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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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ふたつの「オハネ12」のはなし

2021-09-02 05:03:07 | 車両・客車・貨車
 先日の塩尻行きの戦利品とその後のプラスアルファから
 塩尻の中古ショップで見つけたKATOのオハネ12。

 千円ちょっとで室内灯装備、DCC対応との事でなかなかリーズナブルなお値段な上に「冷房装備の10系寝台車」という事で迷わず購入しました。

 とはいえ、オハネ1両ではここに語るほどの話ではありませんし、編成として様になってから紹介しても遅くないだろうとかその時は考えていました。

 ところがそれから半月ほどして近所の中古ショップで今度はマイクロエースのオハネ12を発見。お値段もKATOと大差なかった事からこちらも入線と相成りました。

 もちろん先のKATOのオハネと比較する事も楽しみの一つです。
 ですがこの2両、連結してみると意外なほど差異がありません。まあプロトタイプが同じですから模型として当たり前なのは確かですが。
線路の上での外見上はマイクロの方が側面にサボ受けが付いている位が鑑別点。最もトイレ窓の表現や窓桟の細さで違いはありますが普通に眺めれば「間違い探し」のノリでわかる程度です(あとマイクロの方が微妙にボディカラーが濃いめです)
 ご丁寧に室内もKATO、マイクロともにベッドを展開した状態なので編成にして仕舞えば遠目では全く区別できません。

 ところがその印象も車体を裏返すと一変。
 マイクロの10系客車の床下表現は以前紹介したTOMIXの初代113系に匹敵する「床下ゴリゴリ派」なのです。
 配管の立体表現はもとよりKATOでは「板」で表現されているのが「箱」で造形されていたりタンクのドレンプラグらしきものまで造形されている点には驚きの一語です。
 KATOのオハネも割合頑張った表現なのですが、流石にマイクロのゴリゴリぶりには一歩譲る感があります。
 その一方で屋根上のクーラーはメッシュ表現が秀逸なKATOに軍配があがります。

 やっぱりよく見ればそれなりにメーカーの個性は感じられる物ですねw