2011年秋終了特撮もの「仮面ライダーオーズ」最終話の感想文

2011-09-02 19:39:05 | 2010年秋アニメ関連

いつもアニメの感想を書いていますが今回は少々変化球でいきます。今回は特撮ものの「仮面ライダーオーズ」の最終話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Ooo4Ooo5「仮面ライダーオーズ」…東映制作の平成仮面ライダーシリーズ第12作目です。オーメダルの封印から目覚めたグリード達が登場し始めた第1話、初めてのタトバコンボで歌が流れつつアンクが人間に取り憑いてこれからどうなる?といったところで続いていました。

さすが王道の特撮ものということで、基本は人間の欲望をグリード達が増幅させて怪人ヤミーを生み出させ、それを暴れさせることで欲望が形となったセルメダルを回収しさらに力を付けてグリードの本体となるコアメダルを全て集めることが目的のようでしたが、敵であるグリード同士でもコアメダルの奪い合いが起きていたため絶対的なラスボスのような存在が無かったのが印象的でした。

Ooo6Ooo8Ooo9Ooo7そんなメインの敵役だったグリード達でしたがこれがまた個性派が揃っていて、最後までずる賢かったカザリや欲望のままに動いていたメズールに、そのメズールに最後まで尽くしていたガメル、そしてその小物っぷりが非常に面白くファンが多かったウヴァと印象に残るキャラクターばかりでした。

Ooo10Ooo11Ooo12Ooo13そしてなんといっても忘れてはならないのは主人公ですが、火野映司とグリードのアンクとのコンビは非常に破天荒でしたがなんだかんだでうまくやっている様は良かったです。火野映司が欲望を押さえ込める器になっていた理由も深く、それが明らかになったときの話は心にくるものがありました。アンクも最初のうちは映司を利用しているだけでしたが人間の体を使い人間と接しているうちに次第に心が変化していき、終盤になるにつれてグリードとは違う考え方をしていくのはお約束ながら良かったです。

Ooo14Ooo15Ooo16Ooo17それに加え中盤から登場し始めた仮面ライダーバースも良く、人間サイドの陣営でしたが絶妙な働きをしていて、初代バースだった伊達明は数多くの死亡フラグを全てへし折り見事な復活を果たし、2代目バースとなった後藤慎太郞も最初は頭が固いマニュアル人間でしたが次第に柔軟になっていき見事なコンビになり、終盤の伊達復活によるダブルバースは熱かったです。

Ooo18Ooo19Ooo20Ooo21オーズの変身システムだった3枚のメダルを組み合わせる変身ギミックは色を組み合わせることにより数多く変化していきましたが、基本となるタトバコンボに加え足を動物にして動きを速くしたり腕を触手にしたりと応用も利き玩具の人気も高かったようです。中でも歌がついてくるタトバコンボにタジャドル、シャウタは歌が印象的だったため忘れられません。

Ooo22Ooo23Ooo24Ooo25終盤苦戦を強いられていたオーズ陣営に、無の象徴となるプテラ・トリケラ・ティラノが存在する恐竜の紫メダルが参入してからは物語が一気に展開していき、もう一人のアンクも登場してさらに混迷していきました。ついにグリード達も完全復活しながらも紫のメダルに次々と破壊され、最後の決戦では800年前の初代タトバコンボから始まり、プトティラコンボに続き最後はアンクが最後の力を使いタジャドルコンボ…しかも最後の音声はアンク!熱い展開が続きなんだかんだで見事に最後を締めていたので王道の仮面ライダーらしい素晴らしい作品に仕上がっていました。

総評

Ooo26全体的な感想としては…王道らしい完成度の高い作品でした。世界を救うという特撮ものらしいお約束な作品でありながら、敵味方共に嫌いになりきれないほど魅力的なキャラクターが揃っていて、最後も王道ながら熱い展開で締めていて良かったです。ただやはりコアメダルの秘密は劇場版でしか明かされていないのでしょうか。テレビ版では何も語られていなかったのでそれが残念です。あとグリード達があれだけしぶとかったのに終盤次々と倒されていったのが駆け足だったのでそれが少々気になりました。しかしそんな些細なことが気にならないほど面白い仮面ライダーだったと思います。

タトバ、シャウタにタジャドル、プトティラコンボ等の印象的なセリフと歌の数々、そしてコアメダルとセルメダルを組み合わせた変身ギミックが好評で玩具売り上げが歴代仮面ライダー1位だったようで話も面白かったしこれは全てにおいて成功した作品ではないでしょうか。

タットッバ・タトバタットッバ♪


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