愛好者の道

2009-03-18 11:38:57 | アート・文化

 mixiのニュースで知りましたが、投稿雑誌のファンロードが休刊するそうです。どうやら紙媒体での価格高騰で採算が取れなくなったのが理由だそうで…。これからはPCサイトのほうで運営は続けるようですが休刊と聞いてもの悲しくなってきたのでせっかくだから最後の発行となったファンロードを買ってきました。

Fanload 買ったのは高校生のとき以来ですね。自分が学生の頃は雑誌投稿の最盛期で、ジャンプ放送局を筆頭にゲーム雑誌などでも読者コーナーが充実していた時期だったと思います。

 特に当時のイラスト関連ではジャンプのミスJBSコンテストが一番レベルが高かった気がします。自分も毎回楽しみにしてました。後にも先にもジャンプ放送局を越える投稿コーナーは現れないと思いますね。他にもマルカツスーパーファミコン(後の電撃)の読者投稿コーナーも非常に面白く毎週買ってたりもしてました。当時の貴重な?資料がたまたま残ってたので晒し。

Kaikotyu Kaikotyu1 改めて見ると懐かしいな…と思いました。当時FF4が出た頃だから1990年前後の雑誌の切り抜きです。まだロマンシングサガと聖剣2が発売すらされてませんw 自分も何枚か投稿したけどこのコーナーには一度も載らなかったですね。

 今だとゲーム雑誌で投稿コーナーが充実してるのはアーケード雑誌のアルカディアと電撃プレイステーションくらいじゃないでしょうか。あの当時はゲーメストが無くなるなんて想像もしてませんでした。

 話をファンロードに戻しまして、あの頃は投稿が最盛期だったのでほとんどのコーナーが投稿関連で作られていたファンロードは結構有名でした。自分は中学生の頃から購入してましたが従兄弟の姉ちゃんは創刊した頃から買っていたそうで高崎の血縁恐るべし。んでファンロードのほうですが、基本的な中身は20年前とほとんど変わってないのが素晴らしい。アミバとか新婚さんとかまだ残ってるのが驚愕もんです。お気に入り特集やマイキャラクターズも作品こそ変わってますが雰囲気はそのままで、読者の投稿がキャッチフレーズになったり表紙になってるのも変わらずで昔と同じ感覚で読めました。時代の流れを感じたのはヨイショランキングのほうで、Aランクが「ヘタリア」と「銀魂」だったのがびっくり。昔のAランクは「ドラゴンボール」に「スラムダンク」「幽々白書」「聖闘士聖矢」「らんま2分の1」だったのに…て当時はジャンプ最盛期だったせいか。

 昔ファンロードの常連の中でも一際目立っていたK・春香氏や楠見らんま氏、神崎らいむ氏に早乙女好司氏とかは今何やってるのやら…。常連の一人だった吉崎観音氏は今ではあの作品ですっかり有名になりましたがw

 今ではネットの普及やPixivの台頭により雑誌投稿の意義は薄れてきてるかもしれませんが、やはりこのアナログ感と1つの作品・コーナーの特集に一喜一憂したり、せっかく描いた作品がボツになることも多いですが採用されたときのあのなんとも言えない感じは忘れられないものがあります。時代の流れといえばそれまでですがファンロードには再び復活して欲しいところですね。


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