陸に分布しているが西日本には少ない。乾き気味の明るい雑木林に多い。鮮やかな紅紫色から曙を連想してついた名。
 このスミレを始めて見たのは島根県の青野山。6年前の春のことです。あまり展開していない葉と、可憐であでやかなやや大きめの花をつけた花茎が、離れて地上に現れている様に、私は強い印象と快い驚きを覚えました。
まだ、スミレの写真の取り方を知らなかったので、あまりいい角度からは撮影できていません。
 2回目は由布岳で見かけました。しかし、既に暗くなっており撮影は諦めました。
 3回目に出会ったときはばっちり撮りたいと思います。

【アケボノスミレの特徴】
①花期にはあまり葉を展開していない。花期に葉をまったく出さない個体もある。地上茎を持たない。
②葉は先が細くとがった心形。両面に微毛がある。花期は長さ3~4㎝、花の後は6~12㎝。
③花は2~2.5㎝。花弁は厚く、側弁の基部にまばらに毛がある。(有毛が基本であるが、無毛の個体もある。)
④距は太くてぼってりしている。
※いがりまさし著「増補改訂 日本のスミレ」参照







ツクシ

2010年04月04日 | 日記
 ツクシはスギナの胞子茎(胞子体)。早春に現れ胞子をつくる。そしてそれらをばらまくとすぐに枯れてしまう。その後、栄養茎であるスギナが現れる。スギナは、トクサ科トクサ属のシダ植物。子どもの頃「つくし誰の子すぎなの子」という言葉を親から教えてもらったことを覚えている。私は聞いたことがありませんが童歌の歌詞の中にあるらしい。
 3月がツクシ、4月がスギナというイメージが強い。写真は3月26日(土)に岩国市美川町で撮影したもの。ほとんどが胞子を飛ばし枯れる前といった印象でした。食べられるので、早春の山菜採りを楽しみにしている方もおられます。