たった半年で解任。
アジアカップでは連覇が出来なかったものの、ロシアのW杯に向け、日本代表チームはまぁまぁ好スタートを切ったかに見えたのだが、アギーレ監督ほかコーチ陣の契約解除で再スタートをせざるを得なくなった。
就任したときは監督の八百長疑惑は表面化していなかった。だが、スペイン時代の疑惑について裁判所が告発状を受理したため、日本サッカー協会の大仁会長が記者発表して、サッカーファンには衝撃が広がった。
まぁ、解任するのだったら早い方が良いに決まっている。でも少しは未練があったはずだ。
もしこの疑惑が本当で、継続していたら大変なことになっているはずだろうとJFA(日本サッカー協会)の首脳部は判断したのだろう。
アギーレ氏を招へいしたのは協会の責任者としては誰だったのだろうか?代表監督就任についてはかなり以前から何人か候補者を挙げて検討していたはずだ。その際、八百長疑惑が表面化していなかったとは言え、八百長疑惑の試合が行われたのは、2011年のスペインリーグ最終節といわれる。また、現地の新聞が報道したのは、去年10月だった。それに気づいていなかったのだ。
「疑わしきは罰せず」のことばの下に、アギーレ氏には配慮を欠かさなかったというものの、グレーなままでの就任は、今になってはいかがなものかと考えさせられる。主脳部の責任問題にも発展するはずだ。この際、アギーレ氏就任に一役買った責任者の交代も考えなければならないだろう。しかしその動きは見えてこない。
契約解除をするのだったら、次期監督も同時に発表するぐらいのことはしてもいいのではないだろうか。
3月に控える国際親善試合に備え、早急に次期監督はじめスタッフをしっかり決めてからの発表をしないと、我々サッカーファンには大きなストレスが溜まる。