光山鉄道管理局・アーカイブス

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ポルシェじゃない「911」(タイプ)のはなし笑

2022-07-16 05:58:21 | 車両・ディーゼル機関車

 クルマの世界で「911」というとそれはポルシェのスポーツカーという事になりますが、鉄道の世界でも「911」が存在します。
 但しこちらは「シンカンセン専用のディーゼル機関車」の名称ですが。

 (尤も今では「911」というと別の大事件の方が一般には有名になってしまいました)

 機関車の911の方はDD51をベースに開発された「工事・保線・救援」のどの用途にも対応できる万能機なのだそうです。
 勾配区間で(当時のフル編成だった)12連の新幹線を牽引でき、軌道検測車を牽くときには時速160キロで走行可能という、ある意味昭和の和製DLの頂点に立つ機関車と言えたのかもしれません。

 DD51ベースとはいえこちらは6軸全軸駆動の箱型車体。欧州でも見掛けそうな垢抜けたデザインがなかなか魅力的なロコでもあります。

 とはいえ実車の活躍そのものは地味だったのも確かで、3両製造されながら現在は保存機もないという不遇をかこった機関車でもありました(そういえば同じDD51ベースのDD18は今どうしているんだろう?)
 前振りが長くなりましたが、実は先日中古ショップでその911のモデルを見つけてめでたく入線させたというのが今回のはなしです。

 とは言ってもオリジナルの911ではありません。
 だいぶ前にTOMIXが記念モデルか何かでオリジナル塗装のレールクリーニングカーのセットを出した時に、その牽引機として用意した、いわゆる「タイプ」という奴です。
 (同様のパターンとして1号機の塗装で仕上げたEF30というのもあります)

 とは言ってもモデルのベースになったのは911同様に欧州風の箱型ボディが魅力の「DD54」

 これを新幹線同様に青20号と黄色の前面帯でリペイントした物なのですが、これが見ていてハッとするくらいにかっこいいのです。
 素人ならこれを911そのものだと言ってもごまかせそうですし、鉄道ファンにも「実はDD54にも改軌して新幹線で使われた仕様がある」と言って通用しそうな説得力を感じました。

 走行性は年式を考慮するとスムーズな方。まあ、前のユーザーもクリーニングカーの後補機(TOMIXのクリーニングカーは後押しで使うのが原則)くらいしか使っていなかったのかもしれません。
 わたしの場合でも普通に使うなら「0系新幹線が走る脇の置物」くらいしか思いつきません。


 ですがこれは模型です。モデルとしても「タイプ」なのですからもっと自由な使い方をしたくなります(考証とセンスが許す範囲で、ですが)
 そう思うと本機にはOE88とか20系ブルトレとか、牽かせたい編成が山ほど出て来そうな気が(爆笑)


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