2012年夏アニメ「この中に一人、妹がいる！」第1話の感想文

今回はもう一つのTBS深夜アニメ「この中に一人、妹がいる！」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「この中に一人、妹がいる！」…MF文庫Jから刊行されている、田口一のライトノベル「この中に一人、妹がいる！」のアニメ化作品で、アニメ制作はStudio五組です。ここ最近TBSはMF文庫Jのラノベを良くアニメ化してきますが、今回も引っ張ってきたようです。良い仕事をしているStudio五組が初めてラノベアニメを手がけるためちょっと気になる作品でした。

ラノベアニメの典型として、主人公の男は特に個性が無いパターンが多いですが、この作品においてもそれは外してきませんでした。特徴は大企業の息子というのと額に傷があるくらいで、それ以外はただの人です。それに対し女の子達は超がつくほどの個性派ぞろいなのもお約束でした。しかし男子の学生が一人も現れないあたり徹底しすぎているように見えます。

主人公の帝野将悟は高校を卒業するまでに学生の中から結婚相手を決めなくてはならず、しかしその学生の中に一人だけ実の妹がいる！というのが話の流れのようで、内容はたしかに今までのラノベでは見たことが無い話なのでちょっと期待は持てそうでした。しかしそれ以外はあまりにもお約束すぎます。

主人公に全く魅力が無い代わりに女の子達は案外良かったです。studio五組制作なのと1話というのもあり女の子は軒並み可愛かったので萌えアニメとしては十分合格でした。会ったその日から一緒にシュークリーム食ったり口拭いてもらったり下の名前で呼び合うのは計画的すぎる気もしますが。

1話の時点ですでに風呂シーンまで出す徹底ぶりでしたが、最後に妹と名乗る魔法少女が現れた時点で終わっていたのでちょっと続きは気になるところです。しかし女の子以外見所が全く無いのは非常に不安でした。

作画は萌えアニメとしてはかなり良好です。オープニングでみんな人差し指のあざといポーズはやりすぎな気がしないでもないです。主題歌は「咲-Saki-阿知賀編」に続きオープニングはStylipSでエンディングはキャラソンと悪くは無かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、よくある萌えラノベアニメでつまらなかったですが女の子は可愛かったです。これで女の子が可愛くなかったらただの駄作でした。

1話の個人的評価としては、女の子だけはまだ見所があるので視聴継続のBランクです。