2010年春アニメ第1話の感想文その7

2010-04-15 16:25:17 | 2010年春アニメ関連

 最近のアニメと言えばテレビ東京でおなじみのブランド「アニメノチカラ」を忘れてはいけないと思います。第1弾から虫の息な気がするけど、今回は「アニメノチカラ」第2弾作品「閃光のナイトレイド」の1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Nightrade Nightrade1 「閃光のナイトレイド」…テレビ東京とアニプレックスが共同で立ち上げたオリジナルアニメ制作プロジェクト「アニメノチカラ」第2弾作品で、アニメ制作はA-1Picturesです。第1弾だった前作「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」に続きついに始まったこの作品、今回も放映前からCMを相当流してたうえに特番まで組んでいたので注目度は高かったんですが前作が見事にコケたため自分含めネットでは期待と不安が入り交じっていた作品でした。

 …で、今回の1話、前作に続き今回も背景は実に素晴らしかったです。特番で「1930年代の雰囲気を出すよう努力した」といっていただけのことはありました。キャラクターの作画も今回は若干渋めにしていて萌え系では無い硬派な雰囲気だったためここも好印象で、今までにないオリジナルアニメを作ろうとしている姿勢が感じ取れました。

ただし残念ながら今回もまたシナリオは正直面白いとか続きが気になるという感じではなかったです。しかも主人公達の機関の人物は超能力が使えるという設定を序盤では全く説明してなくて特番を見ているのを前提にしているような話の展開でした。主人公の念動力に時間制限があるような描写がチラッとある程度だったので、この辺りもうちょっと説明が欲しいと思いました。

Nightrade2 20世紀半ばの時代背景やヒロインの雪菜の容姿から、実況ではこの作品は「二十面相の娘」に似ていると言われていて、たしかにチコと雪菜の容姿は似ていました。しかし面白さとなると「二十面相の娘」には遠く及ばなく、なぜここまで差が付いたのかと思ってしまうほどです。

しかし音楽では今作はかなりインパクトがあり、葉加瀬太郎作曲のメインテーマがアクションシーンで流れたときはテンション上がって結構良かったです。この瞬間がこの1話で一番の見所だった気がしました。

Nightrade3 全体的な感想としては、作画に加え今回は音楽も葉加瀬太郎が作曲しているので曲もなかなか良い感じですが、話が地味ながら結構複雑で1回視聴しただけでは内容が良く分かりませんでした。つまらなくはないんだけどあまり盛り上がらずに淡々と話が進むためじっくり腰を据えて視聴するのには適した作品だと思うんですが、この作品は12話で終わってしまうため多分あと3ヶ月もしたらすっかり忘れ去られてしまうと思います。個人的には今回の「アニメノチカラ」もイマイチ印象に残らず残念な出来だったと思いますので第3弾に期待しています。


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