東京電力が家庭向けの電気料金値上げを前倒しして、7月から実施しようと検討していることが分かった。
なぜ7月からなのだろうか・・・?まずは読売新聞の記事をご覧いただきたい。
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yomiuri-20120216-00612/1.htm(読売新聞)
この記事には、衆院総選挙のことは一つも出ていないが、たぶん、選挙は春ごろが予想され、あの、怖い“枝野経産大臣”がいなくなっているだろうからと考え、当初10月としていたのを少しでも早く実施することによって、資金繰りを早めたいと考えたのでは・・・???
天下の東電さんは、福島第一原発事故の賠償金支払いでそのほかの資金繰りも大ピンチ。現政府がなかなか認めてくれそうにないため、やや諦め気味に10月から10%の値上げを想定していたようだが、それは少しでも早いほうが良いと総合的に判断したようだ。
ただ、ここで考えて欲しい。
電力会社のリーダーはやはり東電である。他の電力会社が追随することも忘れては欲しくない。消費税増税も国会で審議が進んでいる中、先に値上げしておこうなどとはもってのほか。公共事業としてのポリシーを忘れて、利益だけを追求する一民間企業に成り下がってほしくはない。
この1社の料金値上げで、どれだけの企業や人が苦しむのか・・・ゆっくり考えていただきたい。当然、素晴らしい会社なのだから、考えてのことだとは思うが・・・・