
出品期限の4日ほど前に写真と応募用紙を送付しました。
そこまでは良かったのですが・・・後からTMSを見ると今回の私の奴よりもはるかによくできた物ばかりが掲載されている現実。
これは出品しなければよかったのではとつい思ってしまいます。

現実にこれを製作した時の考えではモデリングの細密感や自作にそれほど重きを置かず(というよりもそこでは最初から勝負をしていない)むしろ「小スペースで拡がり感のある風景を作れるか」「自己完結性のある(エンドレス中心の不自然なトラックプランで)レイアウトで細密さに頼らずにリアリティのある風景を作れるか」に重点を置いたのですが、それがコンペが求める評価基準とずれを生じている危惧を少なからず感じます。
もっともそれ以前に「作り手の腕」という根本的な問題があるのですが。
とはいえ、賽は既に振られている訳ですから今更何を言っても…ですね。
発表は3ヶ月後。
上の文章は実は応募直後に下書きしていたものです。最初は文章を推敲しようかとも思いましたが、当時の自分の率直な気持ちをそのまま書いている事もありそのまま載せる事にしました(笑)
以下は発表当日に下書きしたものです。これも推敲なしで載せます(汗)

専門誌の発売日は毎月20日ですが、前日入荷がありうるのではないかとの読みから落合南長崎の「聖地」へ向かいました。
そちらの趣味の人たちには「聖地」と言える場所なのですが、実際のロケーションはどちらを見ても「普通の住宅地」そのもので初めて来る人は少なからず拍子抜けするのではないかと思います。
その聖地に着いたのが開店の20分前。いかに緊張しているとはいえ、何もそんな時間に来なくてもと思います。
大体入賞しているかどうかも分かった物ではないのですがいくら落ち着こうとしてもなかなか落ち着ける物ではありませんでした。
開店と同時に入店し書籍コーナーで読み通りにTMSが入荷しているのを確認。
ですがそれを手に取って発表を見るのがなかなかできませんでした。ページをそっとめくって表れる名前を順に観て行く動作はいい歳して馬鹿な態度であります(大恥)
とはいえ努力賞に自分の名前を見た時はほっとすると同時に何かひとヤマ越えた感じもしました。
それにしても今回の発表を見ると上位入賞の方々のレベルの高さには愕然とします。
中でも特選の川越鐡道は何と7年越しでフルスクラッチの風景創生をものした力作中の力作。なにしろ私がこの趣味を再開する以前から作り込んでおられていた(当然プランニングはそれよりさらに前)と言うだけでも結構な衝撃でした。
川越鐡道自体はTMS等で以前から読んでいましたが今回の製炭場と埠頭はスケール感と作り込みが過去のどれよりも素晴らしい物と感じました。
その他、SNSで知り合ってそのテクニックとセンスの素晴らしさに舌を巻かされてきた(おかげで私の舌はカメレオン状態…と言うのは冗談ですが)方々が佳作・準佳作だったのを見て余りの壁の厚さにショックを受けたりしました。
とはいえ、今回出品した事は私にとっては実際の受賞以上の収穫をもたらしてくれたと思います。
製作に当たっての他の方々のテクニックや作例を参考にしてきた事、くじけかけた時にそれらの方々の作例に触れて大いに触発・鞭撻された事。製作への具体的なアドバイスを頂きそれをフィードバックする体制が作れた事。
それだけでも十二分に有難かったのですが、今回の受賞に当たってこれまで付き合いのなかった方々との交流のきっかけを頂けた事もまた、有難いと思います。

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