涼宮ハルヒの消失 視聴終了

2010-02-15 11:52:04 | 2010年冬アニメ関連

Haruhi2 先週の日記に書いた通り、週末に「涼宮ハルヒの消失」を視聴してきました。

当時ローカル局の深夜アニメで異例の大ヒットを記録して次々と記録を打ち立てた「涼宮ハルヒの憂鬱」ですが、2009年に放映された新アニメーションではエンドレスエイト事件や「涼宮ハルヒの溜息」が思ったほどの出来ではなくファン離れが加速したりDVDがワゴン行きになったりして、ハルヒは終わったコンテンツとまで言われていました。

Haruhi3 そんな中、新アニメーションの最終話の直後に緊急告知で流れた「涼宮ハルヒの消失 劇場版決定」との報に当時ファンは大いに盛り上がっていた記憶があります。原作の涼宮ハルヒシリーズ最高傑作とまで呼ばれているらしいこの作品、自分はアニメ版しか視聴していなかったためどれほどのものなのか…新アニメーションが期待はずれだったため果たして期待していいものなのか…と色々と不安も感じつつ劇場に行ってきました。

 今回もあまり具体的に書きすぎるとネタバレになってしまうので、できるだけ感じたことを書こうと思いますが、この作品たしかに涼宮ハルヒシリーズ最高傑作とまで呼ばれるだけのことはあり非常に面白く見応えがあり、2時間40分もの長さを感じさせないほどの圧倒的な密度でした。これはたしかにテレビ版でやっても大反響を呼ぶと思いますが劇場版でも十分話題になるほどの完成度だと思います。

Haruhi4 プロローグこそいつも通りでしたが本編が始まると物語は一変し、タイトルの通り涼宮ハルヒがいない世界、そして存在しないはずのあの方が存在していたりしましたが、やはりこの作品一番の見所の1つは長門有希ではないでしょうか。CMや宣伝でもよく見られましたが長門有希が変わりすぎていて今までとは全く違いました。

今までの長門有希とは明らかに違った表情を見せ、色々なシーンでも細かい動作や表情の変化が実に多く、こういう細かいシーンを印象的に見せてくるのはさすが京都アニメーションと思いました。そしてあの○を持っていたところの前後のシーンや書類のところの仕草…そして後半といい、この作品は某一般の映画評論家が見ても分かるほどに長門有希へのスタッフの愛情が感じられる作品でした。やっぱり長門有希はあと10年余裕で戦えます。

作品の作画についてはもはや文句の付け所が見あたらないほど素晴らしく、背景美術もほぼ実写に近かったしキャラクターの表情の変化も細かかったし、印象的なシーンになるとスローモーションになり動きが変わるのも良かったです。

音楽も非常に良く、谷口と話をしたあとにキョンが行動したとき流れた音楽がすごい盛り上がって良かったと思えば、長門有希のシーンではすごい落ち着いた悲しい曲が流れてたりして緩急もついていて印象的でした。クラスメートの会話が色々なところから聞こえてきたので、やはりこのあたりは映画館の5.1chならではだったと思います。

シナリオについてはもはや言わずもがな、文句のつけどころも無いほどの素晴らしさで、たしかに最高傑作と呼ばれるだけのことはありました。後半になり全ての核心が明かされ、そして新アニメーションで見せていた伏線の回収により物語がつながったのは鳥肌ものでした。

この作品、長門有希もそうですがキョンの行動にも非常に重要な意味が込められていて、この作品はハルヒの物語というよりそれとは全く違ったもう一つの物語だったと思います。気がついたら上映が終わっていて、正直あっという間でした。

文句のない完璧な作品…と言いたいところですが、あの方の無双シーンで結局あの方は変わって無かった?などといったところが少々気になりましたが、きっと原作読んでれば気にならなかったんだと思います。

あとこの作品、原作読んでれば全く問題ありませんが少なくともアニメ版の「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅰ~Ⅵ」と「笹の葉ラプソディ」を劇場版の前に見ておくことを強くオススメします。

Haruhi5 「エンドレスエイト」で落ちに落ちた涼宮ハルヒシリーズでしたが、その落ちた評判を余裕で取り戻して余りあるほどの非常に素晴らしい作品で、そのうちまた長門有希を見に劇場へ視聴しに行ってしまうかもしれません。ラストシーンも印象的でした。

そして最後の最後、エンディングでポップコーンのケースを落とした人には相当な殺意が向けられていたと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
当方、同じくもう一回観にいくと思われます。。。 (N樽)
2010-02-17 18:32:51
当方、同じくもう一回観にいくと思われます。。。
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おおう…Nうりんも長門に魅せられましたか…。 (高崎)
2010-02-18 09:45:05
おおう…Nうりんも長門に魅せられましたか…。
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