明日からまた『日本列島は日本海側を中心に厳しい寒さとなり大雪に注意が必要』と、夕方に気象庁が大雪に関する情報を発表した。
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/000_00_662_20120207071115.html (気象庁)ということだ。
春が訪れるまでには“三寒四温”という言葉があるが、今はまだ“四寒三温”、“五寒二温”ぐらいではないだろうか?
先週金曜日に、日本列島は冷蔵庫に入っているような寒さだったが、今夜もかなり温度が下がってきている。明日早朝が心配だ。
ヨーロッパにも大寒波が襲来し、多くの死者が出ているが、経済不安もプラスされて地球全体が大寒だ。
わが国でも、ここ数日の暖かい空気で気温が上昇し、積もった雪が緩んだり、表面が解けた雪の上にさらに積もったりすると雪崩の危険性が高まるという。
3~4mの積雪の上の部分が表層雪崩となって落ちてくると、その重さは1m四方で比較して、5倍ぐらいまで重くなる。つまり、単純計算で100キログラムのものが500キログラムに重くなり、木箱を簡単に壊す勢いになるという。きょうは落雪で5歳の女の子の尊い命が奪われた。
自然災害の怖さはいつ襲ってくるかも解らず、危険な場所には近寄らないことが一番だ。しかし、積もった雪をそのままにしておくと家をも押しつぶすため、雪降ろしが必要なのだが、危険な場所での雪降ろしはなるべく避けたほうが賢明のようだ。
被災地の仮設住宅は2メートル程度の雪にしか耐えられないと聞いた。
東日本大震災からまもなく11か月を迎えるが、被災地に降るこの雪が復旧・復興を阻んでいることは事実だ。
すべてにおいてまだまだ、春は遠い。