光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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駅でテツドウモケイを買うはなし

2017-02-23 05:51:36 | 思いつくままに・考察


 今回は「テツドウモケイの買い物」のはなしです。
 ちなみにこれを書いている今の私は少し酒が入っているので内容がやや支離滅裂になっているのはご勘弁ください。

 前に「デパートでテツドウモケイが買えた時代」の事を書きましたが、模型好きな人が模型を買う場合一番ぴったりくるのは当然模型屋さんだと思います。
 デパートがホビーショップとしての機能も司っていた頃はデパート(のおもちゃ売り場ではなくホビーコーナーの一角に、という意味で)も同様のステイタスがあったと思います。

 尤も私なんかは骨董品やジャンクものレベルの模型を買う事がとみに増えているので「中古ショップ」がメインになるというおかしな現象になっていますが。

 ですが「鉄道ファンが鉄道模型を買う」場合尤もそれにふさわしい気分になる場所というと、それはやっぱり「駅」ではないかと思います。
 まあ、少し拡大解釈して「駅ビルか駅舎と一体化したデパート」なんかも良いでしょう。

 こんな事を考えたのは先日静岡に出かけた折そこの駅ビルの中に「ポ●ンデッタ」で中古モデルを買ったからなのですが。
 あそこで中古モデルを手に取って駅のコンコースに下りた時「ああ、鉄道模型は駅で買うのが正しいな」なんてことをふと思ったのです。

 さて、駅舎や駅ビルの中で鉄道模型を買うというと例えば秋葉原のトレ●アートとか新宿の小田急トレインショップ、あるいは(ここ20年位行っていませんが)池袋のし●なるはうすなんかがすぐに浮かびます。
 実を言いますと盛岡の駅ビル(東北新幹線開業前年にオープン)でも最初の半年くらいの時期、鉄道模型を含めたホビーショップがあった時期があるのですが、さすがに続きませんでした。
 尤も今の秋葉原なんかは駅前に鉄道模型が買える店が何軒もあったりするのですが(但しいずれもビルの上層階なので手軽さの点では疑問符が付きますが)

 これらの中で個人的に印象的なのは「缶ビールとスポーツ新聞でも買うような(見た目の)手軽さで鉄道模型を売っている」様な構えの小田急のショップでしょうか。初めてあそこで鉄コレの動力を買った時の心理的衝撃といったら(笑)

 大手私鉄の場合、鉄道模型も一種のノベルティですから自社車輛を中心に模型を売るスペースがあってもそう不自然ではありません。

 中小私鉄でも私の経験で例えば、富士急行の富士山駅に富士登山電車の鉄コレを買いに行った折「切符売り場で模型が買える」なんて経験をして仰天すると同時に「ああ、こういうの、いいなあ」とか思ったりします。
 昔の鉄コレみたいに1両500円かそこいらで売られているレベルなら「旅先の駅でそこのゆかりの車輛をちょっと」なんて事も出来たでしょうが、今は何でも高騰していますから中古の、それもジャンク品でもないとそういう真似はできません。

 閑話休題。

 駅という施設が旅人にとって旅情を象徴するものである様に、鉄道模型だってそこから連想されるものはやはり「旅情」ではないかと思います。
 旅情を感じる施設で旅情の象徴である鉄道模型が買えたら、それはそれで素敵な事ではないかという気がします。

 もっと言うなら車両だけでなく、例えば情景モデルとしてのレイアウト用品や一部の専門書でもあったりすると帰りの列車の中がそれなりに楽しい気もしますし、前にも触れた鉄道模型ファンの新しい層の掘り起こしにも少しは繋がるのではないかと。
 まあ、鉄道模型という趣味自体がまだ特殊な部類ですし上記の例と照らし合わせるとびっくりするほどの効果はないとも思いますが、それでも複数の路線が集まるターミナル性のある駅にそう言うのがひとつくらいあっても良い気はします。

 それに、駅から離れた「クルマでしか行けそうにない様な所にあるショッピングセンター」とか商店街の中の模型屋にばかり鉄道模型が置かれているというのは、よく考えてみると少し変な気もしますし(但し「鉄道」を離れて「模型」と割り切るならこれは当然のことなのですが)
 
 余談ついでに
 これまで私が鉄道模型を売っている場所として一番違和感を感じたのは20年近く前に出くわした「高速道路のサービスエリアの売店でマイクロエースの車輛セットが売られている」ところでした。
 鉄道と競合する交通機関の施設でこういうのを見ると結構びっくりします。