光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

鉄道模型の買い物に思う「聖地論(笑)」のはなし

2013-10-26 16:36:08 | 思いつくままに・考察
 今回は鉄道模型の買い物に絡んで思うことから。
 秋葉原や新宿西口はモデルの新品や中古を問わず買い出しの定番となっている地域であります(実はここの他にもいくつかそれに近い性格の街が出てきているのですが)

 大都会のメリットと言いますか、マニアや変態(笑)の数が田舎に比べて多いのに加えて都会の特徴である「異質な趣味に対する許容度の高さ」が高いのでここへ出かければ何かしら見つけものや発見があるというモチベーションを与えてくれる事で遠いにもかかわらず年に何回かそこを覗きに行く事になります。

(この点、ジャンルは違うのですが過去に折角企画されていたコスプレイベントをたった一通のクレームで急遽中止してしまった何処かの県とは大きな体質の違いと「差」を感じてしまいます)

 実際、鉄道模型に限定しても安価な買い物のできる量販店と掘り出し物の確率の高い中古ショップ、外国製品の専門店や、専門書の漁れる古書店がひとつの街に複数あるポイントと言うのはそう多くはないですし、それゆえに多少遠くても確実に客を集めている側面もあると思えます。
 してみるとこうした街はそれ自体が聖地というか聖域みたいなもので相互の店の競争と個性の発露の積み重ねで聖性を身に着けているとも言えます。

 尤も同じ聖地でも天●堂のある銀座、ホビセンのあった落合南長崎は多少様相が異なりますが。

 私の故郷にある某中古ショップなどはこの種のショップとしては異例な事に周囲の商店街との一体感と共に成り立っていると感じられる点で「銀座の一部」として機能している天賞堂のそれに近い物を感じます。

 その点で落合南長崎の場合は聖地としての性質は高いものの周囲は住宅地で商店街とのつながりが薄く、どうかすると隣のアパートに住んでいる人間でもここが何の店かわからない可能性もありそうです(笑)尤も今の歌舞伎町の仮店舗ではさすがにそんなこともないでしょうが。

 さて、そういうのとは別個に地方には地方なりの「聖地」に相当する店があるケースもあります。

 私の行きつけのショップなんかもそういうのに該当しそうですが、都会の店に負けない品揃えと新製品の予約のしやすさを持ち(大概その地域唯一の)レンタルレイアウトが併設されている。また、地元のクラブなどとの連携も図っていたり一般人も集まるイベントなどでも積極的に鉄道模型をアピールする姿勢を持っているという特徴があると思います。

 更に不思議なことにこういう店は街の中心街にドンど構えているケースは少なく、むしろ田んぼの真ん中とか線路も通っていない山の中(笑)などにあるケースも多いように見受けられます。見様によっては地理的なハンデを積極的な努力とアピールをすることで聖地としての地位を掴み取っている印象すら受けます。

 こういう聖地の存在は田舎暮らしには非常に頼もしいものがあります。

 性質こそ違うもののこうした二通りの聖地が存在しうるというのは趣味の上では非常にありがたい事には相違ありません。どちらを覗いても何かしらの発見があり見つけ物があり、充実感を与えてくれる存在(たとえ何も買えなくとも)であるという点でかけがえのないものでもあるといえます。

 最近は地方でもネットの普及でこうした店や地域に行かなくともそれに近い買い物や情報収集、交流は可能になってきました。
 ですがネットだけの間接的なアプローチでは「空気」を「肌で感じる」事が出来ません。
 私にしてからが、秋葉原や地元の聖地に行ってみて初めてそれを感じたくらいですから。その意味では田舎暮らしのファンでもできれば一度はこの手の聖地巡りをしてみるというのは結構有意義なことではないかと思います(尤も、ジャンルのネガティブな部分を見させられてしまうリスクも大きかったりしますが)

 もちろん、逆に都会のファンが上述の「田舎の聖地」を覗いてみるのも新鮮な発見が得られるものと思います。

光山鉄道管理局
 HPです。「理想の大レイアウト」の項追加しました。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へ
にほんブログ村
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 レイアウト製作へ
にほんブログ村

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。