前回紹介した「フォルマーのアパート」のキット工作ネタの続きです。
前に書いたようにこのキットをそのまま作ってしまうと「日本の建物では見ない様な真っ白、または真っ赤な窓枠と白すぎる壁面色の違和感」ゆえに他に和風建造物に混ぜ込むとそこだけ浮き上がってしまう難点があります。
そこでまずカラーリングを少し地味にリペイントし、看板類を適当に差し替えることで違和感の軽減に努める方向で臨みました。
前日から壁面を眩しい白から横須賀線アイボリーに、真っ白だった窓枠をアルミシルバー、真っ赤だった手すりや一部の壁面にはタンを塗装して彩度を落としておきました。
組み立て自体はプラキットとしては特に変わった所もありません。説明書はイラストのみで英語やドイツ語が分からなくてもどうにかできるのが美点です。
看板類は手持ちのストラクチャー用の物や広告の切り抜きで対処。ただ、建物の外観に合わせるなら流石に一階にすし屋や蕎麦屋を入れるのも何でしたので、それなりに洒落っ気のあるものを選びました。でもそういう店って大概看板も横文字表記なんですよね(汗)
さて、大仰なことを書きましたが、出来上がったアパートはデザインがアバンギャルドなのは仕方ないとして、それでもみにちゅあーとやジオコレの街並みにどうにか組み込めるレベルにはなったと思います。あとは看板やアクセサリでも和風にすることは可能でしょう。
こうして思ったのですが、ちょっとした一手間で外国丸出しの建物でも和風テイストに近づける事は難しくないのに何故今までこれが実行されなかったのかと言うことです。
してみると昔は風景創生という点で日本のレイアウトはまだまだ全体のマッチングには無頓着なところが多かったのかもしれません(すべての建造物をフルスクラッチする豪の者を除いて、ですが)