2015年冬アニメ「デス・パレード」第1話の感想文

2015-01-23 23:34:30 | 2015年冬アニメ関連

今回は日テレ深夜アニメの新作「デス・パレード」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「デス・パレード」…文化庁若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ2013」のマッドハウス参加作品「デス・ビリヤード」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。

いきなり謎の部屋に連れ込まれて命を賭けたゲームをしろという展開からして相当強引であり、しかもなぜやるのかさえ説明してくれないため序盤から意味が分かりません。ですが一応バーテンダーのデキムが説明はできないと言っているため作品として辻褄は合っているのは良かったです。

中盤から命を賭けたゲームというのが現実味を帯びてきてお互いが疑心暗鬼になっていくのは緊張感が出てきて面白かったんですが、1話完結の話のためゲームをしていた人物達をあまり理解できないまま終わってしまったのが惜しかったです。ゲームをプレイしていた人をもっと知るために前編後編の話にしても良かったような気がします。

しかし久々に緊張感のあるアニメだったし素材は十分に良いと思いますが突っ込みどころも多く、真智子があらぬ方向へダーツを投げようとして奪い取ろうとしたらあんなところに飛ぶのはどうなの?とか心臓に当たったのにあまり効いてなさそうだったりなんか釈然としない終わり方だったし…と納得いかない部分もありました。ゲーム自体はシンプルですが戦略性はあまり感じられず、ストーリーを楽しむアニメなのかもしれません。

作画は良好です。常に暗い雰囲気がつきまとっていて、それが作品の不気味さを際立たせているようで、こういうのはマッドハウスは上手いと思います。BGMも序盤の曲が良く、主題歌も悪くはありませんでした。

総評

1話の全体的な感想としては、素材は良いと思うんですが所々の展開が雑でもったいなかったです。ただ中盤の緊張感は良かったのでまだまだ期待はできそうでした。2話以降に期待したいです。

1話の個人的評価としては、おかしいところこそありますが設定としては悪くはないので視聴継続のBランクです。