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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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KATOの旧式20系ブルートレインに挑む(なにを?笑)

2015-08-11 06:38:45 | 車両・客車・貨車
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 ここ2,3年KATOの旧式の20系客車が随分と増えました。

 いずれもジャンクを纏めて入手するたびに増えたものです。
 以前紹介したジャンクの玉手箱をはじめとして、一袋5両くらいのアトランダムに車両の入った古いジャンク袋などを開いてみると1両か2両はKATOの20系の客車が混じっていた頃がありました。

 ほかの車両の年式から推定すると大概が70年代から80年代半ばくらいまでのユーザーが手放したもののようです。

 してみるとKATOのEF65と20系の普及率の高さには驚かされます。

 あの頃は他に適当な特急編成がなかったという事もあるでしょうが、70年代のNゲージにとってこのふたつは象徴的な存在だったという事でしょう。

 さて、こうして増えたEF65などの一部は500番台を0番台に改造したりしてきましたが、問題は20系です。
 特に両端のカニ21、ナハフ20とナシ20は他に転用のしようがないのに数だけが増えるという悩みがあります。
 この頃の20系だけでもトータルで20両を超えているのですからあの頃夢だった「フル編成のブルトレ」すら夢ではなくなっています。
因みに現行品はフル編成ができるほど持っていないのですからこうして見ると全く大したものです。

 なにしろ先日数えて見たらナハフ20が2両、カニ21とナシ20は3両づつ、ナハネフ23も2両の余剰がある事が判明しました。

 いつも夏場のこの時期は車両工作をやっている事が多いですし、ここいらで夏の工作の一環として余剰20系対策事業をいくつかやる事にします。
(但し私がする事ですから出来は期待できないのですが汗)

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 先ずは70年代の終わり頃にTMSのプレイモデルにも掲載されていた工作。
 ナハフ20とナハネフ23のエンド部を交換して「ナハネフ22とナハフ21を作る」というものを。

 幸い当時の工作記事は手元にありますからこれを参考に実行します。
 先ずふたつの客車を分解しますが何分40年以上前のモデルなので床板固定用のポッチが経年劣化で折損しやすく往生します。

 ばらした車体も何だか不安な位にへろへろしていますから、切断にも神経を使います。
 しかも生来の不器用が祟って「レザーソーでまっすぐ切る」という事がなかなかできずどうやっても微妙に斜めに切れてしまうのが辛い所です。
 実はこれの対策として先日レザーソー用の治具を買っていたのですがナハネフ23はともかくナハフ20の様に屋根に球面を使った車体ではなかなかうまく使えませんでした(汗)

 製作記事では「上手く切り継げば塗装は不要」とあったのですが私がやるとそういう訳には行きません(汗)
 なお、記事中では「ナハフ21の場合切削時に切り代の分車体が短くなるのでプラバンなどで隙間を埋めた上でパテ盛りする」というのが推奨されています。
 ですが短くなったと言っても1ミリ内外ですからこれならむしろ屋根板の方を1ミリ削った方が手軽なようです。
 また、これも工作記事にはありませんでしたがナハフ、ナハネフともに終端部の窓ガラスが箱状又はUの字状のパーツなので、切り継ぎ時にはかなりの切削を求めらる事を付け加えます。
 (とはいえ今時KATOの旧式20系の切り継ぎを好んでやるような人もいないと思いますが)
 
 とはいえ、切り出した車体を接着し屋根板をはめ込むと形だけはそれなりに見られた感じになるから不思議です。
 とはいえきちんと仕上げるにはパテ盛りと塗装が必須です。
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 さて次の工作ですが今でさえ4両もたまっているカニ21です。
 こちらは車体を切りついでマニ20風にでもして見ようかと。

 さてそのカニ21→マニ20への改造計画から。
 マニ20は元々カニ21の原型みたいな機種です。
 全長はカニの21メートルに対して18メートルと短く、やや寸詰まりに見えるルックスに特徴があります。

 これはカニに比べて荷物室のスペースが狭い所に起因しているものですが、言い換えればカニ21の荷物室に相当する所をカットする事でマニ20に近いプロポーションが得られる事になります。
 (同様な事は屋根板のカットについても言えそうです)

 次に側面の窓とルーバーの配置。
 マニの当時は発電機のエンジン室に窓を付けるという発想がなかった様なのですがやはり電気を消すと真っ暗になるのはまずかった様でカニ21,22或いは後継のカニ24も灯り取りの窓がルーバーのそばに追加されるようになっています。
 つまりマニ20は窓のないルーバーだけの「のっぺらな側面」が第二の特徴と言えそうです。

 ですから当然カニの窓は埋める事になりますが、それでもふたつのルーバーの間隔はマニの方が広いので実車と異なる事になってしまいます。
 ここまでやると流石に大掛かりになりますからここは雰囲気重視で目をつぶるしかなさそうです。


 カニ21を切り詰めてマニ20(のようなもの)を作る工程から。
 ボディの切断ポイントは都合4か所。
 荷物室を切り詰めるために発電機室直後の窓のない部分を数ミリ切断。
 更に端部の荷物室直前の部分も同じ程度切断しました。
 これでトータル1,5センチほど短くなり実車の18Mにごく近い長さになります。

 屋根板はカニ21では4つ並んでいる荷物室上のガーランドベンチの部分を端の1個分だけカット。
 これだけで1.5センチ分を詰められますし端部の処理も最小限で済みます。

 これらを瞬着でくっつけてしまえばそれだけでも十分に見られたものにはなるのですが発電機室の窓がそのままなので「ただの短いカニ21」にも見えてしまいます。

 その窓はプラバンとパテで埋めましたが、ワサフ8800製作の頃からこれが私が一番苦手とする所でして、今回もラフな処理に終わってしまいました。
 しかもやすりの切削の過程でブルトレ特有の帯まで消えてしまっているのでここを中心に色刺しが必須です。
 ここばかりは「不器用の本領発揮」そのものでお恥ずかしい次第です。

 結局物凄くお粗末な出来になってしまったのが何とも。

 ですが前回のナハネフ22なんかも含めてあの頃のNゲージユーザーの何パーセントかはこの手の改造を一度はやっていたのではないかと思います。
 当時のKATOの20系のラインナップの中途半端さ(ナハネフ22がなかったりA寝台がナロネ21しかなかったりなど)ゆえに切り継ぎでたりない形式を埋める事が求められていましたから。
 そして当時それらを実行したユーザーの何割かはその後もモデラーの道を続けていたのではないかと思われます。

 30年以上経てそうした時代を追体験して見るという意味で今回の工作は結構楽しめるものだったのも確かです。
 (これでうまく仕上がっていればねえ)

 最近の私のNゲージ工作は殆どがこんなのばっかりです(汗)

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