タムリンの備忘録

山、花、鳥、旅などの写真を中心とした自然観察記録です。
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シハイスミレ

2010年04月01日 | 日記
シハイスミレは紫背菫と書きます。
葉の裏側が紫色をしているのでついた名です。
水はけのよいところを好み、田や畑の周辺ではまず見かけません。野山にはたくさんあるので、山を切り開いてつくった広場や駐車場の周辺とか里山ではよく見かけます。
草丈は、3~8㎝で葉を斜めに伸ばします。花は1.5㎝前後で淡紅紫色~濃紅紫色。
【シハイスミレの特徴】
①葉の表は暗緑色~濃緑色、裏は紫色を帯びる。両面ともに無毛。
②距はやや長め。
③側弁には毛がない。
④花柄は無毛で、濃い花の個体のものは色が赤っぽい。
⑤葉は長卵型から披針形、葉には光沢があるものや斑入りのもの(フイリシハイスミレ)表面が濃紫色になるもの(ハグロシハイスミレ)といろいろある。
⑥シハイスミレの準白花品はシロバナシハイスミと呼ばれる。こちらは側弁に少し毛がある。
※いがりまさし著「増補改訂 日本のスミレ」参照